これぞまさしく「しゃ!」という試合でございました(喜)。(4/11 虎3回戦 1-0) | カープがやっぱり好きなんよ

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どんなにボロクソに負けても、次の試合もやっぱり見てしまう。
18才までに広島で刷り込まれたカープ魂は、50を超えても東京で生き続けるのです。

試合が終わった直後に某有名学習塾の名物講師でもある鯉党仲間の方からLINEが飛んできたので画面を開くとそこには「しゃ!」というフレーズとともに新井さんが満面の笑みで右の拳でガッツポーズしている鮮やかなLINEスタンプ(笑)。小生も思わず拳を握って「しゃ!」と叫んでしまいました(笑)。いやぁこのスタンプ、まさにドンピシャ!でございます。因みにその彼は先日の竜3連戦ずっとマツダスタジアムで点の取れない鯉打線を声を枯らし応援し続けた「鯉党の鑑」のような方でございます。そんな思いもひっくるめ歓喜に満ち溢れた本日の鯉の勝利、甲子園での連勝でございますな。

 

しゃ!

 

今日もロースコアの極致の「1対0」の試合でございました。このところ鯉党が辛酸を舐め尽くしてきたこの「1対0」のスコア、見るのも嫌な「1対0」のスコア(笑)、それこそアレン先輩・黒原クンそして床田先輩の好投を悉くフイにしてきた「1対0」のスコアでございますが、他方で、勝ち試合の「1対0」はなんと心地よいことでしょうかね(笑)。まさしく「しゃ!」なのでございます。野球ファン心理なんてホントに身勝手なもんですな。

 

大瀬良先輩が7回無失点ピッチングでございます。中国新聞の「球炎」では「もはやエースではない」どころか「エースの座を取り戻しに行けよ」と叱咤激励されてきた大瀬良クンの堂々たるピッチングでございました。7イニングで被安打は散発4本のみ、なんといっても「無四球」が素晴らしかったです。ストレート最速は149キロでしたがスピードガン以上に打者を押し込んでましたよね。6回裏2死3塁のピンチの場面で4番大山クンにインコース低目にズドン!のストレートで見逃し三振に斬って取ったシーンが印象的でした。かなり低いボール気味の球道でしたが、球審の白井さんのあの甲高い声のストライクコール、思いっきりタメたド派手なアクション付きで炸裂(笑)。というか、今日は外角ギリギリののカットボールやスライダーにしても白井さんとの相性が抜群に良く、かなり助けてもらってましたかね。久々にアツと組んだバッテリーも息ぴったりでしたな。

 

加えて、投手陣でいうと1点差の9回にマウンドに上がった栗林クンが2番中野、3番ノイジー、4番大山の「虎の上位打線」の並びをあっさり三人斬りで締めてくれたのも「しゃ!」だったのですが、特筆すべきはなんといっても8回の島内クンでしたな。実は今の虎打線の一番イヤな並びは「8番木浪から始まり1番近本に廻るイニング」でございます。しかも9番西には代打で前川右京クンが出てきます。いやぁこの20歳の子もウチの20歳の彼とともに見ていてワクワクするバッターですわな。・・・という三人に対する島内クンの投球だったのですが、なんと

 

全球チェンジアップ。

 

木浪クンをチェンジアップ2球でショートゴロ、前川クンにも3球連続のチェンジアップでセカンドゴロ、最後の近本クンには4球連続チェンジアップでサードゴロ。彼の代名詞である154キロのストレートは1球もなし。ザ・チェンジアッパー島内の誕生です(笑)。まぁ會澤先生の為せる技でしたかね。近本クンも完全に惑わされてましたわ。あっぱれなセットアッパーっぷりでございました。

 

ディフェンス面でもう1つだけ。投手陣も素晴らしかったのですが今日のゼロ封リレー完成には3人の外野手のスーパープレーが大きかったんですよね。1人目はレフト秋山先輩。初回2死3塁で4番大山クンを迎えたピンチの場面。大山クンの捉えた打球がいい角度でレフト上空へ。スタンドには届かずともレフトオーバーかと思いましたが、レフトの秋山先輩が懸命に背走し、逆シングルのカタチでグラブを伸ばしながらジャンプ一番!グラブの先に白球が引っかかるスーパーキャッチ!昨日もレフトフェンス激突キャッチがありましたが、レフト秋山先輩が守備面で存在感出してますよね。「しゃ!」でございます。

