かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

毎年、京都芸術大学が主催する市民講座「藝術学舎」で年に2回(大阪で1回、東京で1回)講座をさせてもらっていますが、2023年の大阪の講座の申し込みが開始されております。

大阪藝術学舎「小説の書き方1から10まで」詳細・申し込みページ

開催日時は09/02(土)13:20~17:40、09/03(日)09:30~17:40です。2日間連続した内容で、「小説の書き方1から10まで」。


この藝術学舎での2日間集中講義ももう何年目だろうか…。リピートしてくれる人がいるので、毎回内容を変えていたのだけども、それがとても大変すぎたのと、前にやったやつが出てなくて受けたかったという人もいたり、数人以外はほぼ新しい人だったりするのと、この「小説の書き方1から10まで」にすべてを詰め込んでしまったので、また今年もこれをやろうと思いました。

小説の書き方を学びたいなと思ってもなかなか気軽に参加できるところがないと思うので、そういった人の入口として毎年できたらいいなあと思っています。

なので!同じ内容だから!気をつけて!

京都芸術大学の通信教育部の単位と連携しているので、小説を書きたいわけではないけどレポートの文章が書けないからどうにかしたいとか、写真や絵などのほかの芸術分野を専攻しているけれどちょっと興味があるとか、小説をバリバリ書きたいわけじゃない人も結構受けてくれます。なのでお気楽にどうぞ。

ライターさんのお仕事にもとても役に立つと思う。文章を仕事にしない人でも心を言葉で表す方法やストーリーを紡ぐ方法を知ることで、人生は豊かになると思う。もちろんガチの本気の作家志望さんにも役立つ内容にしたいです。

申し込みこちら。あと20人くらい。定員が埋まれば締め切られますが、埋まらなければ08/24(水) 13:00が締切です。

同じ内容を3月9~10日に東京でやります。関東の方がいい人はお待ちください。

講座は遠いしお金がかかるしという人は無料で読める「小説の書き方の教科書のようなもの」をどうぞ。文章読むのはまどろっこしいという人は、Youtubeチャンネルをどうぞ。

今回のメインビジュアルは、20歳につくったホームページ「作家のたまご」が、孵化してひよこになったときに、イラストレーターの木村友昭さん(現在:パンダせんぱい)に描いてもらった絵です。よちよち歩きでもOK。元気に楽しく、小説を書いてみませんか?


あと、才気あふれる新進気鋭の女子フォトグラファー東真子さんにプロフィール写真を撮ってもらったので、プロフページを変えて、写真の背景のラベンダーに合わせてHPもちょっと変わりました。ameba owndというプラットフォームを使っていて、簡単にデザイン変更できるのです。便利な世の中ですね。


稲盛財団は京セラ名誉会長の稲盛和夫氏によって設立された公益財団法人で、研究助成や社会啓発などを行っています。これまでにもたくさんの研究者が助成を受け、数々の成果が生み出されてきました。そんな稲盛研究助成を受けた研究者から構成される「盛和スカラーズソサエティ(Seiwa Scholars Society)」。略して3S。

そんな3S研究者の活躍を紹介するのが連載「3S研究者探訪」の取材/執筆を2021年の立ち上げのときから担当させてもらっています。

わたしは普段は理系の研究者の取材が多いのですが、この3S探訪では幅広い分野の研究者を取材できて、視野がどんどん広がっていく感じです。助成を受けた研究者の活躍を色々な人に伝えると同時に、助成を受けた研究者同士が分野を超えてつながれるように、という狙いで作られたシリーズなのです。

コロナ禍で始まったので最初はウェブ取材でしたが、2022年は初めて本当に「探訪」して、北海道の室蘭まで行ってきました。

記事の数が増えてきたので、こちらにまとめます。また新たに担当しましたら、随時更新していきます。

バナー可愛い。サイトも可愛くて読みやすいので、興味をもったテーマがあったら、ぜひ読んでみてください。


2021年

#01 「デバイス革命の鍵を握るハーフメタルの電子を視る」東北大学 金属材料研究所 梅津理恵 教授 インタビュー 記事ブログ

#06「芸術と社会のつながりを可視化する『楽学』の力」九州大学大学院 芸術工学研究院 西田紘子 准教授 インタビュー 記事ブログ

2022年

#07「嘘のつき方でわかる子どもの心の発達」神戸大学大学院人間発達環境学研究科 林 創 教授 インタビュー 記事ブログ

#08「バイオマテリアル研究で効果的な免疫療法につなげる」大阪公立大学大学院工学研究科  物質化学生命系専攻 弓場英司 准教授 インタビュー 記事

#09「海を泳いで受精する褐藻の細胞生物学」北海道大学室蘭臨海実験所 長里千香子 教授 インタビュー 記事


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4月から月に1度、最終金曜日にNHK文化センター梅田教室で文章講座をします。対面講座です。毎年、年に2回藝術学舎の講座はしているけれど、小規模な対面講座は久しぶりです。

