6月~7月中旬は インゲン豆は蒔かないほうがよいですよ!
種・家庭菜園・園芸・野菜 市川種苗店
当店で販売中のいろいろなインゲン豆
上段: 初みどり2号
中段: すじなしトップ
下段: つるありモロッコ
以前ご紹介したインゲン豆の種たちです。
播種期は4月~8月までですが、例外的に6月(~7月中旬)は蒔かないほうが賢明です。(以下、関東以西の暖地にすべて当てはまると思います)
たとえ今年春購入した種子が残っていたとしても、
①もったいないから、
②ジャガイモや玉葱の収穫がやっと終わったので、畑が空いたから、
③エンドウなどのために立てたしちゅうがもったいないから、
などの理由で、インゲン豆を作ろうとされる方が毎年いらっしゃるのですが、
十中八九、失敗です!
木は茂っても実がなりません!
いや、茎葉は茂りすぎるほど茂ります。でも実がなりません!
だから、種まきの適期じゃないんです!
同じことは、カボチャ(特にズッキーなどぜんぜんダメ)、とうもろこし、エダマメなどにもいえます。
(実は、この播種期の制限こそ、種屋が6月シーズンオフになる最大の理由なんです(涙!))
なぜでしょう? その理由を考えてください。野菜作りの基本に触れる問題です。
実を食べる野菜は果菜類と呼ばれますが、葉や茎や根を収穫するわけではありません。実を収穫しなければなりません。実を収穫するためには、受精が必須条件なのです。受精するためにはもちろん花も咲かなければなりません。
ある程度の温度が必須な夏野菜が、体だけが成長するように栽培するためには、4月以降であればほぼ8月頃まで問題ないと思います。しかし、一般的には、開花受精のためには、雨、高温、乾燥などを大変嫌うのです。
つまり、6月の今、種を蒔けば7月下旬~8月中旬という一年度最も過酷な時期にこの開花受精期を迎えなければならなくなるので、失敗する!という理屈になるのです。
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