麻婆豆腐といえば陳建民氏(陳建一氏の父)が日本に広めた四川料理として
あまりにも有名ですね。
ただし、陳建民氏の名ゼリフ「私の中華料理少しウソある。でもそれいいウソ。
美味しいウソ」からもわかるように、四川料理を日本人の味覚に合わせてアレンジしたことが
普及に成功した要因でした。
では、アレンジしていない本場の麻婆豆腐ってどんなもの?
麻婆豆腐 28元
最近は日本でも山椒たっぷりの麻婆豆腐を出すお店が増えてきましたが、
まだまだそんなの序ノ口とでもいうような、強烈なものです。
山椒で舌が麻痺してしまいそうです。しかもかなりオイリーです。
このまま日本で「本場の味」と銘打って出しても、おそらく売れないでしょう。
だから日本ではアレンジが必要なのです。
今回は北京の四川飯店(赤坂のとは関係ありません)を利用しましたが、次回は
四川省駐京弁餐廳(四川省北京駐在事務所のレストラン部 日本で例えるならば、
○○県東京事務所みたいなもの)が美味しいと評判なので、是非そこで食べてみたいものです。
北京で地方料理食べるなら、概して○○省駐京弁事処の餐廳が本格的かつ美味という
のが定説のようです。