(2007年10月25日の記事です)

応援団 NO.18・なおしが大事・家庭訪問の目的



★ 今回の「応援団」は、今春、新学期始まってからの家庭訪問のことについてなど、3つのことを書きました。
 ひとつは、「応援団ないの?」って聞かれてうれしかったこと。
 ひとつは、テストなおしの大切さ。
 そして最後に、家庭訪問のこと。
 いろいろ盛りだくさんの「応援団NO.18」でした。

<「応援団」をこれからもよろしく!>
 「先生、今日は『応援団』ないの?」

と塾の帰りがけに子どもに言われて、とってもうれしかったです。
 なにぶん自分勝手な文章ですのでどこまで読んでいただいているものかと思っていました。最近ちょっと続いていませんでしたが、読んでいただいていると思うとうれしいものです。大人だって子どもだって、ほめてもらえたり認めてもらえたりするとやっぱりうれしいものです。

 ありがとうございます。あまり気張らずあせらず、でも少しずつ続けていきたいと思っています。また、ご意見ご感想なども遠慮なく「がんばる子」にお寄せください。

 この「応援団」もみんなでつくっていけるようになるといいなとも思っています。今後ともよろしくお願いします。

<テストの点数より「なおし」が大事!>
 子どもが学校からテストを持って帰ってくると、やっぱり「点数」が気になりますよね。これは、どのおうちの人でもそうだと思います。そして、子どもは親以上に点数を気にするものです。その点数でしか「それまでの勉強をどれだけわかっているか」をはかることがなかなか難しいですし、点数だと一番わかりやすいといえばわかりやすいですからね。それもよくわかります。
 ま、それはそれとして認めましょう。私もそうでした。とってきた点数にたいして、どうこう言っても、もうとってきたものですから、それはそれで子どもの実力として点数にかかわらず受け入れてあげましょう。悪い点だとついついひとこと言いたくなりますけどね。それもよくわかります。

 それよりももっと大事なこと、といっても点数にこだわってしまうのは誰でも同じですが、それより気をつけてみていきたいと思うことは、
 「まちがったところをどう直して次へつなげるか」
ということです。
 学校でのテスト返しとなおしの時間は、ていねいに一時間とってやれるかどうかです。人数も多いのでなかなかひとりひとり完全に納得させて「なおし」をさせるということは行き届かない部分もどうしてもでてきてしまいます。

 子供同士みせあいっこして、とりあえず赤鉛筆で直して先生にOKをもらって終わりということも多いでしょう。


 どこまでわかっていて、どこがわからないのかを子どもといっしょにきちんと確かめておきたいですね。これもなかなか家でということも難しいことでしょうが、簡単な読み間違いなのか、問題の意味がわかっていないのか、少し機会を作って確かめておきたいものです。
 がんばり塾でも、100題計算、漢字テストとしていますが、同じ問題でもその子その子によってどこまでわかってやっているか、これは新しいことだからきちんとやりなおしをさせる、何度もやっていることだから教えないでやる、・・・などと一枚一枚やっていく意味が違います。
 ですから、塾でやってきたプリントをみるときは、「がんばる子」で確かめながら、どのような状況でどのようなねらいでやったものかをよくみてあげてください。それこそ同じ点数でもやった日やねらいで点数自体の意味が違ってきます。
 極端なことをいえば、新出漢字のテストをして、0点だったとしても、その後の直しをきちんと正しい書き順でしっかりていねいに書いていれば、「この次は百点だね」と声かけしていけますよね。その次、急に百点・・・というわけにはいかないでしょうが、そこはじっくりかまえて点数を見守っていってあげたいですね。100題計算なんか特にそうです。
 「継続は力なり」・・・見守っていくほうに根気強さが求められることなのかもしれませんね。


<家庭訪問の目的 >
 この時期になると、小学校も中学校も「家庭訪問」がありますよね。この「家庭訪問」って実は担任の先生にとっても、おうちの方にとっても、とても大切な行事です。
 担任の先生にとっては、「自宅の位置確認」ということもありますが、一番の目的は、おうちの人の人柄というか、受ける感じ、子どもへの見方接し方など、会わなければわからないおうちの人の印象を知ることができます。

