北朝鮮が非核化されると困る安倍晋三 2/2 | きなこのブログ

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日本を明るい未来へ…

 
33. 習近平が、「もう、これ以上、金正恩の勝手な行動は許さない。世界の動きにあまりにも反している 」という堅い決断をしている。習近平が、北朝鮮の体制変更を決意していることは、すでによく知られている。出来れば、平和的にこれを行いたいが、もう無理だ。この米中会談の直前の6日にも、いやがらせで、日本海に向けて北朝鮮は、中距離(千キロ)のミサイルの実験を行った。 
 
だから、習はトランプと話していて、アメリカ単独での北朝鮮への軍事的解決をそのまま黙って見ているわけには行かない。トランプは、「中国軍が、北朝鮮に進軍して、今の体制を変更することを、アメリカとしては望む。よろしくやってくれ」と言ったはずだ。習近平は、多くのことを話せない。それでも北朝鮮は、中国の影響下にある国で有り、アメリカも、北朝鮮は、中国の庇護国(ひごこく)である、と、認めている。
 
34.これは、朝鮮戦争(1950年6月25日勃発)の休戦後の、38度線での現状の維持を認める立場からも、はっきりしている。だから、トランプは、「北朝鮮のことは中国がうまく監視してくれ。アメリカとしては、北朝鮮から核兵器を取り除くことだけが目的だ。それ以上のことは全くしない」と宣言した。 だから、来年の4月に、中国人民解放軍が、北朝鮮に入る(進撃するすることが、この「トランプ・習のフロリダ・マールアラーゴ会談」(2017年4月7日)にほぼ決まった、ということだ。
 
35.その前に、北朝鮮の体制が、自分で内部から崩壊して、世界(米中)の言うことを聞く、世界の動きに反対しない、穏やかなキム・ハンソル体制に変わることを、私たちは望むが、おそらく、そうはならず、これからの1年間は、極東(ファー・イースト far east 東北アジア)は、緊張した日々が続くだろう。
 
36. 実は、この「マール・ア・ラーゴ米中会談」を、すべてお膳立てして、根回しして、実現させたのは、誰あろう、やっぱりヘンリー・キッシンジャーである。
彼は、94歳のきつい老体を押して動いている。
私、副島隆彦が、「キッシンジャーが、フロリダのフォート・マイヤーズ空軍基地に入った」という情報をアメリカから貰ったのは、4月5日だった。
このフォートマイヤーズ基地は、マールアラーゴのある、パームビーチから南に50キロぐらい(車で1時間)のところだ。パームビーチ・イーストの超豪華な別荘地地区(中には、中にゴルフ場を1つどころか、2つ持っている大邸宅があるそうだ) に、 入ってゆくのにどうしても通るパームビーチ・ウエストの一般大衆用の市街と大橋を通らなくても、マール・ア・ラーゴに入れるようになっている。
 
だからキッシンジャーは、密かに、習近平とも、トランプとも、このマール・ア・ラーゴの大邸宅の中で会談の事前に会っている。この事実がものすごく重要なのだ。
 
37. だからトランプと習近平の 会談を、その中身まですべて brokering ブローカリング して振り付けしているのは、私、副島隆彦が、ずっと私の本の中でも書いて来たとおり、ヘンリー・キッシンジャー博士である。世界でこの情報を最初に発信したのは、FOXのオーストラリア・ラジオだった。FOXは、ご存じの通り、トランプの盟友のルパート・マードックの所有である。
 
38.ヘンリー・キッシンジャーは、ロシアのプーチンとも連絡を取り合って、彼をも、この「米、中、ロシアの3巨頭会談」への道を、作ろうとしている。この、私、副島隆彦が、世界の誰よりも早く言い出した「トランプ、プーチン、習謹平による 第2次ヤルタ会談」の実現である。「本当に、ヤルタでやればいいのに。やるんじゃないの」と私は、去年の11月から軽口で言い出した。
 
39.「ヤルタ会談」とは、ドイツの敗戦が決まった、1944年2月4日の、ルーズベルト、チャーチル、スターリンのよる黒海のヤルタにおける、「日、独、伊の三国軍事同盟(ジ・アクシス 、枢軸国=すうじくこく=)を敗戦させたあとの世界体制を話し合った重要な、今の世界体制を作った会議だ。
 
その前年1943年11月22日のカイロ会談には中国の蒋介石(しょうかいせき、チャン・カイシク)は呼ばれたのに、日本軍に対してあまりに弱かったのでヤルタには呼ばれなかった。 
このヤルタ会談の、次の、新しい世界体制を決める、「第2次ヤルタ会談」が、来年にも、プーチンも交えて、開かれるだろう。根回しは、すべてヘンリー・キッシンジャーがやっている。
 
40.この動きの全ては、昨年の2月3日に、キッシンジャーが、モスクワに飛んで、プーチンに、「デス・カルト Death Cult 死のカルト集団が、世界戦争を始めようとしている。プーチンよ、この動きを止めてくれ」言ったときだ。プーチンは、「ダー(分かった)」と答えた。
 
