台湾に行ってきた | かんちくログ

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1発屋どころか、まだ1発も打ち上がってませんが。勝負は、これから。

先月の話ですが、台北に1泊2日で行ってきました。

















どうだった?と聞かれると、なぜか答えに詰まる。滞在日数が少ないせいもあるけど、ひとことでは説明できず、よかったとも悪かったとも、まだ言いたくない感じ。

敢えて言えば「日本とは違っていた」ということかな。
でもまったく違うわけではない。台湾の人も日本人も見た目はそんなに変わらないし、歩いていたら地元の人と間違われて道をきかれるし、漢字はところどころ読めて意味が分かるし、WiFiも使えるからネットも普通にできたりして、日本でもなじみのあるチェーン店もいっぱいある。

よく似ているけれど全然違う、というこの不思議な感じが、ひとことで表せない原因なんだと思う。

いま、東京で、台湾の國立故宮博物院展をしてますよね。もうちょっと遅かったら入れ違いになるところだったけど、わたしは、なんとか無事現地で「白菜」と「豚の角煮」を見ることができました。
撮影禁止だったのでネットから画像拾いますが、こんなの。

白菜



豚の角煮



この2つが國立故宮博物院のメインというべき彫刻で、これを見るために30分待ちしたのでした。なぜに白菜と角煮なのか…。このときの中国では、素材を生かすことを芸術としていたそうです。ああ、この天然石、ここをこうしてこう削ったら白菜になる…!!こいつは豚の角煮になる…!!と、思った彫刻家が、彫りだしてやることで、自然な生き生きとした造形が現れるのです。

うん、コンセプトは分かるよ。でもわたしが中国のお偉いさんだったら「ばか!豚の角煮なんかじゃなくて、もっと飾ってかっこいいもの作ってよ!お腹空くじゃない!」って怒っちゃいそうだが、そこはさすが大陸の人は心が広いというか価値観が多様というか、スケールが大きいというか。

まあそんなこんなで興味深い旅でした。食べ物は何でもおいしかったです。