シータ波になると生命体エネルギーが飛び出る | 『 真理は自然の中に在り 』

故“政木和三”先生著書『未来への発想法』より


第三章 奇跡を起こすシータ波発想 その②


シータ波になると生命体エネルギーが飛び出る



私がさまざまな発想をするのは、決まって脳波がシータ波のときである。

脳波がシータ波になると、体の中の『生命体エネルギー』が肉体の前面に発生し、人間の脳にある『潜在意識と能力』が最高に高まる。

その結果、インスピレーションがわき、創造力があふれてくる。

脳波のシータ波が最高に高まり、デルタ波に近づくことで、超常現象が起きる。

では、『潜在意識と能力』についてであるが、このことにふれる前に、ごく身近にある例を一つ紹介しよう。

テープレコーダーによってテープに吹き込まれた声は録音される。

その上に録音すれば、私の声は消えてしまう。

これは、誰もが知っていることであろう。

しかし、声は完全に消失したわけではない、というと、『本当だろうか?』と思われるのではなかろうか。

実際、テープの磁性体には、何万分の1くらいだが、声の痕跡は残っているのだ。

だから、このテープを何万倍かの増幅機にかければ、消えたはずの声が聞こえてくる。

つまり、その音を聞くための増幅機に相当するのが、人間でいえばシータ波状態に保たれた脳波だということになる。

下の画像の『脳波レベル表』をご覧いただきたい。


K N E S T inc.

お分かりのように、私たちが普通に生活している時の脳波の状態は18ヘルツくらいで、ベータ波と呼ばれている。

リラックスして心が平静な状態を保っているときは15ヘルツくらいまで下がる。

さらに、13ヘルツ以下に下がるとアルファ波となり、肉体的感覚を越え、精神的感覚に近づく。

11ヘルツ以下のアルファ波では、誰でもスプーンが曲げられる状態になっている。

さらに脳波が下がり、8ヘルツ以下になるとシータ波になる。

手術のときに麻酔をすると脳波は4~6ヘルツくらいにまで下がる。

シータ波になると生命体的状態になる。

これは、瞑想の極致に達したような精神状態といってもよいだろう。

麻酔の場合は薬物原理により脳波が下がるのであるから、この場合はここでいうシータ波状態とは異なる。

脳波が4ヘルツ以下になると、完全な無意識状態となり、仮死状態に近い脳波になっていくのである。

私の場合は、脳波がシータ波状態になると、さまざまな『超常現象』が身の周りで起きている。

その一つに、先ほどもふれたが、インスピレーションがわいて、発明や開発の発想がふくらみ、創造力が出てきて、頭の中で完成してしまうことがある。

もっとも、私の場合は、さまざまな分野で身につけた基礎知識が、その発想をふくらませる“受け皿”になっているという側面もあるが、それでも、生命体エネルギーの存在を感じずにはいられないのである。



政木先生の廃刊になった著書より抜粋しました。


現代の物理科学では証明できない摩訶不思議な現象に対し、真っ向から常に科学的検地より解明しようとする手法に則って研究実験を繰り返していらっしゃいました政木先生。

その不思議な現象による物的証拠をいくつも残し、沢山の目撃証人が存在しているという事実だけは認めなければなりません。

これは、つまらない世間体や、上面だけの評価しかできない人間性の人々には、到底理解のできない、胡散臭いまやかしとしか判断されない様な事なのでしょう。

実際に目の当たりにすれば理解されるのかもしれませんが、先生はもうご健在ではありませんので、非常に残念でなりません。

わたしは実際に政木先生と共にお仕事をさせて頂いた御恩もあり、政木先生の御意思を、少しでもこの世に広め、残せるお力添えができれば?と思い、この記事を公開させていただいております。


この著書は東洋経済新報社より1996年6月27日に出版された書籍です。


明日もこの続きをご紹介致します。