ちょっと感動。中殿、復位へ。 『張禧嬪』⑤
(たぶん)中盤のクライマックスであろう、 第48話以来、 廃妃前の中殿って、 10代で入宮した頃は 初々しかったのが、 どんどん人相が悪く なっていきました。 側室オクチョン (キム・ヘス)が 起こす様々な トラブルに、 年下ながらも トップリーダーとして 冷静に対処しなければ ならず、そのせいで なんだかいつも 険しい顔つきに。 そのあたりのドラマは 明るさがなく、 善人が誰もいない という感じでした。 廃妃されて病に伏せるうちに、 メイキャップのせいか、 あるいはソニョンが 役作りのために 痩せたのか、 頬が痩けていく・・・ と観ていて感じたのですが、 そのあたりからこの人の 美貌が冴えわたっていきます。 しなくなっていきますが、兄ミン・ジヌ(キム・ミョンス)の娘ナリちゃん(イ・セロム)が居着いてからの中殿はいいですね~。 |
そして、ドラマは中殿の復位へ。
周囲の人々の善意に溢れ、涙腺が緩む回となりました。
もっとも、中殿説得を強要された
チェ
だったら、そんなシーンなんかなくてもいいのに・・・
どうも、ときどきこのドラマ、ポーンと話が飛んでしまう箇所が多いです。
さて、前回記述が第42話でしたから、ずいぶん話が進んでいます。
あのあたりまでは、ホントもったりしたドラマでした。
それでも次回が気になったのが、いよいよの
つまり、チェ・トンイのモデルとなった女性ですね。
キャストは、キツネ女( 『
あんまり好きな女優さんじゃないなぁ・・・
本作では、彼女の父親は
本人は
オクチョンの子(王子)の服に縫い針が混入した事件で責めを受けるも、中殿が「自分のせいだ」とかばって助かります。
このあたりから、ジワジワと廃妃の気配が・・・
中殿の濡れ衣を晴らそうとした
これで本作から姿を消します。
チョ・ヨジョン、終始いいとこなしの役柄でした。
もっと美人キャラなのに
さて、ドラマでは
そこまで、中殿を悪く解釈するかな~。
そこまで、オクチョンの言葉だけを盲目的に信じるかな~。
少々無理ある脚本が進み、『
廃妃への手続きがけっこう粛々と進んでしまうので、ドラマチックじゃないけど、違和感なく見続けてしまいました。
なるほど~、『張禧嬪』ではこうして廃妃に至るんか。
パク・ハソン版中殿にしてもパク・ソニョン版中殿にしても、この廃妃のシーンは見せ場です。
やっとドラマに見応えが出てきます。
オクチョンの王妃任命状と引き替えに、パワハラ清国が鳥銃3000丁を求めてきます。
朝鮮にはそんな財力はありません。
オクチョンは「そんなの渡したらいい。鳥銃3000丁と私とどちらが大切か」と、財政を顧みずに大臣たちに無理強いします。
刻々近づく清国の使者団一行。
いったい朝鮮は、この難局を乗り切れるのか
ドラマはがぜんスリリングな経済ドラマの様相を呈してきます。
この財政危機を、どう乗り切る
ところが結局「3000丁を用意しよう」で終わっちゃうんですね。
なんじゃこのドラマ・・・
国家予算、あるじゃん・・・
同時進行で、
『トンイ』のシム・ウンテク(キム・ドンユン)みたいな、流浪の
で、このチェ씨と粛宗との出会いですが、第3話の粛宗とオクチョンとの出会いは意外性があってドラマチックでしたが、チェ씨の方はあまりにもご都合的。
そんなに簡単に宮廷内でばったり会うかな~。
下女のチェ씨が王の通り道にたまたまいるなんて、そんなアザトイ演出はないでしょう。
しかも夜、チェ씨が自室で中殿の復位を祈願するのですが、そこは数多い宮女の宿舎のひとつ。
部屋の外まで聞こえるような声で祈願してたら、オクチョンの手下の
で、たまたま
やがてチェ씨は懐妊し、
ま、ドラマですから、ご都合主義もまぁアリでしょう。
キム・チュンテクやミン・ジヌ、
だって
そしてドラマは、いよいよ感動の復妃へと進んでいくのです。
さーて、オクチョンもこのまま黙っていないと思いますし、これからいったいどうなるんでしょうかねぇ。
☆おまけ
やっぱり美人は現代劇でも時代劇でも美人