息子との約束 | 来栖史江の徒然なるままに  ~フリーアナウンサー・絵本講師・話し方講師・朗読とピアノ アサクル~

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元静岡放送アナウンサー来栖史江のオフィシャルブログ。朗読とピアノのコンビ アサクル、絵本や読み聞かせの楽しさを伝える絵本講師、話し方講師、イベント司会や朗読についての活動を紹介します。

中三の長男がどうもややこしい・・というのは度々ブログでも書いていますが・・


思春期の男子という典型のような無愛想さで毎日を過ごし、機嫌の悪い時にはとことん悪い。

でも、ま、学校ではちゃんとやっているようで、いくつもの顔を使い分けてやっているんだろう、家庭で一番息抜きしてるんだろう・・と思って私も接しています。

(めちゃくちゃハラの立つ時もありますけどね!)


それにしてもこのくらいの年齢になると、部活や塾で毎日けっこう忙しく、たまの休みは友達と出かけて一日帰ってこなかったりもする。

本当にゆっくり話す時間なんてないものです。

そんなもん・・かもしれないけれど、たま~には二人でちょっと話もしたい。


こんな気持ちがピークになると、私の場合、息子を家のお隣にあるファミリーレストラン「サイゼリヤ」に誘います。

サイゼリヤ・・ってとこが何だか・・でしょ。

でも塾が終わった後の遅い時間でもやっていて、家から近くて、簡単に気分転換が出来て、なおかつ食欲に負けて息子もついてくる・・のがここなのです。


家で話してもいいけれど、家だと気が散るものも多いしねぇ。

この、家から出るっていうのも大きなポイントだと思うのです。


そんなんで昨晩、夜に二人でちょっとお出かけ。

息子も私と二人でこうして出かける時には非常に素直。

美味しいものを食べながらすこ~しだけ普段は聞けないような事をさらっと聞いたり(夫とのあれこれとか!)するのも、私にとっては本当に大事な時間です。


そこで何気なく、こんな事を聞いてみたのです。


「ママがどんな事をこれから出来るようになったら、「おお、頑張ってるじゃん!すごい!」って思う?」って。


息子は日頃、私が頑張っている事に関しては密かに認め、応援してくれているようです。

言葉には出さないけれど。

でも受験生の彼に「勉強しなさい、もっと頑張れ」とだけ言っていても、うちの場合、全く響いていない様子。

それだったら、何か一つ私も頑張ってやってみて、それを見て何か感じてくれたら嬉しいなぁと。


しばらく考えたのちの息子の返事。


「う~ん、バク転とか?」


「無理!それは絶対無理!!骨折って入院とかしちゃったら困るでしょ。他のにして」

私、即答。昔から運動神経に全く自信はありません。

出来ない約束はしない!


「・・・じゃあさ、ママって今、ウクレレはどれくらい弾けるの?」

「え~、あれからずっとレッスン休んじゃってるし、コードがいくつかと・・とにかく退化しきってるのは確か」

「じゃ、何か一曲弾けるようになる!」


ほほ~、そう来ましたか!

私が途中でウクレレを投げ出し、そのままにしているのをちゃんと見ていたのですね。


「わかった、じゃその曲ってどんなのがいい?」

「・・・じゃあ・・Jポップ」

「『世界に一つだけの花』、みたいなの?」

「そう」


というワケで決定です。

一応期間を決めないと始まらないので。

私が自分で決めた息子への発表日は・・・今から3か月後、9月10日の私の誕生日。


「一年くらいかかるんじゃないの?」という息子に、「そんな先じゃアンタの受験が終わっちゃうでしょ。こういうのは集中して取り組まないと!やる。誕生日までに」となったのでした。


・・・5か月にしておけば良かったかなぁ・・


でも中身についてはちょっと簡単にでも良しとしてもらったし、私自身もず~っと気にしていたウクレレにもう一度取り組むいい機会と思っています。

母さん、ちょっぴり頑張るからね!

ちゃんと弾けたら「さすが!やる時はやるねぇ」と言ってくれるかなぁ。

とにかく毎日少しずつ。


息子にこんなふうに変わってほしいと思うより、自分が出来る事を見せて何かを伝える方が今は大事なのかも。

そう感じての昨日の会話。


これでもしも挑戦が中途半端で終わってしまったら、ホントに息子に示しがつきません。

やらにゃあ、何としても!と、今日のブログにも書いちゃいました。

これでもう逃げられません~


本業の仕事以外となると、比較的意志が弱くいい加減だったりする私。

それをよ~く知っているだけに、今回の約束は本当に大事です。

正直に3か月後、ご報告しますので。

どんな結果になるのかは神のみぞ知る!