イタリア田舎料理 まがーり 1月はアブルッツォ州 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

2008年1月20日(日)ディナー  柏市


日曜日の柏の最低気温は -3℃!! 寒さに負けて自転車をサボって食いに走ってます。


2008年1月のまがーりのメニューはイタリア中部のアブルッツォ州モリーゼ州の料理。

アブルッツォの料理と言えば、私が最も好きなパスタである「キタッラ」が有名です。

そして「アブルッツォ風」といえば仔羊を使った料理を指すほど、羊の飼育のさかんな州です。

ということで、今月はとっても楽しみ!
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Maccherroni alla chitarra 手作りのキタッラ 仔羊のミートソース


ずっと待っていたのはコレです。以前まがーりで食べたのは2年近く前でしょうか?

あの時のキタッラの食感とマルケ州のミートソースとの相性が忘れられません。

しかし、このブログを始めてからはお目にかかってません。


キタッラとは「ギター」の意で、パスタ生地をギターの弦のような道具でカットすることから

ついた名前だそうです。断面は太めの正方形でしっかりした食感の麺です。

このパスタには羊などを使ったミートソースなどの濃厚なソースが合います。


今日も実に旨い!仔羊の濃厚なソースが実によく絡むこと。そして具材には焼いた

パプリカ、ピリッとした辛さは隠し味の唐辛子。唐辛子もアブルッツォ料理の特徴のよう

です。期待通りの美味しさでした。


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(左)Scapece di pesciolline わかさぎのエスカベッシュ

昨年も同じメニューを食べましたが、さらに美味しくなった気がします。


(右)Zuppa di ceci e scamorza affumicata ひよこ豆とスカモルツァチーズのスープ

  ひよこ豆、燻製チーズであるスカモルツァチーズ共にアブルッツォの特産品だそうです。

  オニオンスープのように器の上部をチーズとパンで覆っています。
  寒い日には温まる一品。


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(左)牛の胃袋とブロッコリーのトマトソース ペンネ

    私は臓物系のパスタソース大好き。これも満足度高いです。


(右)キタッラについてきたペコリーノチーズ。パルジャミーノではない粉チーズが出てくる

   のは、まがーりでは珍しいこと。
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(左)本日の魚のソテー トマトとサフランのスープ仕立て

   今日はナメタカレイを使用。サフランもアブルッツォでよく使われるそうです。

   添えられた野菜は蓮根とプチヴェール。



(右)赤鶏のマスタードソース

   皮がパリッとした鶏をマスタードソースで。これも実に旨い!

   夫婦ともにマスタードソース大好きなので奥さんと奪い合いです。

   まがーりの肉料理の中で一番のヒットと言っていいぐらい絶品。

   添えられた野菜は珍しいイタリア野菜のロマネスコ。最近は柏の農家も栽培しているよう

   です。味はカリフラワーそっくり。


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食後は私はエスプレッソ、奥さんはカプチーノ

デザートはアブルッツォ風カッサータ スポンジケーキに3種のバタークリームを重ねた

ものです。