 正直こればっかりは、どうかくそうとしてもだめです。先生も人間ですから、おうちの人から見たっていっしょですよね。「短い時間で何を話そう?」なんて思うのは、これもまたお互い様で先生だってほんの2ヶ月でのあわただしいなかでのひとりひとりの学校での様子といったってなかなかくわしくは言えないものです。

 そこで、おうちの人が助け舟を出してあげましょう。先生の知らない、子どもの「家での最近の様子」について話してみましょう。
 特に、新しい学年になって気がついたことや心配なことについては、聞いてもらいましょう。できるだけ気持ちが安心できるようになるまで話してみましょう。その話を聞いてもらえる感じでその先生の人柄もわかるでしょうし、信頼関係もひとつ積み重ねていけることでしょう。
 その場で「答え」が出なくっても、以後いっしょに見守っていってくれるようなお言葉がいただけるといいですね。そういう関係に、短い時間でつくっていければ意義深いものになりますよね。
 何はともあれ、家庭訪問は、お互いに「知り合う」ということが目的です。

 「学校での様子はどうですか?」
と、事細かに聞くことより、自分の子どものよいところ、気になるところを話しながら、担任の先生と少しでも「なかよく」なる、というところあたりにこちらがめあてとしてもっていたほうがよいでしょう。
 そうすれば、担任の先生もおうちの方の人柄がよくわかり、「何かあったらすすんで話していけそうだ」というお互いの関係ができ、家庭訪問後も連絡帳や電話で連絡がとりやすいなと思えるようになるといいですね。
 もちろん、これは子どものためです。有意義な時間に!!


★ 家庭訪問も、お互いに緊張するものです。それまで、できるだけ「連絡帳」で、関係をつくってきていても、『会う』ということは、お互いに、一瞬で、わかりあってしまうものです。不思議です。
 それだけ、『会う』ということは大事なんだといつも思います。

 しかし、限られた時間です。もっと話したいと思ってもなかなかかなわないものです。
 ・・・とかいいながら、だらだらとお邪魔して腰おろしてゆっくり話し込み、次の方から電話がかかるということばかりの私でしたけどね。(笑) 

 「これからもよろしくお願いします。」といって、「また、何かありましたら、連絡帳に書いてください。」とつけたして、時間に追われ次の家に走らなければならなかった家庭訪問を懐かしく思い出します。
 連絡帳ですませれることもあれば、家庭訪問したり、学校へきてもらったり、・・・。どんなかたちにしても、『会う』ということで、人と人はより深くわかりあえるものだと、いつもそう感じることが多かったです。
 このことは、学校だけじゃなく、人と人・・・『会う』ことの大切さといっしょなのだろうなと、今、あらためて思います。

応援団長より




※相変わらず長い通信ですいません。

 現役の時も、

 「どのくらいの保護者の方が読んでくれてるかな~?」

 と思いつつ、持論を手書きで書きなぐるように書いていました。

 「できるだけリアルタイムで伝えれるように」と心がけて・・・。

 塾を始めてからも、その気持ちは変わりませんね。

 「なんとか自分の思いを伝えたい」という意味で・・・。


 塾を始めて半年位して、

 (ちょうどこの通信を出したころ)

 速読の教育教材の勧誘で自宅まで来た人が、

 「先生のこの通信だって、親は読んでませんて!」

 と言われたことは、めちゃくちゃ腹が立ちましたね!

 「おまえらが教えとる子ども達のような保護者じゃないわい!」てね♪


 「いつでも発信していくという姿勢」だけは、

 いつまでも忘れないでいたいなと思います。


 もちろん期待はしますが、

 でも、そのことにとらわれず求めず、

 通信もひとつの、大事な、

 保護者のとの「つながり」だと思いながら

 これからも続けていきたいなと思っています。



 ぼちぼち、がんばりま~す!





(o^-')b