 

2人目は最終回の先頭打者の中野クンのセンターへのライナー性の打球に前チャージでダイビングキャッチを見せた上本先輩。いやぁこれは紙一重でしたな。というか実は一瞬バックしてから慌てて前に突っ込んでダイブした上本先輩でしたのでやや自作自演気味でしたが、真っ正面に飛んでくるセンターライナーの処理はホントに難しいですからね「あっぱれ」をあげてくださいな。ま、アレを後ろに逸らしたらランニングホームランで同点になってたとは思いますが(苦笑)。

 

3人目はもう言わずもがなでしょうな、0対0で迎えた7回裏の先頭打者であるサトテル君のセンターへの大飛球。打たれた瞬間に柵越えかと思いましたが、ややラインドライブ気味の打球でしたので、右中間フェンス直撃の打球に・・・と思いきや、なんとなんとセンターの久保修クンが打球を追いかけるトップスピードのままフェンスに激突してこの打球をキャッチ!身体を地面に思い切り叩きつけられながらもこの打球を離しません。地面に横たわったままの久保修クンの姿にオイオイ大丈夫かよと心配されましたが、すっくと立ち上がるとにっこりと爽やかに微笑むイケメンフェイスの久保クンです。いやぁ惚れてまうだろ(笑)。以上、鯉の外野陣の超美技3つでございました。

 

もとい。

 

お待たせしました。

本日のハイライト。

 

0対0で迎えた9回表の鯉の攻撃でございます。虎のマウンドには剛腕守護神のゲラさんです。まずは先頭の3番小園が初球攻撃で詰まりながらもライト前に運ぶヒットで出塁して無死1塁。続く4番堂林には迷うことなく送りバントのサインでございます。これまた初球を見事に転がしてバントを成功させる堂林。僅か2球で1死2塁の場面を作ります。ここで5番久保クンに代わり代打松山先輩が登場。ま、先程のセンターでの超美技でノッてる久保クンの打席も見てみてたかったですが、ここは代打の切り札ですわな。初球からゲラさんの157キロストレートに食らいついて、なんと6球連続でファール。が、最後は縦スラで落とされて空振り三振でツーアウトに。

 

ここで登場したのが本日の主役、田村俊介クンでございますな。目の前で師匠の松山先輩が空振り三振に倒れてメラメラ燃える20歳の若鯉ですわ。開幕戦でDeNAの東クンにスイングをめちゃめちゃにされて以降はかなり長い間苦しんでいた田村クンですが、ここにきてヒットも長打も出始めてきましたので、皆さんもかなり期待感を込めて彼の打席を見つめていたことかと思います。この打席の田村クンはオーラが違いましたよね。後付けではなくて、ホントにそんな気がした同志も多かったのではないでしょうか。打席の田村クンもそれを見つめている鯉党も双方の集中力が高まっていたような気がします。

 

3球目でした。ゲラの155キロのストレートを捉えて振り抜いた田村クンのスイングから美しい打球がセンターへ飛び出します。少し前に来ていたセンターの近本クンが踵を返してバックスクリーン方向へ背走をかけ懸命に打球に手を伸ばします。が、糸を引いたような打球がグングンと伸びて近本クンの上空を超え、白球がその先に転がります。

 

よっしゃ!

 

2塁走者の小園がホームを駆け抜けて虎の子ならぬ「鯉の子」の1点が9回表のスコアボードに!打った田村クンも2塁を蹴って一気に3塁へ滑りこんでタイムリースリーベース!3塁ベースで跳ね上がって思いっきりガッツポーズをかます田村クン!

 

おっしゃ!

 

いやぁ。素晴らしい。躍動する20歳の若鯉です。盛り上がる3塁ベンチ、そしてレフトスタンドの赤い鯉党の皆さんの狂喜乱舞。いえいえそれだけじゃございませんぞ。4連続ゼロ封負けの屈辱をじっと耐えて鯉の試合を見守り続けてきた全国各地の鯉党の皆さんが、この地味な試合の最後の最後、この若者の打撃に酔いしれて思わずガッツポーズをかましていたに違いありませんて。

 

しゃ!

 

明日から東京ドームでジャイ戦です。

ガンガン参りましょう!

 

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