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お店が移転し、新しいお店がこの場所だということをちゃあ坊さんに教えてもらいました。
新しいお店ではランチをやっているのか、お値段はどうなのか
そんなことが何もわからないまま、とりあえず頭の中は【お寿司】でいっぱい。
▼かまた寿司
旧店舗と同じく、お昼にはのれんが出ていません。
そして看板も出ていません。
「ひとりでやっているので、そんなに混んでしまっても困ってしまうんです」
ご主人はそうおっしゃいます。
ギラギラした「儲けてやろう」という気負いがないのもこのお店の魅力なんだと思います。
場所は環八通り沿い、ステーキのビリー・ザ・キッドのお隣といえば蒲田民の方々には通じるでしょう。
仕舞われたのれん。
旧店舗にわたしがはじめて伺った時は、ランチメニューがホワイトボードで表に出ていて
たしかのれんも出ていたんだけど、だんだん混み始めてのれんを出さなくなったのではないかと。
新しいお店ではどんなシステムだかわからなかったのでおそるおそる戸を開け、ご主人に声をかけ
無事に「ランチはお寿司」の希望が叶えられることになりました。
でも本来は昼も夜も予約が望ましい。
予約も当日予約ではなく、少なくても前日までにするのが望ましいです。
なんたっておひとりでやられているので。
白木がまぶしいカウンターは１０席ほど、あとは４人がけのテーブルがひとつ。
ね、だからやっぱり予約が望ましいでしょ。
ご挨拶をしたら、ご主人覚えていてくださいました。
お昼は握りとばらちらし。
お値段は以前より少しアップの￥１０００です。
それでも夜と変わらないネタでこのお値段はやっぱり安いです。
それと以前にはなかった試みがあるようですが、それはお店でご主人に聞いてみてください。
やっぱりお寿司気分なので【握り】をお願いしました。
▼ランチの握り（１人前） ￥１０００
写っていないけれど、お椀（この日はしじみのお味噌汁）がつきました。
もちろん日によってネタの内容は変わります。
美しいお寿司たち。
お寿司も美しいけれど、職人さんがお寿司を握る動作って歌舞伎や落語と同じく
指先まで神経が渡っていて美しいと思います。
あ、握りはこんな風に１人前揃って出されるわけではなくて順繰りに出されます。
わたしは写真を撮っていたらこうして全部揃っただけです。
鉄火巻き。
そうだ、今度はかんぴょう巻きをいただこう。
なぜか子供の頃嫌いだったかんぴょう巻きを大人になってから大好きになりました。
わさびを効かせたかんぴょう巻き、美味しいですよね。
海老の鮮やかな色合い。
回転寿司では海老には手をつけないけれど、まわらないお寿司屋さんではいただくわたし。
は～～～～、やっぱり日本人に生まれて、日本で暮らしていて良かった。
その昔、「お寿司屋さんに行ったらこれから頼むのが通」とかなんやかや言っていたりしますが
結局好きなようにいただくのが一番美味しいのではないかと。
穴子は甘いツメがつけられているので、たまごと同じく終わりにいただくのが好きです。
でも穴子も食べずにちょっと置いておいて・・・
なぜかと言うと、ここまでが握りの１人前。
１．５人前（￥１５００）にするとあと５貫いただけるのです。
お腹の空き容量と相談です。
「まだまだ行けるぜぇ」とお腹が言っているので１．５人前にしてもらいました。
プラスされた分です。
嗚呼、１．５人前にして良かった。
心からそう思う。
こりこりと歯ごたえよく、かみ締めると甘いつぶ貝。（大好物）
ヒカリモノの小肌。（大好物）
イカやサーモンももちろん大好き。
たまに「この店はネタがこんなに大きい」ってそれをアピールしているお店があるけれど
あれは下品で苦手です。
お寿司はつまむものだから、シャリもネタもバランスよく、ひとくちで食べられるものが粋。
あなたに会えてよかったよ、雲丹。
大満足のランチタイムでした。
箸置き、ご主人の陶芸作品です。
夜に出す器はご主人の陶芸作品だったりするようです。
お店のつくり、
器、
料理、
すべてが作品なんだな。
美味しかったです。
ごちそうさまでした☆
次はきっと夜に伺いたいと思います。
かまた寿司
東京都大田区西蒲田8-19-3（蒲田1-7-20からの移転です）
TEL：03-3731-1238
営業時間：[ランチ]12:00頃～ [夜]～23:00頃（早仕舞いあり）
定休日：水曜の夜（ランチは営業）
※ランチ、夜ともに前日までの予約が望ましい。
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