「日々の泡」ボリス・ヴィアン著・・・★★★
愛を語り、友情を交わし、人生の夢を追う、三組の恋人たち―純情無垢のコランと彼の繊細な恋人のクロエ。愛するシックを魅了し狂わせる思想家の殺害をもくろむ情熱の女アリーズ。料理のアーティストのニコラと彼のキュートな恋人のイジス。人生の不条理への怒りと自由奔放な幻想を結晶させた永遠の青春小説。「20世紀の恋愛小説中もっとも悲痛な小説」と評される最高傑作。
著者はフランスの作家で、セミプロのジャズ・トランペット奏者としても活動していたようである。
本書は1947年の作品で「世界の長編小説ベスト100」 の59位にランクされた。
なんとも、へんてこりんな小説である。
ベースはアメリカン青春小説風であるが、60年以上前の作品にしては現代的な感じで、登場人物たちは自由奔放に振る舞い、蛇口からうなぎが出てきたり、ねずみが喋ったりと、純文+SF+幻想文学的で発表当時はかなり前衛的な作品だったろうと想像する。
どうも、この手の作品には弱く、我慢しながら読んだが半分程読んで放り出した。。。orz
人によって好き嫌いが分かれそうな作品である。- 日々の泡 (新潮文庫)/ボリス ヴィアン
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