(前回ブログの続き)
★前回ブログはこちら✏️
↓↓↓↓↓
小坂鉄道レールパーク
廃止になった小坂鉄道の広大な小坂駅構内に残る駅舎、線路、車両、その他施設をまるごと活用したミュージアム。
「観る」「学ぶ」「体験する」をコンセプトにしたレール遊びの複合施設。
トロッコ、レールバイクの乗車体験、ディーゼル機関車の運転体験などが出来るほか、
元JR24系個室寝台車両に宿泊できる「ブルートレインあけぼの」も営業。
(※雪深い地のため冬季は休業)
小坂鉄道レールパークの入口
旧 小坂(こさか)駅
1909年(明治42年)開業の駅舎。
懐かしい雰囲気そのままにかつての姿に復元。
入口の引き戸や待合室内のものは開業当時のものを使用。
小坂駅本屋は、国の登録有形文化財に指定。
2017年(平成29年)10月8日(日)~9日(月)の2日間
小坂・鉄道まつり2017を開催
この日は初日の朝🌄
ホームより一段下がったところにある駅舎
黄色い保線作業用の軌道モーターカー「TMC200形」。
小坂鉄道の車両は国鉄から転入した車両で、除雪用の排雪板を装備し、小坂鉄道では主に冬季の除雪用車両として活躍し、「ハイモ(排雪モーターカー)」とも呼称。
構内には腕木式信号機も。
プラットホームも、国の登録有形文化財に指定
ラッセル除雪車とディーゼル機関車。
どちらも動態保存車両。
動く状態で現存するのは僅か4両。
骨董的価値ある昭和初期製造・元鉄道省(JR・国鉄の前身)のキ100形ラッセル除雪車「キ115」
DD13-556。
岡山県の同和鉱業 柵原鉱山の輸送のために敷設された片上鉄道(現在は廃止)が導入したディーゼル機関車。同じ同和鉱業で兄弟鉄道だったここ小坂鉄道に転入し、予備機関車として使用。冬季はラッセル除雪車を後ろから押す機関車として鉄道廃止まで活躍。
現在は、小坂鉄道レールパークの冬季のラッセル車運転体験などで活躍。
ホームにあるタブレット授受のためのポール。
駅を通過する列車が走りながらタブレット交換する際に、運転助手が車内からこのポールにタブレットキャリアを投げ入れていた。
JRでは、JR西日本の急行「砂丘」が因美線内の駅を通過しながらタブレット交換していたのを最後として廃止。
鉱山鉄道としての輸送量増強のため製造されたDD130形ディーゼル機関車「DD133」
廃止になったJR寝台特急「あけぼの」号のヘッドマークを取り付け。
現に、朝晩は元JR寝台客車24系を使用した「ブルートレインあけぼの」車両を移動のため牽引
小坂鉄道DD130形は、国鉄DD13形ディーゼル機関車とほぼ同型
構内に響き渡るディーゼルエンジン音
向こうには乗車体験用レールバイクがスタンバイ
レールバイクは、乗客が自分の足で漕いで運転するタイプ(右)と、係員が運転する箱型トロッコタイプ(左)があります。
ホーム端の車両展示場で静態保存されている
11号蒸気機関車(釜汽車)
(秋田県の有形文化財に指定)
車両の説明板
軌間762mmの軽便サイズの蒸気機関車として1926年(大正15年)に雨宮製作所で製造。
1962年(昭和37年)に小坂鉄道が1067mmに改軌されるまで、大館~小坂(22.3km)、大館~花岡(4.8km)間の旅客や貨物輸送用として活躍。
蒸気機関車と客車の連結部
蒸気機関車の運転室内部
蒸気機関車の動輪
蒸気機関車とともに静態保存されている
ハ1貴賓客車(秋田県の有形文化財に指定)
1916年(大正5年)に二等・三等客車として日本車輛製造にて製造された木造車両を貴賓客車に改造。
1921年(大正10年)に、秩父宮・高松宮両殿下が小坂鉱山を訪れた際にこの客車を使用。
貴賓客車のオープンデッキ
車体側面には同和鉱業(小坂鉄道の経営母体)の前身である藤田組の鉄道を表す社紋
貴賓客車の内部を覗く。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
観光トロッコ
TMC200形モーターカーがトロッコ車両を牽引
観光トロッコ用客車
車内はボックスシートとロングシート
観光トロッコからの車窓(復路)
広大な旧小坂駅構内500mを往復
観光トロッコは、駅構内の一番奥まで走行。
復路は、モーターカーの推進運転(バック運転)のため、客車が最前部になります。
広い駅構内
左側には小坂製錬のタンク
小坂鉄道が旅客輸送を廃止する1994年(平成6年)9月末まで活躍していた気動車が留置
レールバイク(右)と気動車(左)
キハ2100形気動車
1962年(昭和37年)製造。
7両製造され、うち2両は後期には兄弟鉄道だった岡山県の片上鉄道に転属。
また、小坂鉄道での旅客営業廃止後、青森県の弘南鉄道・黒石線(元 国鉄黒石線。現在は廃止)に一部譲渡され、同線を走ったことも。
外板がかなり傷んだキハ2100形気動車
ホッパ車 ホキ909
★動画はこちら🎥
↓↓↓↓↓
(続く)