『グランド・イリュージョン』 NOW YOU SEE ME 2013年・アメリカ
これぞエンターテイメント。
楽しくてたまらん。
あらゆる所に驚きの仕掛け。
カーチェイスもご用意しており、首尾は上々。
構想→準備→製作→練習→披露するのがマジック。
この映画はまさにマジック。
だから無心で、耳目を委ねて楽しめばいい。
ストーリーのお楽しみはシンプルなので、早々に気づく方も多いだろう。
タネ明かしに気を取られがちだけれど、そこに留まったらもったいない。
騙されたモノ勝ち。
もしも色々と気づいても、子供のように喜ぶ気持ち。
それがマジックには必要。
お客様のご協力あっての奇術です。
何がマジックかといって、ジェシー・アイゼンバーグが超絶イケメンになっている！どうしたんだ！
早口がなければ、気づかなかった。怖い。
あまりのオタク臭に隠れて応援していたけれど、今後は堂々と推しメンと言える。
ウディ・ハレルソンは相変わらずの胡散臭さで、当て書き疑惑。
モーガン・フリーマンが久々に意味ある起用。
マイケル・ケインと合わせて、チェス盤の両キングのよう。
マーク・ラファロの魅力の不思議さ。いつも名前を思い出せない。
なのに、いつもいい。とってもいい。
と、大変な豪華キャスト。
加えて、『聖闘士星矢』狂、ルイ・レテリエ監督のセンスが炸裂。
途中、ペースダウンもあるけれども、致命傷になっていない。
さらに、音楽がクールじゃないか！
工夫の無いエンドロールも、音楽に聞き入って浮かれるくらいだ。
今作の舞台ラスベガスのMGMホテルで、今作監修のマジック王デヴィッド・カッパーフィールドのショーを観た。と、ラスベガス行った自慢を入れ込むイヤらしさ。恐縮です。
何もない空中に突如、スポーツカーが現れたり。
舞台上のカッパーフィールドが消えて５秒ほど後に、客席の当方のすぐ背後から現れたり。
この人、双子か！？と興奮した夜もよみがえる。
マジックって本当に夢心地。
魔法が詰まった、キラッキラなショー・ムービー。
ラスベガスは遠い、そこで、この１本。
近所やご家庭で一流エンターテイメント。
こんな映画、ありがたすぎて鳩も鳴きますクックルー。
スクリーン[関連作品]
ジェシー・アイゼンバーグ 『ゾンビランド』『ソーシャル・ネットワーク』
ウディ・ハレルソン 『ゾンビランド』『ステイ・フレンズ』
マーク・ラファロ 『アベンジャーズ』
モーガン・フリーマン 『エンド・オブ・ホワイトハウス』『オブリビオン』
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