イ・ボムスがいい味出してる ドラマ『オン・エアー』② | コワれるまで ALLORA

イ・ボムスがいい味出してる ドラマ『オン・エアー』②

韓国のドラマ制作の内幕を描いた、 『On Air』 (온에어(オネオ) 2008年)を観終えました。

これは面白かったビックリマーク

現実にはなかなか、こんな波瀾万丈なドラマ制作は無いと思いますけど、きっと制作現場ではそれなりに「どひゃーっ」っていうトラブルがあるんでしょう。
作家(チャッカ)の台本がしょーもないモノだったとか、俳優(ペウ)が突然降りちゃったりとか、俳優側の所属事務所から圧力がかかったりとか、スポンサーが無理を言ってきたりとか・・・

そんな、二難が去らぬうちに三難目の災難まで降りかかる、というのがこのドラマ。

韓流ならではの お約束のサディスティックな展開で、「これでまともにオンエアできるのか」・・・いやいや「クランク・インできるのか」と観ていて苛立ってきます。

特に“大根役者”と揶揄されるオ・スンア(キム・ハヌル)が、果たして知恵遅れの少女ウニョンの役ができるのか、というのがひとつの見所ですが、キム・ハヌルが好演しています。
妙にウニョンという登場人物がカワイイです。
オン・エアー
視聴者は『On Air』を観つつ、登場人物たちといっしょに劇中劇「ticket to the moon(ティケット ドムン)」の制作に付き合っていくことになります。

で、けっこう情が移ったりして。
この、ウニョンという少女の出てくる劇中劇そのものも、通しで観てみたいなぁと思ってしまいます。
オン・エアー



     ON AIR     ON AIR     ON AIR


このドラマ、実在の俳優が本人役で出演したりするから、普通のドラマと違ってすごく登場人物が多いです。
そのなかでも主演の一人、イ・ボムス(Lee Bum Soo)がいいですねぇ。

この人、ずっとコメディアンという印象を持っていたのですけど、『Time slip Dr.JIN(タイムスリップ・ドクタージン)』(韓国版 JIN -仁- 2012年)でちょっと見直しまして、それでこのドラマ。

時系列に沿ってはいませんけど、すごく味のある俳優さんです。

他にも、知ってる俳優さんがいっぱい。

逆に言うと、このドラマ出演をプロフイールに持つ(つまりこのドラマに関わった)俳優さんがたくさんいるということでしょう。


『On Air』、観てよかった~。