東京から、静かな山あいの鉱山のまち・小坂へ【小坂鉄道レールパーク①】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。







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※撮影日:2017年(平成29年)10月7日(土)~8日(日)





東京駅は、JR東日本やJR東海などの様々な新幹線が発着🚄


JR東日本 東北・上越新幹線用E2系(大窓タイプ)


JR東日本 秋田新幹線(右)と、JR東海 東海道新幹線(左)


JR東日本・JR西日本 北陸新幹線E7系





東京駅から秋田新幹線「こまち号」に乗車




在来線区間(田沢湖線、奥羽本線)を走るミニ新幹線の秋田新幹線車両は、
車幅が他の新幹線車両より狭く、新幹線ホームでは、ホームと車両間に隙間ができてしまうため、停車時はドア下からステップが出てきます。



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東京(とうきょう)駅を12時20分に発車した「こまち19号」は、

岩手県の県庁所在地・盛岡(もりおか)駅に14時43分到着


秋田新幹線E6系「こまち号」は、併結していた東北新幹線E5系「はやぶさ19号」と切離し


新幹線の連結・切離し作業が見られるのは、ここ盛岡駅(岩手県)と福島駅(福島県)だけ。



ひと足先に秋田駅に向け去って行く秋田新幹線「こまち号」







盛岡駅ビル

たくさんの岩手県交通バス





盛岡駅の連絡通路を通り、西口へ。
在来線ホームには貨物列車が停車中。





盛岡駅(西口)からは、
15時50分発、岩手県北バス・弘南バス共同運行の東北自動車道経由の高速バス「あすなろ号」青森駅前行きに乗車🚌


盛岡から花輪、小坂を通り青森までを結ぶ高速バス。本数はそれほど多くないですが、花輪や小坂に向かうには鉄道利用よりずっと早い。



雨上がりの夕刻の車窓☁️🌂


東北自動車道を北へ。





小坂高校前バス停に、夕刻17時20分到着🚏🚌

小坂高校前バス停は、小坂町のかなり外れの東北自動車道沿いにあるため、街へ向かうには事前に予約しておいたタクシーを利用(街までタクシーで約5分。徒歩だと、ひとけのない樹海の中の道路を歩くことになります)。




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明治から昭和にかけて
鉱山の町として栄えた、
秋田県鹿角郡小坂(こさか)町⛏️👷

かつては、製錬の貨物運搬用の私鉄・小坂鉄道(小坂製錬小坂線)もありましたが、2009年(平成21年)に廃止。
1994年(平成6年)までは旅客営業も行っていました。






今宵は、小坂町唯一のホテル
ホテル小坂ゴールドパレス🏨へ。


ホテルに隣接する「レストラン青銅館」
ホテルに隣接したレストランですが、通常は昼間しか営業していません。
この日は連休中であり、夜も特別営業。



鉱山のまち
小坂名物の「黒鉱(くろこう)カレー」🍛


黒鉱をイメージした真っ黒なカレールーに金箔、そして小坂産のサクサクの「桃豚カツ」



山あいの静かな小坂の夜更け🌃


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霧に覆われた翌朝🌁





ホテルを出て朝の街歩き🚶

小坂川






旧・小坂鉄道の廃線跡
本線から小坂製錬へ向かうかつての引込み線(廃線)の高架橋




小坂の街中には、小坂鉄道の廃線線路が今もそのまま残存




この廃線線路は、現在は観光施設として、
この上をトロッコやレールバイクが走行。
通常は、広大な旧 小坂駅構内を走りますが、
イベント時などはたまにこの街中の廃線路をトロッコやレールバイクが走ることもあります。



街中の廃線路に新設されたレールバイク用の駅ホーム「永楽町(えいらくちょう)」




この先、古館 桜の小道として整備🌸


街中の廃線路に腕木式信号機も残存


今でもディーゼル機関車三重連牽引の貨物列車や、旅客ディーゼルカーがやってきそうな廃線路





明治百年通り🌲
アカシアの大木が立ち並ぶ、長さ300mの通り。環境かおり風景100選の一つ。小坂鉱山事務所や、康楽館など歴史的建造物が立ち並ぶ。通りに並行して、旧 小坂鉄道の廃線路も残存。


近くにある歴史ある芝居小屋ののぼり





天使館👼
1931年(昭和6年)、小坂鉱山従業員の子どもたちの保育を目的とした幼児教育施設「聖園マリア園」として設置。1992年(平成4年)に新園舎へ移転するまで使用。



かつて小坂鉄道が走っていた、小坂町と大館とを結ぶバス(秋北バス)🚌




小坂鉱山事務所🏫
今は鉱山資料館になっている、国重要文化財「旧 小坂鉱山事務所」。
小坂鉱山は、黒鉱自溶製錬の成功で、1907年(明治40年)に鉱産額日本一を記録し、
足尾鉱山(栃木県)、別子鉱山(愛媛県)とともに日本三大銅山とも云われました。
豪華絢爛な旧小坂鉱山事務所は、1905年(明治38年)年に巨費を投じて建設。大鉱山のシンボルでした。








赤煉瓦倶楽部
1904年(明治37年)に建築された旧小坂鉱山工作課原動室(電気室)の建物を移設・復元したカフェ☕️。国登録有形文化財に指定。







康楽館(こうらくかん)
国重要文化財の明治時代の芝居小屋。
小坂鉱山の厚生施設として、1910年(明治43年)に誕生。
100年以上経った今も、芝居小屋として現役。



康楽館の建物を横から見たところ







小坂川
小坂製錬に向かう旧 小坂鉄道引込線の橋梁が残存




もう貨物列車が来ることもない歴史の遺構・引込線橋梁跡





小坂鉄道レールパークへ


廃止になった小坂鉄道の広大な小坂駅構内に残る駅舎、線路、車両、その他施設をまるごと活用したミュージアム。
「観る」「学ぶ」「体験する」をコンセプトにしたレール遊びの複合施設。
トロッコ、レールバイクの乗車体験、ディーゼル機関車の運転体験などが出来るほか
冬季以外は、元JR24系個室寝台車両に宿泊できる「ブルートレインあけぼの」も営業。


駅構内の外れには、
かつての木造貨車を再利用した倉庫




街中の廃線路に新たに設置されたレールバイク用の駅ホーム「花園町(はなぞのちょう)」




小坂鉄道レールパークの入口受付のある
旧 小坂鉄道の小坂(こさか)駅


1909年(明治42年)開業の駅舎。
懐かしい雰囲気そのままにかつての姿に復元。
入口の引き戸や待合室内のものは開業当時のものを使用。


小坂鉄道は、東北地方初の鉄道。
小坂駅は、日本を代表する東京駅より5年も早く開業。
小坂町は、日本を代表する鉱山都市として、戦前は、日本の最先端をいく山間の近代都市だった。


入口の引き戸は開業当時のもの。


駅舎内のかつての待合室と券売窓口。
今は、小坂鉄道レールパーク入園チケット等売場などとして活用。




2017年(平成29年)10月8日(日)~9日(月)は、
小坂・鉄道まつり2017を開催。
この日は初日。


駅舎の駅名板と、傘付き電灯💡



旧 小坂駅ホームには、
宿泊施設「ブルートレインあけぼの」が停車中


日中は、別のホームの隅で展示される「ブルートレインあけぼの」は、
宿泊時間帯である夕方から翌朝までは、このメインのホームに移動し留置。


旧 小坂駅の駅舎内と改札口🎫



連絡旅客運賃表を再現


旅客列車が走っていた頃の列車到着時刻表を再現



小坂鉄道の様々なグッズなども販売



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(続く)