ナハーリー(Nihari)水牛の朝食カレー   パキスタン製 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

世界の食卓  グルメ探求の旅

エアラインスタッフの食べ歩き日記

ナハーリー(または二ハーリー)は北インド発祥のカレーで主にデリーを中心として

主にムスリムたちの朝食として食べられています。


また、ムハージル(インド・パキスタン分離独立の時に現インド領からパキスタンへ移り

住んだ者)によってパキスタンのカラチなどにも伝わりました。


世界の食卓  グルメ探求の旅-n1 世界の食卓  グルメ探求の旅-n3

左の写真はパキスタン製のナハーリー缶詰ですが、水牛の肉を使用しています。

インドでは牛は神聖なものなので、ビーフを食べる習慣はありませんが(一部のムスリム

やマニプル州などでは食べられています)、イスラム国のパキスタンでは普通に食べられ

ています。


鶏肉が一番高級で羊、山羊、水牛という順に安くなります。(おかしなことにビーフが一番

安いのです)


朝食メニューとしてネハーリーと人気を二分するのが山羊肉のカレーであるパーヤーです。


パーヤ-の過去記事はこちら ⇒ パーヤー(山羊カレー)



他にもパキスタンにはスリーパーエという山羊の脳ミソと骨髄を煮込んだものや、

山羊の舌のカレーなどかなりディープなものもバザールの食堂に溢れています。

いずれも朝食にするには大変脂っこい物なので日本人には向かないと思いますが、

話の種に一度チャレンジされてはいかがですか?


ナハーリーとパーヤーの缶詰は日本では池袋のパキスタン系スーパーや上野アメ横の

大津屋商店で手に入ります。