家庭菜園を応援する農業おやじのブログ~家庭菜園・園芸用野菜の種のことなら市川種苗店

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こだわり農業おやじのおススメ野菜

ほとんどの野菜が12月下旬~2月、地上部の成長が止まります。一部を除き低温が続くとエネルギーの流れが茎葉の肥大から花芽分化へと変化するのです。だから11月までに大きくなっていることがとても重要です。10/28現在冬でも安心して種まきできる例外品種をご紹介します。

【ほうれん草】氷温近くまで耐えられ、夜が長い間は安心して種まきでます。
冬は虫がいないので完全無農薬栽培が簡単に実現できます。
プロには・・・・スーパーメガトンオシリスなど、
家庭菜園には・・赤根極うま十八番7、サラダでもおいしいほうれん草など
【レタス】低温ではトウ立ちしないので簡単な防寒で冬でも栽培できます。
リーフレタスではクイックレタス、レッドファルダー、ルビーケイコ、マノアなど
結球レタスでは・・・マリアは春蒔きもOKです。
【大根】大師大根は時無し大根よりトウ立ちが遅い大根です。
三太郎、味職人、晩抽あごおちはべた掛け被覆程度で栽培できます。

※中晩生系玉葱は1月下旬~2月上旬頃大きくなりすぎているとトウ立ちします
※極早生系玉葱は11~12月の日照時間でその後の成長が大きく左右されます
玉ねぎは遅くまで肥料が効きすぎると、長期貯蔵できず、すぐ腐ってしまいます

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度々栽培途中の莢を持ってこられたお客様からこのような質問を受けるので取り上げました。

 

種・家庭菜園・園芸・野菜 市川種苗店

 

エンドウは理科でメンデルの遺伝の法則というテーマで取り上げられるくらい品種による外見の差が顕著に表れます(逆に遺伝的なDNA情報のかけ合わせがとてもシンプルな形で外見に出るのでメンデルは法則を発見できたのかもしれません)。

私の知っている知識の範囲で書きますが、ブリーダーの方など、より専門的な知識をお持ちの方の補足訂正は大歓迎です。コメントよろしくお願い申し上げます。

 

結論から述べます。

実えんどう、サヤエンドウは未成熟段階で区別がつきます。しかし(サカタの担当者に再確認しましたが)スナックえんどうと実えんどうの見分け方はわからない・・・というのが真実のようです。

多くの栽培者も種まきの時は覚えていますが、時が経ち実ができる頃になると、はて?どちらだったかなという経験はよくあるのではないでしょうか?なるほど、外見上はどちらもエンドウなので、全く区別がつきません。こんな時は、莢を真ん中で二つ折りにします

サヤエンドウの場合はパキッと真っ二つに分かれます

しかし、実えんどうの場合は繊維が多いのでグチャという感じで分離しません。ぜひお試しあれ。

 

せっかくですから、エンドウの性質と外見上の関連性についておもしろい事実を述べてみます。なお、ここで述べる知識は愛知県のアサヒ農園㈱の社長さんにお聞きしたお話が含まれています。アサヒ農園さんは絹サヤエンドウなど多様な品種を育成されている愛知県の有名な会社ですが、以前ご出張の折、引用のお許しをいただいております。

 

 

 

エンドウは等しく上記のような外形をしています。

 

◆小葉が向き合って三枚つきその先に巻きヅルが出る。茎につく大きい葉が必ずあり「たく葉」と呼ばれている。脇芽はたく葉のところからでたり出なかったりする。

◆花は二つ連なって着く。三つや一つはない!

