今日は、古巣(ふるす)という言葉です。
私の今までの勤務経験は、勤務期間の長短はありますが、4カ所です。今となっては、古巣(ふるす)ですが、それぞれの組織は、時間の経過とともにそのスタッフも入れ替わり、同じ組織でありながら、その中身はまるで違う組織のような雰囲気です。組織は入れ物ですから、そこに勤務する人々の変遷とともに、組織そのものも変質していくのは当然でしょう。
さて、古巣(ふるす)ですが、古(ふる)は、一度他の人が使ったもの、古くなっていることetc.の意味となります。巣(す)は、すみか、人が住みつくところetc.の意味です。すなわち、古巣(ふるす)とは、一度住みついたことがある場所を意味します。
古巣には、個人的にはなんとなく郷愁を覚えたことがありますが、よくよく考えて見ると、今現在そこにいる方々にとっては、既に辞めた人間の事なんて関係ないし、過去においてどんな組織であったかどうか、そんな事もどうでも良いんです。自分が過去において居た場所を、古巣(ふるす)なんて言葉を使って感傷に浸ることには、なんの意味もないってことでしょうね。