○●○●○●○●○●2014.5.20.


学習


応援団NO.171

まちがいから学ぶ!



 「テストが返ってきたのですが、

どうもわかっていないようなので

見てやってください」

とおうちの方からメールをいただきました。


そろそろテストも返ってきますよね。


こういった情報は、

ぜひ遠慮なく教えてください。

そういうハッキリしためあてがあると、

塾での復習もピンポイントで行うことができます。

できれば、そのまちがえたテストを持たせていただけると、

「どこを、どんなふうにまちがえたのか」

「どこまでわかっているか」が、すぐにわかりますので、

さらに深く復習することができます。
 

友達の手前、

実際のテストを持ってくることに抵抗はあるかもしれません。

その気持ちもよくわかります。

そんなときは、がんばる子のノートに、はさんで持たせてください。


そういった自分の点数を自分できちんと認めて、

そのまちがいをみんなで共有できるような

雰囲気までもっていきたいな、とは思っていますが。

そういうがんばり塾に

子どもたちといっしょにめざしていきたいと思っています。
 

さて、テストを返してもらう時、

これは担任の先生によって違うでしょうが、

その返しの時間に「なおし」をする時間にすることがあるでしょう。

この場合は、

家に持って帰ってきて

おうちの方が見たときは

赤鉛筆ですでに直してある状態で返ってくる。


または、「なおし」の時間がとれずに、

点数だけで返ってくることもあるでしょう。


どちらの場合も点数だけ気になりがちですが、

正解のところとまちがえたところを見比べて、

「この子は、ここまではわかっているけど、

ここのところがもうひとつわかってないのかな?」くらいは、

読み取ってあげられるといいですね。


まちがえた場所だけ指摘して

「なんでこの計算のとこでまちがえているの!」なんていう言葉と、

「なるほど。ここまではよくわかっているね。

がんばったね!

あと次の、ここのところだけ気をつければよかったね。

次は気をつけてがんばろうね!」という言葉と、

どちらがいいかは言うまでもないですよね。


これが我が子だとなかなかできないものです。

それもよくわかります。(私もそうでした)
 

そこで、そのテストを見て、

「どうして?どこまでわかっているの?」

ということがハッキリしないときは、

塾へ持たせてください。


「ここまでわかっていれば、この部分は気をつければいいだけ」

ということが、きっとハッキリできると思います。

それが、子ども自身がわかることが一番大事ですもんね♪
 


そうなんです。

テストはどこまでわかっているかの点検です。

点数と子ども自身の理解度と、どちらが大切か。

これも言うまでもありませんよね。

もちろん100点が一番いいに決まっています。

例えば、同じ50点でも、

計算間違いの50点と、

単元全体の半分くらいしかわかっていない、

というのとでは違いますよね。


前者の場合は、ほとんど問題ないと思います。

「おしいな~!」という気持ちで

「なんで?」と言いたいところですが。

後者の場合の方が問題です。

ある意味、算数で言えば

公式を半分しか覚えていないということですから。

この場合は、同じような問題を繰り返し復習して、

残り半分の公式を覚えなくてはなりませんから。
 

そういう微妙なまちがいで、

もしお困りの時は、

がんばり塾で復習していくことができます。

どうぞ、遠慮なく(お子さんに内緒でも結構!)

がんばる子やメール、電話でお知らせください。
 
 
学校でも塾でも

私はいっしょだと思っているんですが、

「誰かのまちがいからみんなで学ぶ」ということが大事だと。

誰かがまちがえたところは、

他の友達も同じようにまちがえていることが多いです。

誰かのまちがいから、

他の友達もいっしょに復習することで、

お互い刺激し合う。

そういう関係がテストを通じても、

築いていけたらいいなぁ、と思っています。



「明日テストがある」ということ、

「今日テストがあった」ということ、

「テストが返ってきた」ということ、

「そのテストを見せる」ということ・・・。

おうちの方に子どもから話してきますか?



そんな情報は、大きくなればなるほど

入ってこないことが多くなってきます。

宿題をしているときに、

連絡帳に書いてあるのをのぞくくらいしか

手はないかもしれません。

子どもから伝えてくることも

だんだん少なくなってきますよね。

現実は、なかなかむつかしいかもしれません。


でも、せめて返ってきたテストの点数と、

「どこまでわかっていて、どこがわかっていないか」

そこまで読み取ってあげ、

まずは「がんばったね~!」とほめてあげましょうよ。

「今、こんなこと勉強してるのね~」

「むつかしくなってきたね!」

「もうひといきやったね!」

「おしいな~!」・・・

そう言い合える親子関係が土台ではありますけどね。

理想かもしれませんが、

理想はできないかもしれないけど、

それでも、めざしましましょうよ!

あきらめたらそこで終わりですから。

(今からでも遅くはないですよ!)
 

