夕べ明け方、寝ていたら右足ふくらはぎが攣りました。
寝ている時に足が攣ると七転八倒しますね
大体、半年に一回ペースで就寝時に足が攣ります。
昨日はきっと疲れていたんだろうなぁ
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昨日の宝塚歌劇雪組KAAT公演『ハリウッド・ゴシップ』感想の続き
アマンダ・マーガレットは専科梨花ますみ
ミトさんって専科に異動してから雪組以外の舞台に出たことあったっけ
往年の大女優でジェリー・クロフォード(彩凪)をツバメして彼を若手スターへと成長させた人物。
しかし、クロフォードに捨てられそうになり・・・その意趣返しでコンラッド(彩風)にてこ入れする。
ミトさんがこれほど大きな役をするのを初めて見ましたよ
1幕は彼女の思い通りに事が運ぶのですが、2幕になっていざクロフォードが蹴落とされそうになると、
突如として崩れ落ちる・・・
実はね・・・という複雑な役です。
伏線ってあったっけ
ハワード・アスターは夏美よう
調子の良い映画会社プロディーサー
軽快な役ではっちさんらしい出来映えでした。
金の匂いのする方にたなびく、ある意味分かりやすい人物像でしたな。
会社を経営する(部下に飯を食わせる)にはこのようなことが必要なんですね。
ダイナーの女主人は早花まこ
この役は人名がないのか
エステラが勤める食堂の店長さん。
一種のコメディリリーフ的役割で印象に残りました。
映画監督ロバート・バークニーは真那春人。
上の立場の人には媚びへつらい、下の立場の人には傲慢で高飛車。
でも、何とか上手い塩梅でカンパニーをまとめようと、立ち回る中間管理職の悲哀を感じました。
マナハルは芸達者ですね。
でも何だっけ月組の『雨に唄えば』で観た蓮つかさの映画監督役を思い出してさ・・・
れんこんの映画監督の方が面白くて印象に残ったなぁ
これは演出の明確さの違いなのかもしれませんが。
愛すみれは時折登場しては幕前で状況説明する狂言回し的な役。
何だか専科の京三紗さんを思い出す演技でした。
いずれは管理職→専科になって欲しい人材だなぁ
コンラッドの役者仲間は、煌羽レオ、縣千、眞ノ宮るいの3人組。
なかなか出番の多い美味しい役割。
この中ではやっぱりカリが最も重要な人物。
ある意味、キーパーソン役です。
ナウオンでカリは「悪気はない、コンラッドのためにやった」と言い訳してましたが確かにね。
(コレ言ったら重大なネタバレだからね)
でも1920年代(日本で言えば大正末期~昭和初期)でアレはまだ無かったと思うよ。
アレの危険性もね。
兎に角、1幕と2幕で登場人物の人格変りすぎ
「良い人」であっても、時には思い上がり増長し、良かれと思った行為が裏目に出ることもありますから
でも分かりづらかったのも確か。
1回観ただけでは伏線は分かりませんでした(伏線・・・あるのかな)
役者さんもだんだんと観る人に分かりやすく演じてくれると信じています。
もしかしたら2回観るべき公演かもしれません
栄光の影にはどす黒い闇も広がっている。
舞台で真ん中に立つためにはその闇も受け止めなければならない。
弱い人間は潰されてしまう・・・
恐らくエンタメ界の裏面を描こうとした田渕先生の野心作なんだと深読みします。
劇中劇として「サロメ」を入れ込む重層構造。
深い意味合いがあるんだと思います。
これが上手く行ったかどうかは別ですが。
きっと1回観ただけでは理解出来ないんだということなんかな。
どうなんだろうなぁ彩風の演技は
単なる未熟な若造とも感じてしまったのですが。
これで正解なのかな
2幕の彩凪は渾身の演技だったと感じました。
ギリギリの状態の追い詰められた人間の転落振りを文字通り遺憾なく演じていたように思いました。
フィナーレになると彩風の格好良さがひときわ目立ちます。
彼女はショースターなんでしょう
彩風・潤花・彩凪のトライアングルも強力ですね。
潤花は彩彩と並んでも引けを取らない娘役さんです。
この度胸と美しさは私的には素敵だなぁ
コンラッド仕事仲間3人組ではカリがセンターでしたが、
フィナーレでは縣千が彩彩に続く3番手男役的立場。
縣は押されてますねぇ
このままだいきほ→咲奈潤花コンビへと順当代替りになるのかな
デュエットダンスで彩風を見つめる潤花の表情が・・・とろけるような視線で観ているこちらが恥ずかしい。
もうちょっと苦労してから組ませた方が良いんだけどね。
どうなりますかね