ネパールのダルバート    「Khushi」 柏 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

柏駅周辺に昨年オープンしたアジアン・ダイニング&バー。ネパール料理から北インド、タイ、

シンガポール、中華、韓国料理と広いバラエティーを揃えていますが、シェフはネパール人なので

ネパール料理ならば間違いないと思います。


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ダルバート・タルカリ (ランチ ¥600)

ネパール料理の基本です。現地には専門店も多く、何も言わなくとも着席すればダルバートが

出てくるお店もけっこうあります。

ダルバートの「ダル」は豆のスープ、 「バートはご飯。これが定食の最小単位です。

日本のご飯とみそ汁みたいなもんですね。

これにアチャール(漬物)やタルカリ(おかず)が追加されます。


私がネパール山間部の小さな食堂で食べたダルバートは極薄の豆スープと大量のご飯、

それにアチャールひと匙、申し訳程度の青菜炒めというとても質素なものでした。

美味しかったけど内容の割に首都カトマンドゥより高いのにはビックリ。山村は物流コストが

かかるからか?全般的に都市部より物価が高いようでした。


今日のダルバートはダルも(北インド料理の流用ではなく)しっかりネパール風。

タルカリも本格的。

これだけレベルの高いダルバートが柏で食べられるのは嬉しいですね。


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(左)チベット式チョウメン

   チベット由来の焼きそば。具材が豪華でした。


(右)アールー ジーラ

   インドにもあるジャガイモのクミンシード炒め 酸味が効いてました

ネパールは食文化の十字路ともいうべき場所です。大まかに言えば北インド料理や

中華、チベットなどが融合した食文化です。


一般的にお米が主食。いわゆる「カレー」も北インド料理よりさっぱりして

日本人受けしやすいように思いいます。(それでも油はけっこう使ってると思いますが)


地域別の特色として西部(または南部)へ行くほどチャパーティーやバトゥーラをよく食べるなど

北インド料理に近づいて行く傾向があり、東部や山間部ではチベット式のうどんや穀類の

練り物(アフリカのフーフーや日本の蕎麦がきみたいなもの)が食べられています。


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(左)モモ

   ネパールの蒸し餃子 胡麻だれが美味しかった。

   

(右)ジャレービー(ジェレビ)Jalebii
   インド・パキスタンでもメジャーな揚げ菓子。チャイのお供に。


このお店、グンドゥルック(ネパールの保存食 発酵野菜)などの珍しい物も置いてあるようで

今後もちょくちょく通ってみようかと思います。



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グンドゥルック

※追記:5月18日に食べました。筋の多い干物といった感じ


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日曜日は最高気温10℃。太陽がほとんど顔を出さず、冷たい風が吹く寒い一日でした。