ボクらの物語の巻 | チンピラ詩人カオルの戯言

チンピラ詩人カオルの戯言

新しい可能性のために

12月5日のイベントタイルは「Stories」

ストーリーズ。物語たち。

主催者がこう名付けた理由こんな感じ。

「お客さんにも出演者にも

みんなそれぞれの物語があり

それはこれからも続いていく。

そんなストーリーがこの夜に少しでも交われば」

いいなと思った。

 

「誰もが自分の人生の主役」なんてフレーズがある。

オレにもオレの58年分の物語があり

そのいくつかのエピソードはこのブログにも書いた。

Netflixでドラマ化したらシーズン100ぐらいかもだ。

重要な脇役として華々しく登場した女性が

序盤であっけなく舞台から姿を消したり。

ショッキングでスキャンダラスなシーンや

陽だまりで猫を抱きながらまどろむ場面。

未回収のまま放置された謎と伏線。

「結末」を知らせれないまま

主人公カオルちゃんは自分自身を演じ続ける。

 

オレが懸命に作った曲。

その曲をBGMに通勤する人。

このブログを読んで

改めて自分のストーリーを振り返る人。

こんな風に物語は少しずつ重なっている。

 

12月6日はこのタイトルを意識した

選曲にしようかなと考えていた。

その想いは変わってないけれど

「ストーリーズって曲作ればいんじゃね?」と思ったら

ちょっぴり気分がワクワクしてきた。

 

来年以降のライブは決まっていない。

もし。

台本に「来年春を待たずカオル死亡」とあるのなら。

この日のライブが最後のライブになる。

あり得ない話じゃない。

 

「けっこう長く続いたドラマだけれど

視聴率も右肩下がりだし潮時かも。

荒技だけど主人公カオルを太陽に吠えろ的に

ドラマチックに死なせよう。

そして名脇役レインにフォーカスしよう」

 

な。

あり得なくもなくもないだろ?

 

ミントホールにはグランドピアノがある。

それをポツリポツリと弾きながら唄う。

そのピアノは誰かが作って

誰かが店内に運びたくさんの人が弾いた。

こんな風に考えるといろんなものが愛しくなる。

 

オレの曲をBGMに働く人が楽器職人で

このピアノを作ったって可能性もある。

そんな「偶然」はドラマではありふれている。