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とコンセプトに
これまでメイク講師朝美さんと行ってきた、
「キレイになれる自信を持ちたい女性のためのメイクアップセミナー」は、
受講料3万円、朝から晩までみっちり8時間というものでしたが、
230名の方が受講し、キレイになっていきました。
全国各地で開催。
その人気メイクセミナーが電子書籍とDVDになりました。
セミナー参加者で最近、無事に彼氏ができた茅場恵美子さんのお話を連載しております。
本日で8日目です。
これまでをざっくりご紹介。
学生時代の彼氏と別れて7年間彼氏ができなかった銀行員の恵美子さん。
焦って結婚相談所に入るも、珍獣のような変な男ばかり。
菊乃セミナー受講後、
女子会を辞めて、一人暮らしをスタート。
営業成績でもベストテン入り。
ようやく、結婚相談所を退会したのでした。
服装を変え仕事の仕方も変え、昇格も果たした恵美子。
上司が取引先が身内で開催する婚活パーティーを教えてくれた。
そこに参加することにした恵美子でした。
第1話:同級生の元カレと別れて
http://ameblo.jp/koakuma-mt/entry-11799247464.html
(間省略)
第7話:自分が変わると周りが変わる
http://ameblo.jp/koakuma-mt/entry-11803675179.html
第8話:紹介したい女性になる
http://ameblo.jp/koakuma-mt/entry-11804500903.html
婚活パーティーは●社が持っている郊外のレストランが会場だった。
合コンの大規模な程度かと思えば、
40名ほどが参加する大規模なもの。
女性のまえに順番に男性が回って3分ずつ話していく形式だった。
最後は気になる男性の番号を書いて、カップリング成立させるのだ。
取引がある関連会社同士なので、会話はしやすい。
フリータイムで話が盛り上がった建設会社で働く年下25歳の鳥栖という男性がいた。
しかし、
恵美子は一番顔が好みの男性の番号を書いて投票し、
カップリング不成立だった。
パーティーが終わり、バスに乗って駅に向かう。
バスを降りると、鳥栖が他の参加女性と話していた。
「あ、あのコ、カップリング成立したんだ」
恵美子はがっかりした。
彼が振り向く。
恵美子と目が会った。
恵美子は鳥栖に話しかけてみた。
「今日は楽しかったですね。カップリング成立しなかったけど」
「そうですね。僕もですよ」
あ、彼はカップルになったわけじゃないんだ。
「話してて楽しかったけどもう一人の人の番号書いちゃった。
よかったら今度、私とご飯いきませんか」
「え、連絡先教えてくれるんですか。嬉しいなぁ」
鳥栖がスマホを出した。
年下だから無理だろうと別の男性の名前を書いたのだ。
このまま二度と会わなかったかもしれないのに、
なぜか自然と目が会ってしまって、
なぜか自分から食事に誘ってしまえた。
鳥栖から毎日LINEで連絡がきた。
翌週末に会うことになった。
25歳とは思えないほど、鳥栖はしっかりしていた。
それにステキ度の高い男子だ。
楽しくて食事も進む。
あっという間に2時間がたち店を出た。
「恵美子さんふらふらしてますよ」
「そう~、飲みすぎちゃった」
「つかまってください」
鳥栖と手をつないだ。
茅場恵美子29歳・
彼氏いない歴7年、
25歳男性と手をつなぐ。
うわぁ~、ドキドキする!
彼は慣れてる?
でもなんか手は緊張してるぞ。
鳥栖からメールが届く。
――
今日は楽しかった。また会いたいです
――
――
私もまた会いたいな
――
翌週、鳥栖と恵美子は二回目のデートだった。
「恵美子さん、僕と付き合ってください」
「はい」
自然な流れで出会って、
告白されて付き合うことになった。
自己投資50万、
女子会禁止、
出会った珍獣数知れず、
メイクを変え、
服装を変え、
キャリアアップして、
一人暮らしも始めた。
自然に出会えるようになるまで努力して恵美子は縁を掴んだのでした。
(終わり)
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