そんな親子関係づくりの、

少しでもお手伝いができればいいなと思っています。
 

困った時、

気になるとき、

いつでも、どんなことでも、遠慮なく相談してくださいね♪





【参考記事】(クリックでそれぞれの記事へとべます)

    応援団NO.18 なおしが大事・家庭訪問の目的

    応援団NO.19 テストなおしをがんばり塾で!  




○●○●○●○●○●







低学年の頃は、

「ねえ!見て、見て!」

「100点だったよ!」

と、うれしそうにテストを持ち帰って来ていたのに・・・。



最近では、

テストがあったのか、

今、どんなことを勉強しているのか、

さっぱりわからない・・・???


高学年になってくると、

特に男の子は、

(女の子もそうかもしれませんが)

お母さんに対して話さなくなる時期があります・・・。

(もちろん、その親子関係によりますが)

そういう傾向にあることは、

私も男ですので、

思い出してみれば

自分の母親に対して、

「そういう時期もあったなぁ」と、

思い出すことができます・・・。



これが、父親と娘でも

同じようなことがいえるかもしれません。



「異性」の親子、の関係ですね。



うまい具合に、

私は、その両方を経験させていただけましたので、

(ただいま、いまだに進行形ですが)

親子関係の複雑さは、少しは感じさせていただきました・・・。



だからといって、

私の見方、感じ方がすべてではありませんが、

近からずも遠からず、なのではないかなと思っています。



特に、

男の子とお母さんの関係・・・。


大きくなるにつれて、

母親をうとんじたりする時期がきます・・・。

(もちろん私もそうでした)



本当は、

「わかってほしい」

「気づいてほしい」

「かまってほしい」

と、心のなかでは思いながら、

やっぱり「異性」ということもあって、

反発したり、秘密をもったり、

友達との関係へ逃げて行ったり・・・。


そういう男の子ばかりではないでしょうが、

大なり小なり、

そういう時期はきます・・・。


思春期というやつですね・・・。



そういうときに、あわてないために

それまでの関係が試されるわけなのでしょう・・・。




「そんな時期、うちの子にはなかったわ」

という保護者の方は、

小さい時から、

うまい具合に関係を築かれてこられたのでしょう。




でも、

そんなつもりでいたのに、

急に態度が「男くさく」なってきて、

「あれ?」

と感じることもあると思います・・・。



思春期です・・・。



この時期は、

おうちの方も、どう対応・返事をしてよいか、

非常にむつかしい場面も出てくるでしょうね。



でも、だいじょうぶ!

「はしか」みたいなものですから。


中学校への不安だったり、

友達との関係のことだったり、

いろいろある毎日の出来事に

ちょっと疲れて、

面倒くさくなっているだけ・・・。


大きな原因や

とりのぞけば解決する、というものでもない・・・。


いろんなことを自分で決めて、

自分のことを見つめなおし、

自分を試してみよう、

と思っている大事な時期なのです・・・。



子どもも「ひとりで」やってみたいんです・・・。


「自立」への第一歩なのでしょうね・・・。



ちょっと距離を置いて、

静観して見守ってあげましょう・・・。!



そのかわり、

何か子どもから話しかけてきたことには、

きちんと向き合って話を聞いてあげましょう・・・!


その「小さな積み重ね」が、

思春期の、荒れ狂う子どもの心を

少しずつ癒してあげられることになると、

私は信じています・・・。



「少々のことはええやないか」

といえる、お父さんがいてくれると心強いですよね。

きっとそういう男の子の気持ちがわかるからだろうと思います。

「それじゃ、お父さん、聞いてあげて」

と、おまかせすればよいのです・・・。


お父さんじゃなくても、

「なに?なに?・・・聞かせて」

と、お母さんもこれまでと同じように

声をかけていけばいいのではないか、と思います。


この「これまでと同じように」というのが、

実は大事なんですよね。


親は、親として、ぶれてはいけません・・・。

「そのまんまのお母さん」で、

「そのまんまのお父さん」でいいんです・・・。


ここに

「見栄」や「立場」や「社会的」なことが

見え隠れすると

子どもは、すぐに見破ります。

そういう感覚が鋭くなる時期ですから・・・。




いろんな家庭の、

いろんな事情があるなかで、

テレビの教育番組のようなセリフで

まとめてしまうのは横着ですが、



でも、

やっぱり、「気持ちが通じる」ってことの積み重ねでしょうね・・・。


我が家の場合を棚に上げて、

大きなことはいえませんが、

でも、やっぱり、「親子」じゃないですか。



必ず、

どこか大事なところでは

通じ合っている、と思いたいですよね・・・。



ほめて、

叱って、

笑って、

喜び合って、

いっしょに泣いて・・・。


それでいいんじゃないのかな、と思います・・・。




誰に向けて書いている、というんではなく、

自分への励ましも込めて、


少し、


考えてみました・・・。




ちょっと、長くなりました・・・。




失礼しました・・・。



(応援団におこそうかな・・・)





BEST








(o^-')b






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◆迷路脱出! 「うつ」との出会いから◆



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