この死のカルトが、欧米日本では、統一教会であり、中東アラブ・イスラム教世界ではIS(アイ・エス)などのサラフィーヤの組織である。
日本では安倍晋三の勢力である。
世界各国にいる。
このことが実に、恐ろしいことだ。
 
41.だから、私たち日本人は、来年4月だろうと副島隆彦が予言する、この北朝鮮での極めて短期間の戦争への動きを、冷静沈着に受け止めて、決して動揺せずに、「私たちは、何もしない。動かない。じっと見ている」という強い態度でいればいい。これ以外に、私たちが採(と)る道はない。 韓国と北朝鮮の国民にとっては、再びのかわいそうで難儀な道である。
 
42.韓半島統一(南北統一)という朝鮮民族(コーリアン・ネイション)の平和的な統一への悲願の達成を、私たち日本人は応援すべきだ。かつ、そのように米政府も、表面だけは、そのように言いながら、外交交渉をする。だが、実際は、現状の固定のままだろう。
 
43.米中にしてみれば、双方の軍隊が、直接、対決(対峙)して、向かい合うというのは避けたい。日本の「実に実感に溢(あふ)れた」保守言論人たちも、長年これを言い続けている。「朝鮮半島は、分断されたまま、米中のとっての 緩衝地帯(かんしょうちたい、バッファー・ゾーン buffer zone )で有り続けてもらわないと困る。日本にとってはその方が、中国と直接、接さないからいいのだ、と必ず言う。分断された民族をそのまま見捨てる、非情の考えである。それでも、今回のトランプ政権の獲得目標は、北朝鮮から核兵器を取り上げることだ。これだけを達成して、極東に安定と平和を維持できればそれでいい。 私は、このキッシンジャーが決断して実行して、トランプ政権に教えている、この方針を支持する。
 
44.今回の、シリア空爆は、トランプが「オレは、ピストルを撃とうと思ったら、本当に撃つんだぞ。ただの口だけの人間ではないぞ」という、北朝鮮への脅し(警告)であり、中国への礼砲(同じく軽い脅し)であった。このシリア爆撃のイベントを推進したのは、ジャレット・クシュナー(トランプの義息。36歳)である。ここで、主任戦略官の スティーブ・バノンとクシュナーがSEC(国家安全保障会議)の中で衝突したとされる。私は、このことの詳細は、今は書かない。 
 
45.ただし、4月4日に、シリアで、サリン・ガス(化学兵器)が撒かれて、83人の民間人が死んだ、というのは、虚偽の、やらせの報道だ。バシャール・アサド政権はやっていない。そのことは、中国も、ロシアも、先進諸国の頭のいい人間たちは、全員知っている。
 
だが、この事件を理由に、トランプは、わざとらしく、振り付けられたどおりに、「無残に女性や子供を殺したアサド政権は許せない」「わざと感情的になって見せて」シリア爆撃を命令した。
 
このヤラセのインチキを、分かっていてやるのも、アメリカの歴史的な手口だ。他に理由の付けようがないと、こういうマニューバー(謀略)をアメリカはやる。
 
このサリンガスは、イスラエル製であり、シリア反体制派武装勢力と いう おかしな(おそらくイスラエルの言うとおりに動く勢力)の連中がいつも仕組む。
そして、世界中のメディアに、そのままウソの報道を行う。 
サリンガスを浴びて痙攣(けいれん)しながら苦しんでいる子供たちを、素手で触っている大人たちは、なぜ苦しまないのか、というおかしな映像を見ているだけで、事件は捏造だと分かる。
 
こういう振り付けを、ジャレット・クシュナーが、軍人たちの支持を受けてやった、というのなら、この男(NYの正統派のユダヤ人)が、これからトランプの上級顧問として、次々にやるであろう悪事を私は冷酷に予測する。
 
46.北朝鮮の核開発の動きは、1993年3月12日の、「IAEA(国際原子力委員会)の加盟国から脱退する」から始まった。このときから北の核開発の動きが発覚した。今から24年前だ。その翌年に、デイトン合意があった。
 
47.今の世界の核兵器の開発の管理 への動きを、決定したのは、2年前の2015年の1月29日の ヘンリー・キッシンジャーが 米上院に呼ばれて行った証言だ。「米国は、すでに核の拡散(プロリファレイション)を(5大国、パーマネント・メンバー 常任理事国 しか持てないはずなのに)許してしまっている」という証言だ。
ここで、キッシンジャーは、「現状ですでに、核の拡散(5大国以外がどんどん持つこと)は、止められない状態になっている。しかし、それでも現状で食い止めて、現状を維持(メインテイン、maintein)すべきであって、今以上の核の拡散 (勝手な核保有の エクスパンションexpansion )は許すべきでない」と言った。
これが、北朝鮮の核兵器は取り上げる、という大きな決断の表れの根拠となっている。
 
48.キッシンジャーは、この2015年1月のこの証言で、「すでにイランは、核兵器の製造能力を持っている。これを押さえることは出来るが、私は、この議論の判断を・・・控える(やめる)」と言った。この発言は、このあとの、2015年7月14日の「イランの核(開発停止の)合意」につながる。
 
