【四川料理】 回鍋肉(ホイコーロー)  (四川飯店恭王府店・北京)    | 世界の食卓  グルメ探求の旅

世界の食卓  グルメ探求の旅

エアラインスタッフの食べ歩き日記

日本でもお馴染みの回鍋肉(ホイコーロー)を注文しました。


四川料理は中国でも重慶や成都など四川省で食べないと味が決定的に違う

言われています。確かに上海や香港の四川料理はだいぶんアレンジされていると

聞きます。


今回は比較的四川そのままの味に近いと言う北京の「四川飯店」を訪れました。

周恩来が首都にも本格的四川料理をということで1959年に命じて北京に開業した

由緒あるお店です。ちなみに、赤坂の四川飯店とは関係ないようです。




su1
回鍋肉 30元(=約500円)



日本の回鍋肉(ホイコーロー)との違いは?


まずキャベツを使わないことです。陳建民さんが日本に回鍋肉を広める時に

本来使う蒜苗が日本で手に入りやすいキャベツに取って代わられたそうです。


陳さんは日本の事情や日本人の味覚に合うように四川料理をアレンジして一気に

国民に広めることに成功しました。日本の中華料理界における彼の功績は多大ですね。


確かに、本場(といっても今回は重慶ではなく北京ですが)の四川料理はあまりに

強烈で、多くの日本人にとっては受け入れ難い味です。我々も完食は無理でした。


写真のように蒜苗ではなくネギを使うバージョンもあります。


味的には日本のように味噌が際立った味付けでは無く、油がギトギトで山椒で

痺れて味がわからなくなるぐらいに無茶苦茶効いています。



suchan2  すごい油と山椒ですね。。。



sichuan3

四川飯店”北京川菜第一家” 恭王府店・北京