◆花の色は赤と白の二色。

◆実えんどうはクレオパトラのえんどうを除きすべて白花。

◆一方サヤエンドウは赤花も白花もある。従って赤花ならサヤエンドウの確率が非常に高いが、白花の場合は花の色だけでは、実えんどうか莢えんどうかスナックえんどうか全く見当がつかない。ただし、赤花の種は黒っぽく、白花の種は例外なく白~緑色なので種の状態では明確に区別がつきます。

◆サヤエンドウの赤白の違い・・・たく葉のつけ根に赤い小斑点があり、色がやや濃く先端だけ曲率が反転するのが赤花種です。莢の背すじが下まで直線的なのは白花種です。

◆節間は「たく葉」と次の「たく葉」の間隔ですが、この間隔が長いほど背丈も長くなり、支柱も長いものが必要です。またこの距離が長いほど大莢の傾向になります。

◆「たく葉」には白い斑点、「雲斑」が入りますが、うどんこ病ではありません。この「雲斑」が多いほど甘いといわれています。

 

 

 

莢の成長は上記のように変化します。

サヤエンドウの場合は莢の背すじが直線的になる頃が収穫適期です。積算温度で250℃です(平均気温25℃で目安として開花後約10日)ころとなります。

 

一方、実とりエンドウは成熟するにつれ糖がデンプンに変わります。

エンドウご飯はでんぷん質のホクホク感が美味しく感じるので、莢にしわが寄るくらい完熟したものを収穫するのが良いでしょう。

 

ウスイ、白竜などのえんどうはこれで問題ありません。

しかし、久留米ゆたか、南海緑、ロングピースなど種にしわのあるいわゆるグリンピース系統はやや若いうちが甘く、果皮も柔らかく美味しいという意見が多数あります。しかし、過熟になると(色は濃緑のまま美しいが)皮が厚くなる傾向があります。だからエンドウご飯にしたときに白竜など果皮が硬くならぬ昔の品種が美味しいという方が多いのもまぎれない事実です。この辺は大きく意見の分かれるところです。一般的には、家庭菜園には白竜。営利用には久留米豊などが無難なのかもしれません。

 

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超大型台風の被害にあわれた皆様へお見舞い申し上げます

 

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 衆議院選挙に台風。こんな10月は初めての経験です。九州西端の長崎県は直撃は免れましたがものすごい強風でした。

 選挙と同時上陸はわかっていたので期日前投票には行っておりました。選挙があまりにドラマチックに推移したせいか台風の報道がいつもより低調だったのが気になります。気圧の低さがものすごい値だったので直撃を受けた関西~関東以北の皆様には大変な被害にあわれたのではないかと想像いたします。心よりお見舞い申し上げます。

 

一方、九州は台風前から雨が続いていて稲刈りがまともにできない状況が続いていたので、農家の皆様は一年で最も多忙な季節に突入です。田んぼにかかりっきりになる時期だとは思いますが、台風直後だからこそ、畑にも注意を払う必要があると思い書き始めました。今日は短いブログで失礼いたします。

 

 

◆台風接近が確実な場合は、漁網などを圃場にかぶせ、大風で株がキリキリ舞いしないようにしっかり固定すること。

◆固定した網は台風通過後速やかに除去すること。

■除去後はさらに速やかに、銅剤+葉面散布肥料の散布を行う

 

これは私が若い頃、タキイ農場で学んだ台風対策の定石です。多分滋賀のタキイ農場の皆様は今回は徹夜の大仕事ではなかったと推測いたします。

 

なぜこんな作業が必要かという説明が必要ですね。

 

秋の露地栽培では台風による直接の被害は強風による茎葉の破損や、大雨の冠水による根腐れなどです。しかし一見物理的なダメージがなかったように見える野菜たちも一週間以上たつと軟腐病や黒腐れ病などが大規模に発病し全滅する場合があるのです。

 

網などがなく大風でキリキリ舞いした株は株もとに深い傷ができます。

キリキリ舞いしなくとも強い雨がたたきつけると同様に裂け目ができたり葉が破れたり、いずれにしろ傷ができます。

その傷から泥水に紛れた軟腐病菌などの細菌類が侵入します。

 

