506冊目 ゴドーを待ちながら/サミュエル・ベケット | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「ゴドーを待ちながら」サミュエル・ベケット著・・・★★★


なんじゃー、こりゃ!

これを素直に面白いと思われる方々に敬意を表します。。。m(..)m


ベケットはアイルランド出身のフランスの劇作家で、本作は1952年に初演された戯曲で、その新しさと普遍性により現代演劇に多大な影響を与えた。


2人の浮浪者が道端の木の下でゴドーと呼ぶ男を待ち続ける。

2人はその間、他愛もない話をしたり、戯れたりと暇を潰す。

そこへ、首に綱を付けた従者を従えた男が通りかかる。

この2人も良く分からない連中で不条理な展開が続く。。。


ストーリー性は無く、木の下で5人の登場人物たちが喋ったり、おどけたりするだけで、ゴドーは来ないし、何の為に待っているのか、ゴドーが誰かさえ分からないのである。


解説や他の評価を読んで、ゴドーとはゴット(神)で、この作品は人間の存在意義の問いかけだとか、現代人の孤独感を表現しているだとかそれなりの解釈は分かる。

が、それならそれで、もう少し表現の仕方があるようにも思うのだが、見る者にいろんな解釈をさせるために、ミニマムに不条理に表現したのかもしれない。


何十回と劇を見れば徐々に面白さが分かるかもしれないが、ただでさえ演劇など見たこと無い私は自信ないな。

多分途中から爆睡でしょうねぇ。。。!(´Д`;)


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