湘南軽便鉄道のブログ

湘南軽便鉄道のブログ

「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

本ブログは、自家用鉄道・鉄道旅・保存鉄道・船旅・レトロな乗り物・模型等の記録用記事を公開。

※記事は記録等保存の観点から写真主体(写真は、基本スマホ撮影)
※記事、写真の著作権等は本人に帰属





(前回記事の続き)

(駿河湾フェリー 西伊豆・土肥港)



駿河湾フェリーで西伊豆・土肥港へ

静岡県・清水港を13時25分に出港した駿河湾フェリー第3便、「富士」


日差しを浴びる太平洋


伊豆半島(西伊豆)・土肥港を目指す。

西伊豆・波勝崎

山が海まで迫り、入江に小さな集落が点在する、リアス式海岸の西伊豆

伊豆半島が目の前に。

船のレーダーが回る。

駿河湾の奥には富士山

この日の波高は1mと比較的穏やかだが、冬型の気圧配置で北の風が一日強く、海上の風速は20〜23m。


2階外部デッキの「船出の鐘」



駿河湾に航跡を描く。

水深日本一の湾・駿河湾を横断




北からの波が立つが、船の揺れは少ない。


断崖絶壁が続く西伊豆

南洋の海底火山だった伊豆半島は、ユネスコの世界ジオパークに認定




世界文化遺産・富士山

南アルプスなどの山々





富士箱根伊豆国立公園の伊豆半島

西伊豆・土肥の町並み


強い北風が吹き付ける。






西伊豆が近づくと波が荒くなってきた。










陸の孤島でもあった西伊豆には、かつて沼津〜戸田〜土肥〜松崎を結ぶ伊豆箱根鉄道の高速船

(こばるとあろー)航路があったが、現在は廃止。


沼津と西伊豆各港を結ぶ高速船乗り場は、フェリー乗り場から離れた街の中心にある桟橋に発着していた。


西伊豆・土肥温泉

ホテルや旅館が立ち並ぶ。

波が岸壁に叩き付け、飛沫を上げる。






砂浜は土肥海水浴場となっており、夏は海水浴客で賑わう。


街の外れにある土肥港フェリーターミナル

フェリーター乗り場は防波堤の外側にあるため、波が打ち付ける。このため、午前中の便は欠航だった。


船体の向きを変え、接岸作業

北風吹き荒れ、波が打ち付ける狭い港内で、巧みな操船




街の外れにあるフェリー乗り場





西伊豆の海の玄関口




着岸作業

陸から延びる係留施設「ドルフィン」に係留








着岸完了

ランプウェイから下船

静岡県伊豆市の
土肥(とい)港、14時40分着


小さなフェリーターミナル




折返し14時50分発の清水港行き(第3便)へ。

僅か10分間の停泊






西伊豆・土肥の町並み

波が港内に入り込む。


出港を待つ駿河湾フェリー




世界ジオパークに認定されている伊豆半島ジオパーク


東海バスの土肥港バス停


土肥港14時48分の東海バスに乗り、修善寺駅へ。


土肥金山

土肥金山は、江戸時代から昭和40年まで、佐渡金山(新潟県)に次ぐ生産量を誇り、金や銀を産出。
現在は観光施設として、かつての坑道の見学や砂金採り体験ができる。施設内には、ギネスブックにも認定された250kgの巨大金塊を展示。


土肥温泉は、西伊豆の鄙びた温泉街



52分間、路線バスに揺られて、15時40分修善寺駅到着




伊豆箱根鉄道駿豆線
修善寺(しゅぜんじ)駅から、伊豆箱根鉄道駿豆線普通列車に乗車(修善寺駅16時05分発→三島駅16時40分着)

乗車する列車は、伊豆箱根鉄道駿豆線の3000系1次形3501編成
(軌道線車両復刻塗装車)

自社発注のオリジナル車


復元した軌道線色の元となった、伊豆箱根鉄道軌道線(通称・島津線)は、三島町停留場(静岡県三島市)から沼津駅前停留場(静岡県沼津市)を結んでいた路面電車。

3000系1次形は鋼鉄車体、2次形はステンレス車体に変わった。


伊豆箱根鉄道の社紋入り

3000系1次車3051編成は、1979年(昭和54年)に東急車輛製造で製造




戸袋部分の窓も大型






 

頭端式の終着駅・修善寺


首都圏からJR特急「踊り子」も乗り入れる。







発車を待つ三島行き普通列車








ホームに古い洗面台が残る。







中伊豆地方は、天城山中で栽培するワサビなどが名産


車内はセミクロスシート

座席は暖色系でまとめられている。





窓は二段開閉式だったが、現在は下段は開閉できない。

修善寺駅を発車した列車は、のどかな中伊豆地方を行く。


途中駅で下り普通列車と交換

1300系(元・西武鉄道新101系)標準色編成



箱根連山(神奈川県、静岡県)


16時40分、終点の三島(みしま)駅到着

反対ホームには修善寺行きが発車待ち



3000系1301編成は、西武鉄道新101系時代の落成当初の塗装を再現し、「イエローパラダイストレイン」として運転。




伊豆箱根鉄道の地元での通称は「いずっぱこ」







三島駅前の老舗駅弁屋「桃中軒」

「港あじ鮨」

添えられた伊豆天城産の生わさびは、緑色のプラスチック製すりおろし器ですりおろす。

 

金色のフェリー
新潟県、長野県、山梨県、静岡県の中央日本4県は、「山の洲(やまのくに)」と称して観光、食などで連携し、さまざまな取組を実施。山の洲には、徳川家康が力を注いだ佐渡金山(新潟県)と土肥金山(静岡県)があり、両金山を結ぶ道中には「湯之奥金山」(山梨県)、「金鶏金山」(長野県)等があり、これらを結ぶルートを「黄金KAIDO」と名付け、「黄金KAIDOプロジェクト」を実施。
この一環として、現在、駿河湾フェリーは、「金色」塗装になり、船船内の改装や新サービスの提供も開始。
《一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーHPより》
2024年(令和6年)3月11日(月)~25日(月)の全便及び26日(火)の第1便は「金色」塗装化工事により運休




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