アンゴラ航空 北京-ルアンダ線のB777-200ERって? | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

ピンクとオレンジの色彩鮮やかなアフリカ、アンゴラのTAAGアンゴラ航空(DT)

ルアンダ/ドバイ/北京線最新鋭のB777-200ERで運航しています。

(サービスもアフリカと思えないほど洗練されているらしいです。)

公式ウェブサイト → http://www.taag.com/



あまり馴染みの無い遠いアフリカの国がお隣の国の首都へ直行便を飛ばしている

なんて何だか意外だと思いませんか?

こんな便の就航の背景には中国による破竹の勢いのアフリカ進出があります。

(中国の海南航空も北京からアンゴラの首都ルアンダへ定期便を飛ばしています)


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(写真) 北京首都国際空港ターミナル3 (2009年)

      中国国際航空のB777-200



最近、中国政府はアンゴラの石油資源を狙い、中国商人も激安中国商品の貿易を

同胞中国人が激増するヨハネスブルグからアンゴラのルアンダに移行しつつあります。

中国にとってアンゴラは重要貿易相手国になったのです。


中国はアフリカ外交強化で石油やレアメタル等の資源囲い込みを目論んでいます。

したたかな中国の戦略に日本政府は遅れをとってはいませんか?


中国は他にも赤道ギニア、中央アフリカ、スーダンなどの産油国、コンゴ民主などの

レアメタル産出地に目をつけています。


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(写真)モスクワ・シェレメーチェボ空港(2007年)


私は昔、モスクワのシェレメーチェボ空港でアンゴラ航空のL-1011を見かけた

ことがあります。暗いモスクワでは特にアンゴラ航空のピンクとオレンジの鮮烈な

塗装が印象的でした。当時、ロシアとアンゴラは政治的に強い繋がりがありました。

現在は辛うじてアエロフロートが隔週1便でモスクワ-ルアンダ線を運航しますが

ソ連時代以来の政治的関係も薄れアンゴラ航空のモスクワ乗り入れは無くなって

しまいました。



私にとってアンゴラは一回行ってみたい国の一つです。しかし、アフリカの中でも訪問の

最も難しい国の一つなのです。理由は、


*アンゴラVISA取得が困難

*高級ホテルがいつも満室で宿泊料が高騰している(1泊400ドルが相場)

*ポルトガル語圏であるため旅行しにくい

*産油国で物価が異様に高い

*公共交通機関が未整備

*イエローカードが必要



アンゴラ入国査証取得が難しいのは上に述べた通りですが、トランジット査証なら

どうなんでしょう?

例えばアンゴラ航空で北京/ルアンダ/ヨハネスブルグを発券して査証を取るとか。

(情報が少なくて出来るのか不明)


旧宗主国であるポルトガルのリスボンにもアンゴラ航空はB777で毎日就航していますが、

リスボンではアンゴラ航空の南ア行きの格安チケット(ルアンダ経由)が簡単に

手に入るらしいです。


北京にも同様のチケットがあればトランジットでもいいから、いつか利用してみたい

ものですが査証の状況が変わらない限り単なる妄想に終わりそうです。



TAAGアンゴラ航空(DT)  LINHAS AEREAS DE ANGOLA

アメリカやロシアの旧式機材を退役させ、オイルマネーを使って急激に機材を更新中。

最新鋭のB777-200ER, B777-300ER, B737-700, そしてやや古いがB747-300を使って

北京やドバイ、リスボン、パリ、サンパウロ、ヨハネスブルグなどに就航しています。

一時、安全に問題がありEU乗り入れ制限があったが現在は解除。


ウエブサイトも実に洗練されています。いつか乗ってみたい会社。

北京線は週1便(火曜日)運航。

http://www.taag.com/