べと病などのカビ類は普通の雨でも気孔などから侵入しますが、細菌類は主に傷から侵入します。そして潜伏期間を経て一斉に大発生いたします。カビ類には発病後も有効な薬剤が存在しますが、細菌類は発病したら有効な薬剤はないので、予防に徹するしかありません。一部抗生物質がありますが薬害があったりして怖いので一般的には銅剤を使います。

 

同時に、速やかに消耗した体を回復させるのに葉面散布剤の混用が有用です。(タキイ農場では窒素を含んだヨーゲンを使用していました)展着剤の役割もしますので一挙両得です。

 

すでにご存じの方はもちろん、ご存じでなかった方はできるだけ速やかに【細菌病予防の銅剤】+【疲労回復肥料の葉面散布】を行ってください。早いほど被害が軽減できます。

 

 

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「ほうれん草」の肥料設計はどのように考えたらよいですか?

 

と、兵庫県のN.O.様よりメールをいただきました。

そのお返事を書く際に感じた疑問?やひらめき!を書いてみました。

 

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実は、玉葱の肥料設計をテーマとして6~7月頃には詳しい内容のブログを書こうと考えていたところですが、時間的な余裕がなくできませんでした。
玉葱は極早生で定植から収穫まで5カ月、中晩生系で半年以上を要する野菜です。マルチや追肥の有無、緩効性一発肥料の採用などにより複雑になりますが、元肥一本で収穫できる葉物野菜としてのほうれん草なら話を単純化できるのではないかと重い腰を上げてみることにしました(笑)。

推論の過程を示しておけばほかの作物にもそのやり方が使えるのでとても便利だと思うのですが、文献や各自治体や農協が発表する施肥設計は結果だけでその数値を導き出す根拠や経過が全く示されていません。私はこの点に特に合点がいきませんでした。
肥料設計のデータそれ自体がコピーのコピーである可能性も否定できません。特にネットではコピーのコピーが繰り返されるとそれが独り歩きします。すると出所は不明であるがしばしば目にするデータが同じ値なので真実味が増すのかもしれません。

肥料設計の思考過程を問題にとりあげた論文をあまり読んだことはないのですが、今回実際に数値を導き出す作業をしてみて、その理由に見当がついたのです。これが今日のお話の核心となるのですが、推論の過程でどうしても本質的にアバウトな見込みの数値=経験値を使わぬかぎり結論を導き出せない!ということに気づいたのです。


以下ほうれん草の肥料設計をしながら、そのアバウトさに迫ってみたいと思います。


ほうれん草の場合、収量は農水省からのあるデータによると10aあたり、①1300Kgとなっています。水分を除いた乾物収量は私の手元の文献によると②約10%ですから、乾物として10aあたり130Kgが収穫てきたことになります。
さて以前ブログで書いたとおり、植物の体の組成で窒素の占める割合は非常に少なく野菜では3%です。ちなみに炭素、水素、酸素で全体の約92%を占めます。
ほうれん草は豆と違い空気中の窒素は使えなくて土壌由来の窒素しか考えられません。
すると、130Kg×3%=3.9Kgとなります。つまり、作付け前の畑が肥料分を含まない状態であればほうれん草の一作に必要な窒素量は約4Kg/10a程度です。(以下窒素成分だけで考えてみます。)

もちろん、ご質問者のNO様のように、じっくり育て収量が増えてくるとその大きくなった分が増えます。また元肥を与えても雨で流出するなどして施肥量の全量が有効利用されるわけではないので、その分を予め加えておく必要があります。これを吸収率③という値で調整しているようです。その影響は実際の施肥量の50%から100%未満とするのが一般的です。この値で計算してみると4~8Kg/10aとなります。

ただし、普通の畑では、堆肥をやったり、前作に作物があったります。つまり無機化されていない有機態の窒素のことも考慮する必要もあります。しかし、堆肥の場合元々のC/N比により10年かかって成分が流出するものもあれば、3~6年で流出するものもあります。またその分解曲線自体が直線ではなく、豚プンみたいに指数関数的に急激に減少するものもあれば、バーク堆肥みたいに対数関数的にダラダラと漸減するものもあります。全くアバウトと評価するしかありません!このアバウトさを溶出率④という値で表現します。


