夏色の花たち ヤブカンゾウ、ヒメヒオウギズイセン、オニユリ、キバナコスモス | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

梅雨であることを忘れるような強い日差しに、
負けるどころか輝きを増すのは、
太陽を自身に取り込んだかのような濃いオレンジの花たちです。

これはヤブカンゾウ(藪甘草)。高さ50~60㎝。


花は直径10㎝ほどで八重咲き。朝に開いて夕方にはしぼむ一日花。花やつぼみはさっとゆでて酢の物にするとおいしいとか。これに似た一重の花はノカンゾウという。ともにユリ科。


これはヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)。高さ60~70㎝。


花は直径3㎝ほど。ヨーロッパでヒオウギズイセンとヒメトウショウブが交雑してできたとされる。モントブレチアの名前でも知られる。アヤメ科。


これはオニユリ(鬼百合)。下を向いて咲くのが特徴。同じ花色の系統のスカシユリは上を向いて咲く。


花の直径は10㎝ほど。中国原産の園芸種。ユリ科。そういえば花びらは6枚、雄しべは6本、3数性ですね。


これはキバナコスモス(黄花秋桜)。秋に咲くコスモスとは種類が違い、花期は初夏~夏。


花の直径は5~6㎝。メキシコ原産で、観賞用に輸入され関東から九州に帰化。キク科。


やはり色と季節、気候は関係ありそうですね!