ユニクロ行くことはあまりないのですが、シーズン初めには必ず偵察することにしています。そんな中でユニクロの2018S/Sのウォッシャブルコットンニットが驚きの連続であったことです。
肌触りや質感がクルチアーニの27Gコットンニットにそっくりではありまんかw。ぱっと見の生地の表情なんてそのものでした。
よく見ると編み方や減らし目もかなりクルチアーニを意識していますね。コストの関係から同じにはできませんが、開発・生産技術向上による開発者の気概を感じることができました。モノを見ればわかりますからね。違うのは首回りと生地が若干薄いことと表面はコットンで裏は化繊なことくらいです。デザイナーが変わったのか標的を変えたのかはわかりませんがw、本当にびっくりしました。
クルチアーニと簡単に比較してみた結果です。
クルチアーニの厚みを1とすると、ユニクロのモノは2/3くらいで、その内の内側にはポリエステル混紡コットン(製品表示ではコットン85%、ポリエステル15%)になるので極限までコットンの使用量を抑えた努力の跡が見えます。特に首回りではあまり目立ちませんがリブ部も薄くしていますので、さらにコットンの使用量削減したようです。
化繊混紡の目的は一番にウォッシャブルでしょう。次にコットンの使用量削減ですが、あまり化繊量を増やすと安っぽくなるのでこれくらいが限界なのでしょう。ご存知のようにコットンニットは水洗いすると色落ちや縮み、そして型崩れのリスクが大きいので家庭では選択が難しいのです。
なにはともあれ、今回は一本取られましたw。