着陸(ちゃくりく) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

飛行機ひこうきぐも
 今日は、着陸(ちゃくりく)という言葉です。

 心の中に浮かんだ言葉は、軟着陸でしたが、これでは3文字になってしまうので、とりあえず今日は、着陸(ちゃくりく)の2文字で。今の職場に着任して、既に何年になるのか。ほぼ7年。前の職場からのミッションは、新しい制度に対応した組織の基盤づくり。結構、自分だけで行う作業もあり、それなりに孤独な作業が続いた時間も長かった気がします。今月、初めてそのチェックを受けることになっていますが、これでほぼミッション完了でしょうか。随分、長い時間がかかってしまった。とりわけ感傷的になる必要はありませんが、長距離マラソンを走ってきたような疲労感があります。今月が過ぎれは、ほぼ軟着陸といったことでしょうか。残された時間の過ごし方が、ミッションの延長線上にあるとすれば、何だろう。考えながら、走るという事になりそうです。

 さて、着陸(ちゃくりく)です。着(ちゃく)には、身に着ける、行き着く、落ち着いているetc.の意味があります。陸(りく)とは、地表の水に覆われていない部分・・といった説明になります。着陸(ちゃくりく)という言葉からは、飛び立った飛行機が陸地に着くことをイメージしますが、個々の文字からは、”目的地にたどり着く”と言った意味になりそうです。

島的
 目的地にたどり着いた後は、どこに向かうのか。新たな目的を探して離陸することが必要になってきますね。組織人として仕事をしている以上は、組織の目指す方向の中に、自分の目的を見出すことになるのでしょう。ただ、それが難しい場合には、新天地を求めて転職という選択肢もあるのでしょうが、私の場合には、もはや無理。皆さんは今、どんな目的意識で働いていますか?目的意識を持てる持てないは、他からの指示に拠ることもありますが、結局は自分自身の問題になります・・と私も、私自身に語りかけながら歩んでいこう。皆さんも、どうか自分自身の心の中で、いろいろな思いを醸成させながら、目的意識を持ち続けていきましょう。