スリランカ航空UL132 軽食   TRZ-CMB | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

厳戒態勢のセキュリティーの中、インド南部のティルチラパッリを離陸。

飛行機は赤茶けたインド亜大陸の大地から海上に出て対岸のスリランカを目指します。


この便の客層ですがタミル系のスリランカ人以外に、どうやらコロンボで中東方面へ乗り継ぐ

出稼ぎのインド人も多いようです。


インドの国内線では飛行時間1時間未満でもホットミールが出たので、機内食には

期待していたのですが、スリランカ航空はコールドミールでした。

まあ1時間の飛行距離なのでこれで十分でしょう。


それにしても機材はピカピカでシートも座り心地良く、サービスもスマート。

さすがは南アジア圏で定評のあるスリランカ航空ですね。


世界の食卓  グルメ探求の旅-ul1 ケーキ、甘ったるいUAE製のマンゴーネクター、ポル・サンボルのサンドイッチ

旧英領らしいスリランカと英国の折衷料理です。


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具材のポル・サンボルはスリランカ料理の代表的朝食メニュー。

ココナッツ削り節、鰹節、ライムジュース、赤唐辛子を混ぜて作るふりかけのようなもの。

それをサンドイッチの具材に使用したものが出てきました。朝からとにかく辛いです。


国際線と言えどたった1時間の飛行なので食べているとすぐに食器が回収されます。

眼下にジャングルが広がるとまもなくコロンボのバンダラナイケ国際空港へ着陸です。


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コロンボ・バンダラナイケ国際空港(帰国時撮影)


ターミナルビルはインドと違って空港が明るく清潔で働く人もホスピタリティに

あふれています。そんな雰囲気もあってスリランカに到着するとなんだかほっとします。


入国審査官は全員マスクをしていました。やはり南国にマスクは似合わないですね。

滞在日数を質問されて、すんなり入国。

ターンテーブルで荷物を待っていたら空港全体が停電。自家発電に切り替わりすぐに復旧

しました。


その後、空港出口で今日のホテル探しを開始。

数軒並ぶ旅行会社で人の良さそうなオヤジの店舗を選び、前回泊まった二ゴンボの

「ザ・ビーチホテル」に泊まりたい旨を伝えました。

しかし満室のようです。それでも諦めずにいろんなランドオペレーターを当たってもらい、

最後の一社が1室ホールドしているということが判明。1泊1万2000円で交渉成立。

ついでにホテルまでの往復タクシーも手配してもらいました(往復USD40)

(クレジットカード不可・現金払い)


到着ロビーでタクシーを待っていると、何やら植え込みでガサゴソと人の気配が。

ふと見ると、植え込みに迷彩塗装の兵士が隠れており機関銃を構えていました。

本当にこの国の内戦は終結したんでしょうか?


いつもこの空港は深夜の利用で、空港周辺の様子をじっくり眺めたことがなかったのですが、

今回は初めて昼間の到着です。空港出口までは検問所やバリケードが多く、やたらと

重武装の歩哨が目につくのが印象的でした。


約20分のドライブでホテルに到着です。