書く仕事をしている人・したい人だけじゃなくて、何となく面白そうだから来てみたという人が、書くって楽しいなと思ってくれて、人生のどこかで役に立ててもらえるような、そんな講座にしたいなと思ってます。

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【講座概要】

この講座では、目には見えない心の動きや気持ちを、言葉で表現できるようになることを目指します。気持ちを豊かに表現できるようになると、文章が魅力的になります。さらに、自分の本心を知って深く考察できるようになったり、他の人と温かな交流ができるようになったりします。また、エッセイや小説の登場人物を書くための基礎にもなります。本講座では、気持ちを表現する練習をしたあとに、エッセイ、自分の気持ちと向きあう、作品の魅力的な紹介文、小説の登場人物など、いろいろなジャンルを取り上げて挑戦します。長い文章は書きません。文章が苦手な方でも、柔軟な発想と楽しむ心と想像力をもっていれば大丈夫です。

【日程】時間は19:00~20:30

○ 2023/04/28(金) 小説の登場人物の気持ちを書いてみよう①

○ 2023/05/26(金) 小説の登場人物の気持ちを書いてみよう②

○ 2023/06/23(金) 自分の気持ちと向き合ってみよう

○ 2023/07/28(金) エッセイを書いてみよう

○ 2023/08/25(金) 心を使って描写をしてみよう

○ 2023/09/22(金) 魅力的な紹介文を書いてみよう

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現在、なんと、4人…!(笑)やはりコロナ禍を経て対面はハードルが高いのか、時間帯を間違えたのか。でも4人できっちり濃い講座をするのも楽しそうだけど、もうちょっと来てほしいなあ。

詳細はこちら。気になってくれた人はチェックしてみてください。

心を伝える文章の書き方講座


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ホームセンターのカインズが運営するホームセンターを遊び倒すメディア「となりのカインズさん」に、記事を書かせてもらいました。とてもポップで自由で楽しいメディアなのですが、そこで敢えてアカデミックな記事を書くとミッション。


研究者+ホームセンターもしくはDIYというお題で取材した1本目は、研究室の立ち上げを経験したばかりの同志社大学大学院脳科学研究科脳回路機能創出部門の正水芳人教授の研究室に取材突撃しました。

研究者の独立は起業と同じ。最初は他の研究室の先生と一緒にプロジェクトを進めて、いずれは独立して自分のラボを起ち上げる。たったひとりで実験室をセッティングしていったという正水教授は、実は何度も研究室の引っ越しを手伝ってきた、ラボ立ち上げのベテランでした。

…って、正水君は、京大大学院時代の同期なのです。こうやって理系ライターになって、ラボを起ち上げたタイミングで取材できて、とても嬉しかったです。

研究内容もがっつり取材しました。わたし史上、もっともポップな研究紹介記事なので、ぜひ読んでみてください。脳大好きな正水君の研究、面白いです。将来楽しみ。


失われた脳機能の再生を目指す。脳研究の最前線にDIY発見!【同志社大学・正水芳人教授】


そして2本目は、北海道遠軽町埋蔵文化センターの学芸員の瀬下直人さんを取材しました。DIYのもとをたどって、旧石器時代のDIYを!

旧石器時代は、DIYする道具をDIYしたDIY創成期。DIYの原点「黒曜石ナイフ」をDIYしてみた

2023年に国宝に指定されたばかりの黒曜石たち。本当にため息が出るほどの美しさでした。そして石器づくり、楽しかったです。もう見るからに楽しそうなので、ぜひ読んでみてください。


北海道遠軽町には、大阪から移住したわたしのお友達が素敵な喫茶&お宿『森の暮らし』をやっています。旅日記はnoteに書きました。よかったらこちらもどうぞ


研究者×ホームセンターもしくはDIYのネタが思いついたら、またカインズさんに提案していこうと思います。もし我こそはという研究者がいらっしゃいましたら、ぜひご一報くださいませ。


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理化学研究所 生命科学機能研究センターの新コーナー「研究人十色」のインタビューを担当しました。研究者の人物像や生き方にスポットをあてた新コーナー。いつもの研究紹介寄りはやわらかく、想いや物語が伝わるように、書きました。

小説家としての感性も活かしてくださいねと言ってもらえて、クレジットにも「小説家」が入ったのが嬉しかったです。こんな記事、もっと書いてみたいな。

韓国から日本の大学にやってきて研究の道を切り拓いていった金水緑さん。しなやかに道を切り拓いていく生き方が素敵でした。


母国を離れてひとり 巡りあった研究と人生

清末 優子さんは、自分の見たい現象を見るために顕微鏡を作ってしまったパワフルな生き方がかっこよかったです。


タンパク質の動きに魅了され、こだわり続けた研究スタイル


女性の研究者、と、ひとことではくくれない、いろいろな生き方があるなと思いました。インタビューをするといつも「わたしもがんばろう」って励まされます。よかったら読んでみてください。


via 寒竹泉美 WEBSITE
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