KAAT神奈芸で宝塚歌劇雪組公演『ハリウッド・ゴシップ』を観る・・・の巻10/13 | 乾パンのブログ

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えっと・・・10/12からの台風19号は私の住む地域にも甚大な被害をもたらしました。

とは言っても私のアパートは全く無傷だったので・・・

そうなるとあれだよな、第三者的な視点にどうしてもなっちゃうんだよなぁあせる

 

 

昨日は朝にちょっと阿武隈川に行ってみようと思い立ち、

安積町の我が家から阿武隈川の左岸に向かいましたが・・・

JR安積永盛駅の西口側が水没してるビックリマーク

 

 

膝丈とは言え、よくぞ氾濫した水の中を歩けるなぁ・・・と感心しました。

茶色い濁流で足下が見えませんから、ちょっとした段差でもつまずいて転んでしまいそうですあせる

 

 

アッチコチの小さな凹地に氾濫が残っていました。

普段は気にならない地形の高低でもこうなるんですねぇ

どの位の水位なのか分かりませんから、車で走るのは危険です・・・

 

実際に郡山の街中では泥の痕跡の残る道路のサグでスタックした車両が多数放置されていました。

ちょっとでも冠水した道路を車で走るのは避けたいですね。

 

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昨日は横浜市横浜中華街近くにある神奈川芸術劇場KAATまで宝塚歌劇雪組公演『ハリウッド・ゴシップ』を観に行きました。

 

朝に郡山を出立致しましてこの劇場に至るまで様々な出来事があったのですが、取りあえず割愛。

鬼怒川・利根川・荒川・江戸川・多摩川と大河川をいつつも渡りましたが、ヤバいほどの水量でしたな。

 

 

神奈芸は3年前のだいもん主演の雪組公演『ドン・ジュアン』以来ですか・・・

あの公演は私が宝塚歌劇を見始めて最も衝撃を感じた作品の一つでした。

私的に生田先生が神となった瞬間でしたな。

もっともっと何回でもリピートしたいと思ったから。

 

に対して、この『ハリウッド・ゴシップ』は・・・

まぁ面白かったけど、1回観れば十分かなはてなマーク

 

田渕先生の作品。

主演は雪組2番手男役彩風咲奈、ヒロインは雪組新進若手娘役の潤花。

 

作品自体は仰々しくなくスモールパッケージな出来映え。

如何にも小劇場向きですね。

 

主人公は映画スターを志すも、無名の役者で売れないエキストラの青年。

その彼がひょんなことでチャンスを掴み大スターへの道を歩き始めるが・・・

 

 

しっかし、この印象的なポスターですがね。

潤花が彩風をピンタする場面はなかった・・・と思う。

(夕べは寝てないんで、少々気が遠くなる瞬間もあったんで見逃したかも・・・ですが。)

 

以下、大いにネタバレ有り・・・ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、主人公の青年コンラッドは大スターへの道を様々な理由から・・・・あれやこれや

いろいろあって・・・精神的に成長していくコンラッド。

 

ハッピーエンドでもバットエンドでもなく・・・

ハーフハッピーエンドと言いますか、スリークォーターハッピーエンドでしょうかはてなマーク

 

主な登場人物が清濁併せ持った人間に描かれています。

皆が野望を持って自分のために生きていますが、それを貫けない、根はいい人、弱い人なんですね。

勧善懲悪ではないので少々あやふやで分かりにくい人物像。

 

その中でヒロイン(若い女優)であるエステラが最も「大人」だったりします。

そこもちょっとなぁ汗

潤花ちゃんに公演のイニシアティブを取れって言うことかぃ。

面白いんだけど、何だかもどかしさも感じてしまう演出でした。

 

でも、現在の宝塚歌劇を取り巻く環境の、ある意味セルフパロディ的展開にニヤニヤべーっだ!

若手発掘のためのオーディションが実は出来レースで当初から結果は分かってるとかね。

 

前の前の月組『エリザベート』でシシィ役のオーディションやって(当時、月組はトップ娘役不在だった)

「シシィに相応しい娘役がいないので、シシィは凪七瑠海に決定しました。」とか。

かちゃに恨みはないけど、無理ありすぎです。

 

ミトさんの「努力なんて無駄よ、上手く立ち回ることが重要」とかもさ。

まぁ舞台って人間の集まりで成り立つのですからその通りなのですが、でもねぇべーっだ!

 

 

今回は三階席でしたが、高くて段差が急なので結構怖いあせる

上手通路際だったのですが、通路のところの転落防止柵が一段高くなっていて

見辛いことこの上なし叫び

 

主人公コンラッドは彩風咲奈

まぁ好青年で、如何にもな彩風あて書きです。

格好良いんですが,いつもながらの演技が薄いんだよなぁ

でも努力しても出来ない人に、何で出来ないんだ!!と文句を言うのは不毛です。

このままトップスターに昇格なんだろうけど、役者としての魅力はちょっと・・・個人的にですが。

 

ヒロインのエステラは潤花

意外とヒロイン気質が高い娘役さんですね。

演技が濃くて押し出しがあるんです。

ダンスも歌も私的に文句なし。

フィナーレデュエダンの顔で踊るスキルも凄い。

彩風にたいして、慕っています尊敬してます愛していますラブラブの表情が素晴らしいんだよなぁ

これはヒロインとして重要なや役目であり、能力だと思います。

 

ジュリー・クロフォードは彩凪翔

高飛車で傲慢な若手スターだと思いきや、実は裏の顔があったと・・・

田渕先生的にもかなり思い入れの役だと感じました。

彩凪もこの難しい二面性を持った役をやり甲斐を持って演じていたと感じます。

人間の二面性なんだよなぁ

強さと弱さ、尊大と卑屈、硬直と脆さ。

2幕では実質主役だったし、W主役的な作品でした。

 

それにしてもよく役者のタイプとと「憑依型」と言われる人がいますが、ホントに役が降りてくるのかなあせる演技と現実が一致というか、区別が付かなくなるってホントにあり得るのかはてなマーク

このようなタイプは精神的に病みやすく、例えばヴィヴィアン・リーがそのような女優だったらしいですが、どうなのかなぁしょぼん

 

役者は精神的に大変な職業だし、いろいろ大変なのでしょうけど。

 

 

つづく・・・