アルヌールで文化摩擦?   千葉県白井市 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

GW最終日は自転車(ロードレーサー)で白井市までランチにでかけました。

向かった先はいつものパキスタン料理店アルヌールです。

今回も日本人客はいませんでしたが、森の中のカレー屋さんは多国籍な客で賑わっていました。



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チキンカレー

スパイス加減も塩加減も現地に近い感じです。ワイルドな骨付きチキンもパキスタンの

食堂みたいでグッド。

アルヌールのメニューの中では一番のお気に入りです。


食後にセットのドリンクを頼むと、今日はチャイが無いそうで(←本当かよ?)、ラッシーを

もらいました。ラッシーは甘すぎずなかなか美味しいです。



在住スリランカ人の勧める茨城のスリランカ料理店は?


隣のテーブルにいたのは中古車関係のスリランカ人のお客さん。

向こうから話しかけてきたので、

「茨城のスリランカ料理店でお勧めのお店はありますか?」と質問してみたところ、

「うーん、水海道の294は日本人向けに合わせているから、スリランカ本国の料理と

ちょっと違うね。」とのこと。(※日本人には人気店です)


「294よりも、国道をもうちょっと直進して左に曲がったところのほうが美味しいよ、

そこはスリランカ人のたまり場だから。」


???294のもうちょっと先にスリランカ料理店なんかあるんですか???


「それってもしかして石下にあるランディワのことですか?」

「ああ、そうそうランディワ、よく知ってるね!あそこはスリランカの味に近いよ。」


もうちょっと先じゃなくてすいぶんと先じゃないですか(笑)

やはり茨城在住スリランカ人には294よりランディワのほうがお勧めなんですね。

いいこと聞いちゃいました。

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アフリカ系黒人客と食文化の違い


スリランカ人と話していたら今度はフランス語を話す西アフリカ系黒人の大男2名が来店。

このお店、客層がディープすぎます。(きっと皆さん中古車関係でしょう)

黒人2人組は店のスタッフ(ムンバイ出身インド人)と英語で話しはじめました。


「肉のカレーはどんな種類がありますか?」

「チキン、ビーフ、マトンがあります」

「じゃあビーフで。ナンじゃなくてライスね。」

「ライスは売り切れました。ナンしかありません。」

「何?ライスが無い???」


アフリカ系のお客さんはライスが無いことに不満のようです。

さらに出てきたビーフカレーに激怒。(偏見ですが黒人の方々は怒ると怖い・・・)

「ライスが無い上に、ビーフカレー頼んだのにこれは肉の無いスープカレー

じゃないか!!一体どういうことだっ!!」


さて、どうしてこんなことが起きたのでしょう?

理由は「ビーフカレー」に対するイメージの違いにありました


店員さんの言う「ビーフカレーあります」というのはパキスタンのハリームという料理で

ビーフを原型がなくなるまで煮込んだペースト状のカレーのこと。


それに対してアフリカンのお客さんは一般的な肉の塊が浮かんだビーフカレーを

想像したのでしょう。ハリームを見てビーフが入ってないじゃないかと怒るのも無理も

ありません。


この一件でインド人の店員さんもアフリカ系のお客さんも文化の違いで

不機嫌になってしまいました。どちらも気の毒です。



久々の自転車


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お店までの道のりはロードレーサー。久々に手賀沼と今井の桜周辺を走りました。

東葛地区では田植えが始まっています。



晴れ 最高28.0℃ 最低16.2℃ 

往路東風3m/s 帰路南南西4m/s(つまり往復とも向かい風)