こう毎日猛暑日が続くと、ブログ投稿も滝や渓谷関連のものにせざるを得なくなります。
そこで単独の滝や渓谷ではなく、滝がいくつも連続して続き、長い時間マイナスイオンと涼風を浴びられる景勝地を紹介します。
以前もちらっと触れましたが、この滝群は昭和後期、朝日新聞が読者投票により選出した「新日本百選」の第一位に輝いた景勝地で、その中の滝で切手に採用されたものもある位(二枚目画像の滝)。
奈良と三重の県境を流れる赤目川の中流域に形成された4キロ余りの赤目渓谷に懸かる滝群の総称で、「四十八」というのは滝の数ではなく「数が多い」という意味。
赤目滝バス停から滝方向への道沿いには赤目温泉、滝群の入口には「日本サンショウウオセンター」があります。
天然記念物である日本サンショウウオは、特にきれいな水の中でないと 生息できないことは広く知られています。
崖に架かる橋から真下に滝を見下ろしたり、滝の横を流れに沿って行きますが、終点から今井林道に出て、小笹峠を経て県境付近の落合バス停に出ることもできます。赤目滝バス停から3時間半ほど。
尚、大阪上本町駅から近鉄快速急行
こちらも滝巡りとしては四国随一。同じく「九十九」というのは滝の数が多いことを表したもの。
赤目も役行者ゆかりの滝ですが、こちらは更に宗教色が濃く、今でも毎年11月の大祭の日には滝壺に神輿を入れる行事があるほか、特に祭りの日ではなくても白装束を纏った信者が滝壺で行する 姿が見かけられます。
最初に現われる滝が落差58mを誇る轟最大の「轟の滝」。両側の切り立った岩門の奥から落ちていますが、遊歩道で滝の最上部に行くこともできます。
地元観光協会発行のミニリーフレットにはこの轟滝が「四国一の大滝」と記されていますが、高知、愛媛、香川県のそれぞれに落差100m以上の滝が存在します。それらは来月にでも紹介しましょう。
比良山系武奈ケ岳(1214m)の北東の八池谷に架かる滝群。八つの滝と釜を中心に大小20以上の滝群が現われますが、コースの探訪は登山になるため、一般観光客では辿ることは困難。
この滝群の魅力は、装備なしで豪快な沢のぼりができるところにあります。コースのすぐ脇を激流が飛沫を上げて流れ、頭上から小雨の如く降り注ぐ「プチ・シャワークライム」も体験でき、猛暑の夏場には最適。
コースは初級コースと上級コースがあり、貼付写真の滝の横にある梯子は上級コースのもの。
家族連れ等の小 学生が初級コースを軽装で登ることもありますが、私は念のため、底がフェルトになっているウェディング・シューズを履き、絶対滑らないよう、万全を帰しました。
公共交通機関でのアプローチは、JR
私は滝群から北比良峠に上がり、そこから登山リフトでイン谷口に下りましたが、現在、リフトは廃止されているので、峠からは徒歩で下りるしかありません。
黒谷口から北比良峠までは2時間少々。峠からイン谷口までは最短コースで1時間少々。
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