たまご革命 | かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

子供の頃、我が家では、卵かけごはんができるのは、卵を買ってきたその日だけだった。生で食べるには鮮度が必要なのだ。12個入りの卵はなかなかなくならないから、卵かけご飯ができる特別な日を、冷蔵庫の卵の減り具合を眺めながら、いまかいまかと待ち焦がれていた。

大人になったら待つ必要がなくなった。ついつい、卵が安くなっていると、卵かけごはんをするために買ってしまう。冷蔵庫にまだ1パック残ってるのに、いそいそと買ってくる。
もちろん、冷蔵庫に卵が溜まる。
でも卵かけご飯の幸せには抗えない。

いざとなったら、ゆで卵を作って、全部煮卵にすればいい。あれもおいしい。超幸せ(が、面倒くさくてなかなかやらないので、卵が溜まる)。

今日また、安かったので、卵を買ってきて、パッケージを眺めていたら、こんなことが書いてあった。

「生食をされる場合は賞味期限内にお召し上がりください」

え?賞味期限内ならいいの?賞味期限、10日間ほどあるんだけど?

つまり、ほぼ毎日、卵かけゴハン食べれるってこと??


わああ、どうしよう…!!!!

34年信じていたことがくつがえされてしまった。どうしよう。もう欲望が止まらない。

というか、たぶん、母は、わたしが卵ゴハンばかり食べすぎるから、そうやってコントロールしていたのかもしれないな…。毎日卵ゴハン…毎日卵ゴハン…!!まあきっと、すぐ飽きそうですが。

わたしのサイト「作家のたまご」は、わたしがたまご好きなところに由来があります…というのは嘘ですが、たまごって本当に形もかわいくて大好き。

初期のHPに使ってた画像。


このタマゴ君が読んでる本は、太宰の斜陽なんですよね。まさか十年後に朗読劇を自分でやることになるとは、まったく予想していなかったです。

今のHPの画像。

イラスト:木村友昭

たまごが孵化しましたよ。ぴよ。