前回は超長文にも関わらず沢山のコメントありがとうございました!
今回も、お恥ずかしい過去の暴露記事です。。。
20歳から学童の仕事を始めた私は25歳になっていました。
私の保育方針が周りから理解されずトラブルに巻き込まれ、
子ども達と引き離されるように辞めることになったので、子ども達に「さよなら」も言えず、
後悔を残したままの退職でした。
でも今思えば、偶然ではなく、必然だったのかもしれません。。。
当初、出産で辞めた先生の代わりとして、次の先生が見つかるまでの一年間のアルバイトのはずが、
心ごと、体ごとぶつかってくる子ども達と日々接していると、
どんどん母性のような感情が出てきて、
辞めるに辞められなくなっていました。。。
このまま一生、子ども達に関われる仕事ができればいいかなと、思った事もあるほど
本来の目的も忘れ、子ども達を心の底から愛してしまっていました。
あのまま何事もなく、保育の仕事をしていたら、
今の私は存在していなかったと思うのです。。。
人生って不思議ですね。。。
前置きが長くなってしまってごめんなさい。。。
保育の仕事を辞めてからは、
お絵描き教室と、週末の似顔絵描き以外は、その時の自分の持ってる力を振り絞って
毎日徹夜で創作活動をしていました。
そんな時、人生で初めて人に騙される経験もしました。
学童保育に通っていた子どもの父母だったので、「画家になれるように応援してあげる」の
言葉に疑いもなく信用してしまったのです。
今思えば、焦ってた私も悪かったと思います。
そんな時、しっかりした弁護士を付けてくれ、助けてくれたのは
絵を反対されて長年連絡をとっていなかった両親でした。
てっきり、実家に連れ戻されると思っていましたが。。。
父の言葉は。。。
「騙されるのはそれだけの価値がお前にあるからや、やれるところまでやってみなさい」
でした。。。
その時は、地域のイラストサークルのグループ展などに参加したりしながら
原画一枚と作品ファイル片手に、
大阪を中心に関西中のコマーシャルギャラリー〔企画画廊〕をを駆けずり回っていました。
そんな時、知り合いから
「妹が結婚するから、披露宴の司会をしてくれないか」と頼まれ、
経験がなくお断りしようと思ったら、
プロの司会者に1ヶ月かけて特訓をお願いしてるから、というのです。
自分に自信がなく口下手で人前で喋ったことなどなく不安でしたが、こんな経験二度とないかも。。。
と司会のレッスンを受けることになったのです。
(今だに、素人な私になぜ司会の大役を頼んで来たのか不思議です。)
特訓を受けたものの、当時の私の司会など、とんでもない内容だったと思います。
でも、この司会の経験が、作品発表のヒントを与えてくれました。
当時の結婚式は会場入りしてまず待合室に通され、
結婚式と披露宴の間も待合室に通され、
結構待ちの時間が長いのです。
そこで私は、この待合室を自分の個展会場にできないかしら?
と考えたのです。
ありがたいことに、どのご家族も喜んで了承してくださいました。
椅子をイーゼル代わりに5枚から10枚をプラスチックの写真用の額に入れて飾ったり、
時には披露宴会場そのものに飾らせていただけたり、
ウェルカムボードを作らせていただけたこともありました。
(このウェルカムボード作りの経験が、キャンバスにレースなどを付ける立体コラージュのヒントにもなりました。)
皆さん絵を観に来ているのではないので、観てもらうための工夫も必要でした。。。
でも『飾る』ことで、自分の作品を客観的に見ることができました。
そうやって、ギャラリーに認めてもらえない私は、
自ら展示する場所を求めて、司会も数多く経験しました。
(ご祝儀がとてもありがたかったです。)
そんな、やっとの思いで手に入れたギャラリーでの個展は本当に今も覚えています。
1996年☆初めての個展の案内状☆
幼稚園の発表会のような個展でした。
恥ずかしながら皆さんにも見ていただきたく、当時の写真探してみました。。。
落ち葉の立体コラージュあり、ガラスのオブジェランプありとテーマも素材もバラバラの初個展でしたが、
ありがたいことに、大成功で幕を閉じ、すぐにアンコール展が決まりました。
アンコール展も大成功で、ずっと憧れてたギャラリーから声がかかり、
個展も決まり、少しずつお客様も増え。。。
(この辺のことは以前詳しく書いているので、割愛させてください。)
初めての大舞台!
ホテル日航大阪での個展もたくさんのお客様に恵まれ、大成功でした。
いろいろなギャラリーからも、お声をかけていただけて。。。
夏に引き続き、日航ホテルからのオファー☆
この時は、絵描きとして、とても幸せだったと思いますが、
忙しさのあまり、記憶が定かではありません。。。
でも、こうして、数々のご縁に恵まれ
今もこうして描き続けていられます。
本当にありがたいことです。
二回に渡って赤裸々な記事を書いてしまい、昔のどうしよもない作品もアップしてしまいました。。。
5年間の活動休止は、今思えば必然だったのかもしれません。
応援してくださった皆さんに、ご恩返しをするためにも、
これからは、筆を停めることなく、自分自身をきちんと見つめてを描いて参ります。
大袈裟ではなく、この命が消える瞬間まで、描けていることが今の私の目標です。。。
★今回この記事でご紹介記載した作品達は、当時、ギャラリーなどへのプレゼンテーションに実際に使った作品達です。
初個展に導いてくれた大切な可愛い我が子です。
今はそのほとんどが手元にありませんが、前回との作品の移り変わりをご覧いただくために、ポストカードを撮影し、アップしました。
画像がお見苦しいのはそのためです。
ごめんなさいね☆
昔話に最後までお付き合いいただきありがとうございました★
これからも、どうぞよろしくお願いします☆