ジャニーズ事務所タレントの映画出演は、事前に気付きにくい。
厳しい肖像権管理で、プロモーション等に顔が出ないからだ。
グータラな当方はネット情報のみなので、生活に占めるジャニーズ度が極少。
もはや、未確認生命体。
なので、不意に登場すると、ソワソワする。
驚きが核の映画である。
だが、あ!ジャニーズが出てるのか!というのが1番の驚きであった。
たぶん、監督の思惑と違っちゃってる。
ネタバレ厳禁映画である。
こういう場合、ネタ開帳後の幕切れが重要だ。
が、何度もラストシーンもどきがあるので、いつ終わるのかとモジモジ。
監督の思惑とかなり違(以下略
野村萬斎が野村萬斎に見えない!この感じもいい。キャラクター設定も面白い。
雨上がりの宮迫博之はもっと元気なはず。
問題のジャニーズ、安田章大はもっとヤレたはず。
登場する女子たちが皆、小柄で華奢なので、金子修介監督の好みかと思われる。
いつになく高畑淳子の圧が少なめ。落ち着く。
古沢良太脚本なので、ゴリゴリのサスペンスというよりは、何かと優しい。
そこにハマれるかどうかだろうか。
金子修介監督だからと観に行ったのだけれど、モヤモヤ感。
どうしても期待値が上がるのは、『ガメラ』と『デスノート』の遺産だ。
売れない超能力お笑いコンビが行方不明者を探すのだ。
人の為に駆けずり回り、汗を流す。
設定に伸びしろがあるので、映画1本よりも、連続ドラマで観たかった気も。
シリーズ物にも出来た気がする。
とはいえ、木村文乃がスクリーンいっぱいに微笑んでくれるのだ。
頑張って・頑張ってるね・頑張ったねと、三段活用で励ましてくれるのだ。
ああ、なんというご褒美か!
それだけで、甲斐はあったなという気がする。
木村文乃は正義ですか?
はい、間違ありません。
スクリーン
2015年・日本
監督: 金子修介
脚本: 古沢良太
出演: 野村萬斎、宮迫博之、安田章大、杉咲花、木村文乃、ちすん、梶原善、福本愛菜、岩田さゆり、嶋田久作、風間杜夫、高畑淳子
[関連作品]
金子修介(助監督時代)⇒家族ゲーム
木村文乃⇒シーズンズ 2万年の地球旅行/イニシエーション・ラブ/くちびるに歌を/ポテチ
※鑑賞の感想です。情報に誤りがございましたら御一報頂けましたら幸いです。