相次ぐ偽装、心擬態。 | プールサイドの人魚姫

プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。

擬態 自然界には敵の眼を欺く為に周りの風景に溶け込んでしまう動物が数多くいる。それは自然がもたらした生存競争の激しい世界を生き抜く為の智恵でもある。
これを人間界に例えると「偽造」「偽装」「改ざん」等といった行為に変化する。消費期限、賞味期限なども曖昧な言葉で、消費者に分かりずらい。これは業者の為のものであって、決して我々消費者への的確なメッセージでは無くなってしまった。
古い物を新しい物として日付を改ざんし、店頭に並べる行為があからさまになって来た異常事態は昨日今日の話しではなく、長い食品関連の伝統の中に悪しき習慣として深く根付いてしまったと思われる。
最近の事例としては、「赤福」「比内地鶏」「御福餅」「船場吉兆」「ニチアス」「ミスタードーナツ」ドッグフード製造の「サンライズ」「給食牛肉偽装」「鹿児島漬物」など、芋づる式に報道されて来るがこれらは氷山の一角に過ぎず、数え上げたら際限なく続くだろう。
最早偽物ばかりがまかり通り、本物を見つける方が困難である。ペット業界にまで及ぶこれらの偽造、偽装は血統書をも改ざんしているかも知れない。貴方のペットが純血種かどうかも怪しくなって来た。
野良犬や野良猫でいる方がよっぽど気楽でよい生活が送れるかも知れない。嘆かわしい時代になってしまったものである。