イランはこの合意(条約)で、最低10年間の核兵器開発の中止を約束した。しかしそれでもイランが秘密裏に核兵器を持ってしまえば、サウジアラビアが、これに強く反発して、当然の権利として核兵器を持つ。中国から性沿い技術ごとまとめて買う。そしてどんどんその他に国々にも広がる。
 
49.だからキッシンジャーの、核兵器の保有の拡散(プロリファーレイション)を防いで、現状で維持する(メインテイン)という方針の決断で、北朝鮮から、来年の春、核兵器を取り上げる、という、米中、そしてロシアも合意している、世界政策が実行される。これがキッシンジャーの最後の仕事だろう。
 
50.だから、これからの一年間の世の中の騒がしくなり、今にも北朝鮮から核兵器が日本に飛んで来る、という扇動言論が起きるが、私たちは、これに惑わされてはいけない。
 
これからの大騒ぎを利用して、「だから憲法を改正して、日本は、戦争が出来る国にならなくてはいけない」という勢力が、またしても跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)することになる。
 
私たちは、1年後の、さらにその先のことを考えて、「ほら朝鮮半島は、非核化されたのだから、憲法改正などを言う必要はない」と反論し続けなければいけない。
 
51.「朝鮮半島での戦争がすぐに終わって、一番、困るのは、あなたたち、戦争を従っている人たちだ。愚か者だ。戦争の脅威が取り去られて、一番、いやなのはあなたたち自身だ」と、この安倍晋三の支持勢力の、「自分たちは世界の現実をよく知っている大人だ。現実主義者だ」という人たちに、冷静に反撃すべきだ。
 
何が一番、賢い考えなのかは、その人が、どこまで遠くを見据えて、先へ先へと考える能力(知能)を持っているか、である。 
 
私の予言は当たるだろう。今日は、これぐらいにします。 
 
副島隆彦拝 
 
(資料として 新聞記事を一本だけ載せる)
 
「 シリア軍事攻撃「2日半」の決断=首脳会談舞台裏で命令―米大統領 」
時事通信  2017年 4/8(土)  16:46 配信

 

 

[2124]米軍の北朝鮮空爆は目前か??
投稿者:いそがい  投稿日:2017-04-05 22:50:23 

今月中に米国が北朝鮮を空爆するようです。今回は米国単独で空爆するらしい。
 
諸外国マスコミの北朝鮮関連記事やトランプ米国大統領のツイッターなどを要約するとどうしてもこういう結論に達してしまう。

どうなのでしょうか??。
(本文中に引用記事を記載すると読みにくくなるので本文以下に記載しました)
 
米中首脳会議中に北朝鮮がミサイルを飛ばしたら、中国も解決不可と判断され、ほぼ確実に北朝鮮が叩かれるようです。
 
日本の韓国大使も在留邦人安全確保のために韓国に行かされた。
韓国から邦人らが逃げ出すための飛行機や船集めも大変でしょう。
 
ここから個人的私見で恐縮です。
 
東宝の大ヒット映画「シン・ゴジラ」では米国への危機が10パーセント以上になるとB2ステルス空爆機が当該敵国、及び敵国に準ずる対象に向け出動する。
 
今、現在、そのとおりになってしまったという事でしょうか。
 
ゴジラに打ち込んだ地下50メートルで猛爆する大型地下貫通弾で北朝鮮の地下基地を叩くようです。
 
シン・ゴジラでは地下貫通弾作戦が完璧に失敗したので、水爆(熱核兵器)を東京に打ち落とす寸前に話が終わりましたが、結論的には核戦争もあるのでしょうか。
 
杞憂で終わればよいと思います。
 
皆様のご意見、ご指摘、ご反論宜しくお願いいたします。
 
(以下、引用)

■外務省岸田外務大臣臨時会見記録
(本年1月から一時帰国させていた長嶺駐韓大使及び森本在釜山総領事を明日4日,帰任させることと致しました。-中略-邦人保護に万全を期するという観点を踏まえたものであります)が明記されたもの。
(平成29年4月3日(月曜日)15時00分 於:外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken4_000478.html
 
■トランプ米国大統領ツイッター日本語訳(北朝鮮への記載は3月17日他)
https://twitter.com/DonaldTrumpJPN
 
■麻生太郎財務相、北朝鮮情勢「新聞が書いているより深刻」 有事の難民日本流入、可能性は「ゼロではない」-産経
http://www.sankei.com/economy/news/170331/ecn1703310027-n1.html
 
■北朝鮮に「話すことない」、米国務長官の不可解発言が物議-CNN
http://www.cnn.co.jp/world/35099319.html
 
■中国、絶体絶命か?――米議会までが中国に北への圧力強化を要求-ニューズウィーク日本版
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7315.php
 
■米軍、金正恩氏「7日で排除」 3月にも世界最強の軍事力行使か、韓国紙は日本配備のステルス戦闘機に言及-夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170217/frn1702171130002-n1.htm

 

 

 

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