ハロウィンの夜が更けて行く。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

ハロウィン

ハロウィンを分かり易く説明すれば、日本でいうお盆。宗教が変わっても、霊に対する慈しみは変わらない。日本の場合は玄関に砂をまいておくと、帰って来たご先祖さまたちの足跡が残ると言う。まあこれはわたしの住んでいた藤枝の風習だったが。
仏壇のある家は竹を二本用意して飾りを付け、茄子やきゅうりに割り箸を刺して、動物に例える。そしておはぎやら果物、飲み物を供え精霊たちが道に迷わないように迎え火を焚く。
日本は仏教だから見た目はハロウィンと違い地味である。わたしはこのハロウィンが来る度にあの言葉を思い出す。そう「フリーズ」である。今ではパソコン用語にもなり小学生まで知っている英語だが、それを「プリーズ」と聞き間違え、銃で撃たれて死亡した日本人留学生。
住めば都というが、その土地の風習に慣れるまではかなり時間がかかる。たった一言が取り返しのつかぬ事態を招く。これに関しては前回の記事「アルカイダ」にも関連するが、不用意な言葉は慎まなくてはならない。
他所の土地に行くならまず、その土地の習慣をよく学ぶべきである。水が変われば人の考え方も変わる。自分の常識が通用しないことを前もって知っていれば、不慮の事故は防げるのである。