今日は、世間(せけん)という言葉です。
橋田壽賀子さん原作のTVドラマ“渡る世間(せけん)は鬼ばかり”は面白かった。Wikipediaの情報によれば、平成2年(1990)~23年(2011)までシリーズとして断続的に制作・放送されたTVドラマで全10シリーズ。通算放送回数は510回とのこと。このドラマで、意地悪な姑役の強烈キャラを発揮した女優が、先頃逝去された赤木春恵さん。渡る世間の厳しさの迫真の演技に、彼女の人格まで疑われた程だったと聞きます。
さて、世間(せけん)ですが、世(せ)とは、人間が社会生活を営んでいるところ、人の一生、時間の区切りetc.だというが、何とも意味深な文字です。次に、間(けん)は、物と物とのあいだ、ちょうど良い機会etc.の意味。すなわち、世間(せけん)とは、人間が様々な人や出来事との関わりの中で生きている場所のこと。
世間(せけん)とのシガラミとは、とかく煩わしいものだと思います。それは、お互い様ですが、仮に、その煩わしさから、一旦でも解放されたならば、極力近づかない方が身のためか。