半年ぶりにデリーのムスリム料理の名店・カリームホテルを訪れました。
デリーっ子の誰もが知っているカレーの名店です。
前にも説明しましたが、「ホテル」と言っても宿泊できるわけではなく、
ここではレストランを指します。
一日中喧騒が渦巻くジャマーマスジッド門前町
この喧噪の中の、さらに狭い路地に入った場所ににカリムホテルがあります。
デリーのムスリム(イスラム教徒)が大挙して集まる場所で、ヒンドゥー教徒の
中にはこの場所を通ることさえ拒む人もいるとか。
■カリームホテル
私たち3人は11時30分頃にカリームホテルに到着しました。
午前11時までのモーニング(二ハリとパーヤーの2種類のみ)が終わり、
各種カレーが大鍋でグツグツと煮えてきた時間です。
最初にバターチキンをオーダーしたのですが、「30分かかる」と言われ、それでも待つと
言ったら、今度は「出来ない」と返答。
要は我々の訪問時間が早すぎたのと、店の回転を良くするために、30分も店内に居座ら
れては困るということなのでしょうか。
ムスリムが好むカレーの代表格。骨付きマトンが入ったカレー。
深い香りと味わいです。
タンドーリーローティー 4ルピー(=約8円)
やや塩味が強いです。
(左)チキンカレー(ハーフ) 豪快ですね!日本ではこんな風に出てこないでしょ。
(右)ナーン 28ルピー(=約56円) 何とローティーの7倍の価格 ナーンは庶民があまり
頻繁に口にできるものではありません。日本のインド料理屋の一般的なナーンとも
食感が違います。
グルダーカレージー(臓物のカレー) ハーフ70ルピー(=約140円)
羊の内臓が煮込まれたカレー。コクのあるレバーカレーといった感じかな。かなり美味ですが
好き嫌いがわかれることでしょう。
飲み物はきりりと冷えたペプシ(15ルピー) 普段は飲まないですが、不思議と乾燥した
デリーにはピッタリなのです。また、当然ながらムスリムのお店なので宗教戒律上
アルコールは置いてありません。