溶出率が違ったり、何年も連続して堆肥を与えている場合はその分も重増して効いてくるのでその値はもっと大きくなるはずです。ここに挿入すると読みづらくなりますので最後にまとめてエクセルでシミュレーションしたものを参照ください。(施肥量=10を毎年あたえその溶出率を0.1~0.5で試算してみました。エクセルでは溶出率を溶解率と表現しておりますが同じ意味です。)ここでわかったことは、堆肥は毎年同じ値を投入し続けると、溶出率にかかわらず、5~6年でほぼその投入量の全量が効いてくるということです。


例えば牛ふん堆肥の場合、窒素は1%程度ですから、1000Kg/10aの投入で0.1の溶出率の場合、窒素成分で1000×0.01×0.1=1Kgです。溶出率のアバウトさを考えても1Kg~5Kgとなります。これにも③の吸収率が関係してくるので、実際は最小でも0.5~2.5Kg、最大で5Kgの効果が出ます。もし毎年1000Kg/10aずつ堆肥を投入すると最大値10Kgの溶出がありますのでほとんど堆肥だけで賄える計算になります。


今までのデータを単純に整理すると、堆肥を1000Kg/10a使う肥料設計において、施肥量は
(4~8Kg)-(0.5~5Kg)=0~7.5Kg/10aで良いという結論になります。
しかしながら、①②の数値には誤差を含みます。③④はアテズッポウといってもよいくらいアバウトな推測です。また堆肥を過去どのように使ってきたかによっても大きく数値は変化します。

以上でお分かりのように導き出された窒素の肥料設計最大値7.5Kg/10aという数値自体は、各種の推測により導き出されたデータに過ぎず、N.O.様の畑のCECなど全く考慮されていません。堆肥の投入量やその投入履歴を考慮すれば当然その値は小さく見積もる必要があることもご理解いただけたのではないでしょうか。

 

ちなみに7.5Kg/10aの窒素分は8-8-8の成分比の複合肥料20Kgなら7.5÷(20×0.08)=4.7俵であるという計算をいたします。家庭菜園では坪当たり7500÷300÷0.08=310gの8-8-8肥料が必要量という計算になります。ただし上記同様あくまで最大値であることをお忘れなく。


またほうれん草以外の作物であっても議論の出発点の①が違うだけで後は同じ方法で肥料設計が可能です。でも不確定要因を仮定しないとどうしても次の計算ができないことが実際にお分かりになったのではないかとかと思います。ですから個々の畑の過去の経験的なデータの蓄積が不可欠だと思います。


もし、より科学的に肥料設計をするのであれば
◆有機質は必ず同じものを5~6年※使い続けること。
◆肥料設計は無機肥料で調整し最大のパフォーマンスが得られるデータを見出すこと。
◆5-6年後はその有機質の溶解分が安定して流出するようになるので、有機質投入量と等量の無機肥料が減肥できるようになります。この5~6年という数値はブログでも書いた※神戸大の阿江教授とも意見が一致するところです。


(閑話休題)
さて、最近、前出※阿江教授のゲラ刷りを見せてもらったのですが、ある雑誌で書かれています!「ほうれん草などの冬野菜には無機化されていない分解途中の有機態窒素を直接アメーバみたいに吸収する仕組みが備わっている。」と。
そうであれば、可能な限り無機肥料を減らしボカシなどの有機肥料が最も適しているのがほうれん草なのではないかと思っています。
トマトやナスやキュウリなどの夏野菜にはこの機能がないので不思議といえば不思議ですし、ぼかし肥料や堆肥などの有機系肥料が無機肥料と全く等価である点も非常に面白い(=有機栽培の意味がない!)と考えています。

 

以下の資料は堆肥を毎年15年間投入し続けるどのような施肥効果が表れるかを シミュレートした資料です。 

 

 

 

 

 

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