こんにちは。
桜前線、今週は北陸あたりがキレイに咲きそうですね。
東京は、もう葉桜になりかけています。
うちの庭の枝垂れ桜は土日で満開になりました。
二階の窓が桜色になるのは、一年のうちの、たった一週間。
この一週間が、新年度も頑張ろう!って思わせてくれるんですよね。
4月入学って、日本人にはピッタリなんだなって思います。
あ、大学の9月入学に反対してるわけではありません(笑)
友達のベトナム留学生も大歓迎していましたし。
さて、今日はセカンドライフのMoneyについてお話しましょう。
皆さん、老後資金って聞いたことありますよね。
そう。人生の三大支出のひとつに挙げられています。
ところが、これについて真剣に考えている方は少ない。
何故って!?
「今は、そんな余裕がない」
「まだ先のこと。そのうち考える」
「退職した親だって年金でなんとかやってみたいだし、なんとかなるでしょう」
「今も少ないお金で生きてる。老後だって大丈夫」
こんな声をよく聞きます。
確かに、今から老後に備える・・って難しいと思います。
でも、その現実を知っておくことは大事。
そうすれば、少しでも、意識をすることができるからです。
たとえば、年金については、こんな数字を見てみましょう。
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厚生年金保険
○ 受給者数は、平成22年度末現在で2,943万人となっており、前年度末に比べ129万人(4.6%)増加している。
また、老齢年金の平均年金月額は15万3千円となっている。
国民年金
○ 受給者数は、平成22年度末現在で2,834万人となっており、前年度末に比べ56万人(2.0%)増加している。
また、老齢年金の平均年金月額は、5万5千円となっている。
*厚生労働省 平成22年「厚生年金保険・国民年金事業の概況」より
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国民年金のうち、厚生年金受給権がなく基礎年金だけの場合、5万5千円が約5万円に下がるそうです。
労働収入がなくなることを考えると、65歳以降の収入は、年金だけになります。
上記の数字はあくまでも平均値なので、ご自身の年金額を是非、
「年金定期便」で確認してみてくださいね。
お誕生月に送付されてくる筈です。
それでは、一方の支出について考えて見ましょう。
老後にかかるお金って、どの位なのでしょうか?
基本は食・住ですね。
住環境については、それぞれです。
持ち家があるか、ないか、でも大きく違いますね。
持ち家がない場合は、ずっと家の賃貸料がかかることになります。
たとえば、家賃が5万円だとすれば国民年金がそのまま家賃の支払いとなってしまいます。
食についてはどうでしょうか?
たとえば、1食500円かかるとしたら、ひとりで
1日 1,500円
1ヶ月 45,000円
という金額になります。
二人世帯なら、衣食の合計だけで、簡単に1ヶ月15万円は必要になりますね。
その他の費用も含めると・・・
総務省の平成22年家計調査では、二人以上世帯の消費支出平均は1ヶ月約27万円となっています。
なんとなくわかりましたか!?
年金受給額と支出額の差は大きい!?ということです。
今後、年金受給額が増加することは、なかなか考え難い状況です。
つまり、自助努力が必要ということです。
どの程度の金額を準備したいか、考え方はそれぞれですが、
現在の年齢によって、準備期間も違います。
目標値を設定して、資金計画を練っておきましょう。
個人年金という仕組みもあります。
老後資金を見据えた資産形成について、真剣に考えるようにしたいですね。
それではまた来月、お会いしましょう