京都雪便り2011 総集編
まだまだ寒い日々が続いていますが、2月も半ばになってきたところで、
とりあえず今年の京都雪便り2011の総集編をアップします。
まずは、各記事へのリンクです。写真はクリックすると拡大します。
総集編をして、あらためて気づくのですが、
やはり京都は雪の風景もバラエティーに富んでいます。
基本的に京都の雪の魅力は、日本建築や日本庭園とのコラボ、
特に、しっかりと手入れされた美しい木々の枝や名石に積もった雪、
借景の山々に積もった雪などが素晴らしいと思いますが、
けっしてそれだけでは語れない「トータルな風景」としての美しさが
根本にあるかと思います。
それは複合的でもあるし、シンプルでもあるし、
雪の積もり方によって一期一会です。
ぜひ、京都を訪れた時に雪が降ったら、
身体をしっかりと暖かくして外に飛び出しましょう(笑)。
きっと、その時にしか見れない素晴らしい風景に出逢えるかと思います。
さて・・・
ここまでの京都の雪の積雪状況ですが、
トータルの降雪深が15cm[→気象庁データ] と
だいたい、[今冬の京都の積雪を予測する] で予測した結果の
12cmよりもちょっとだけ多い数字になっています。
これは、インド洋の海面水温が予測値よりも低くなったためで、
その相関性を考えると、15cmは納得の値です。
(インド洋の海面水温が低いほど京都では雪が降る傾向があります)
まだこれからも積もる可能性はありますが、
季節の移り変わりを考えれば、遠からずの値であると予想されます。
気になる来冬の降雪量ですが、当初は今冬より期待がもてそうでしたが、
ややインド洋の海水温の低下が予測よりもやや早いのが心配なところです。
この分だと、来冬は、
インド洋の海水温がすっかり上昇に転じている可能性もあります。
いずれにしても、京都の雪は積もったらラッキーといえます。
「期待しないで待つ」という演歌に出てくる女性のようなスタンス(笑)が
よろしいのではないかと思います。
今回の雪シリーズをご覧いただけた皆様に心からお礼します。
なお、今冬にまた雪が降ったら、また記事をアップするかも知れませんが、
その際にはぜひお許しくださいね(汗笑)