【バングラデシュ料理】 シャゴリカ    東京・お茶の水 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

最近、バングラデシュ料理店・ベンガル料理店が都内に急増中ですが、すべてが

新規出店で増えた訳ではなく、今まで不本意ながら「インド料理店」を名乗っていたところが

堂々と自国の看板を始めたという理由のところが多いようです。


おかげでインド料理店には無いバングラデシュ特有の料理を東京で食べることが

できるようになりました。カレー好きには嬉しい限りですね。

カレーに関しても、バングラデシュのはインドと比べてまろやかで日本人の口にも合い

やすいと思います。私がバングラデシュ現地で食べたのも、どれもさっぱり目で美味しい

ものばかりでした。


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アルバジ

ジャガイモをスパイスと唐辛子で炒めたもの。南アジア全域の定番料理のバングラデシュ

スタイルです。



都内に何店かあるバングラデシュ料理店の中で特にお勧めなのは、浅草に本店があり

お茶の水に支店のある「シャゴリカ」

特に浅草店は15年前から営業しているインド・バングラデシュ料理の老舗です。

バングラデシュ・チッタゴン生まれ、ダッカ出身のオーナー、ホスナ・ジャハン・シュミさん

は典型的なバングラデシュ美人。現地の映画に出てきそうな人です。

今回はお茶の水店を利用。


ホスナさん曰く「バングラデシュ料理なのにインド料理と名乗らないと日本では

商売にならないのが嫌だった。だけど周囲の反対を押し切ってバングラデシュ

料理を前面に出してよかった。」。(お茶の水店) 

バングラデシュ料理に誇りを持つことは偉いと思います。そういうお店が日本に

増えることを期待しています。


さらに最近は、インド料理に詳しくなった日本人の中にはもっとディープな”南アジア”料理を

求めている人も増えてきているのですから、宣伝次第では流行ると思います。




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(左)チキン・ゴリジブナ

チキンレバーと野菜のスパイス炒め 

かなりオイリーですが油と混ざったスパイスがレバーに染みて

クセになりそう。



(右)バイグン・ボッタ   


バングラデシュ家庭料理の茄子のマリネ ご飯と混ぜて。

ボッタとは木の棒などですり潰した野菜や肉、魚などを団子状にしたものの総称。

バングラデシュは何でもボッタにしてしまいます。



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バングラデシュ・ディナーセット 

チキンカレー、キーマサモサX2、パロタ X 2、マスタードオイル・サラダ


日本人の大半がナンを注文するので、一応お店にはナンをメインにおいてありますが、

バングラデシュではナンを食べません。写真の油で揚げたポロタルティ(ローティーのこと)

を食べます。ベンガル地方ではお米も一般的です。

私はポロタやルティのモチっとした食感が大好きです。
チキンカレーもスパイスの旨さがダイレクトに伝わってきます。


どれも大満足のお味でした。値段も安いので普段使いにしたいお店です。



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インド・バングラデシュ料理 シャゴリカ


浅草本店:台東区浅草1-12-10すしや通り

お茶の水支店:千代田区神田小川町2-4-6小池ビルB1