宝塚大劇場で星組公演『霧深きエルベのほとり』を観る・・・の巻1/13 | 乾パンのブログ

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1月7日が私の仕事始めで、いきなり6連続出勤はなかなかきつかったなぁあせる

その代わり、今日明日と連休を取ることができましたラブラブ

ありがとう、会社音譜

 

と言うわけで・・・今日は福島空港から伊丹に出ますと・・・宝塚市栄町にあります宝塚大劇場まで宝塚歌劇星組公演『霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS エストレージャス~星たち~』を観に行きました。

11時公演。

 

 

ボーイング737の車窓から見た富士山富士山

やっぱし雪は少ないのかなはてなマーク

 

 

今日の宝塚市は汗ばむ陽気でした晴れ

実質真冬日が続く郡山とは大違い・・・

少々驚きました。

 

大劇場は・・・11月10日の雪組『ファントム』以来か・・・

2ヶ月振りですなあせる

 

 

芝居の『霧深きエルベのほとり』は菊田一夫先生の作品。

初演が1963年(昭和三十八年)ですから半世紀以上昔のこと。

 

この古典を「Once upon a time in Takarazuka」と銘打って、

今、宝塚で一番注目の若手演出家である上田久美子先生が潤色・演出ですから、

こりゃちょっとビックリですよね!!

 

私は無論のこと『霧深き~』は初見ですから、どこまでが原作に忠実で、

どこからが上田先生の潤色か皆目分かりませんが、1回観た所感を以下に示します。

 

少々ネタバレあり・・・とはいえ、皆さんも粗筋はご存知ですよねニコニコ

 

 

舞台は19世紀末~20世紀初頭頃はてなマークのドイツハンブルグ。

ビア祭りに沸くハンブルグに貨物船フランクフルト号がやってくると・・・

その船員カールと良いとこのお嬢さんの家出娘マルギットの出会いから別れまでを描いた悲恋物語。

 

宝塚に星の数ほどある悲恋モノ。

今回の2人を引き裂く障害は・・・貧富の差と貴賤の差。

あまりにもオーソドックスで王道ですよね。

でもこれが古典ってヤツなんだろうよ。

 

しかしながら愛情が激しいほど、冷めるのも早いんじゃないのはてなマークと、思わせる顛末ですな。

特にマルギットは・・・

まさに「一夜の夢」的展開ですが、これをここまで描き切るんだから凄いなぁ。

 

主人公カールは思っている事と行動が乖離した「腹芸」を駆使します。

全ては愛するマルギットのため・・・

 

でもそれを「せりふの行間」で示すのではなく、フロリアンやカール自身が

ちゃんと客席に向かって説明するのです。

分かりやすいのですが、少々過剰演出でははてなマーク

 

本来なら口で言わなくても演技で示せば良いんじゃないか!?と思いました。

ある程度は察しがつくし。

これが上田先生の紅に対するあて書きか・・・と少々意地悪にも感じもしましたが。

 

それから芝居のプロローグにミニショーを持ってくるのは、昔はデフォルトだったのかなはてなマーク

植田紳爾特別顧問や柴田先生の古典によくありますよね。

 

 

主人公カール・シュナイダーは紅ゆずる

あらゆる「顔芸」を駆使してカールを演ずる紅さん・・・

これがあて書きってヤツなんだろうなぁ

 

優しいけど皮肉屋でひねくれ者。

つい、自分の本心と違う態度を取ってしまう素直でないヤツ。

でもマルギットに対する愛情は本物だったんだろうなぁ・・・と思わせる紅の演技だったと思います。

但し・・・生粋のお嬢様マルギットと一緒になったら、そりゃ破滅するよな・・・とも感じました。

 

 

ヒロインマルギット・シュラックは綺咲愛里

家出の理由は・・・大時代的ですなぁあせる

こんなことで家出するのかな。

結局、家出という大イベントに自分に酔ってしまってこうなったのかなぁ

 

つい、他人の目を気にして、自分やカールを良く見せたい・・・という心情が働いて、

それがカールを苛立たせる結果となったと。

それが無意識なんだから、やっぱり2人は一緒になったらダメなんだろう。

 

あ-ちゃんのせりふ回しは古臭くて仰々しい口調だったのですが、これは上田先生の指示だろうな。

可愛らしい、でも闇も抱えているご令嬢で、なかなか難しい役に感じました。

あーちゃんは白羽ゆりさんに似ていますね。

 

 

マルギットの婚約者フロリアン・ザイテルは礼真琴。

あまりにも良い奴で泣けてきました。

彼だったら絶対にマルギットを幸せにできるんだけどねぇ

 

んで、カールの「腹芸」説明者でもあり、マルギットの「深層心理」解説者。

便利なヤツよのぉべーっだ!

 

恋のライバルであるカールを徹底的に擁護する立場を取ったのは・・・本人も説明していましたが、

1回観ただけでは私は理解できませんでしたガーン

マルギットの幸せを望んでいると言うよりも、フロリアン自体の何とかかんとか・・・言っていましたがね。

 

 

マルギットの父ヨゼフ・シュラックは専科特出一樹千尋。

独特の存在感と演技をする宝塚の名バイプレーヤー。

この人の演技はマルギットの父という人物に深みを与えていますな。

娘の幸せを望む父親であり、その言動は決して間違ってはいない。

 

ラストにカールと何事か・・・密談しますが。

あのオチはヨゼフとカールがマルギットの幸せを願い談合した、

2人の納得づくの行動だったんじゃないかな、と深読みしたくなります。

 

 

その他

カールの船員仲間トビアスは七海ひろき

今回で退団のカイショック!

快活で優しい仲間という感じでした。

ラストはハッピーで終わるし、これもあて書きなのかな。

 

マルギットの妹シュザンヌは有沙瞳

この程度の令嬢役だったら、くらっちにはお茶の子さいさいだろうよ。

フロリアンに愛の告白をした時はどうなるかと思いました。

幸せになってほしいな・・・

 

ヴェロニカは専科特出英真なおき

星組組長を長らく務めたじゅんこさんだし違和感なしだな。

じゅんこさんは男役もやってなかったっけはてなマーク

 

カールの妹ベティは水乃ゆり

玉子型のお顔で星乃あんりさんを思い出しました。

どこの方言なんだはてなマーク

可愛らしい、目立つ娘役さんです。

そのうち新公ヒロインやるだろうよチョキ

 

カールの元恋人アンゼリカは音波みのり

音波ちゃんってどちらかというと気の強そうな硬質直球派美人。

軟投派カールと付き合っていたとは、なんだか信じられないなぁ

 

 

難しくなく単純だけどよく出来たお話。

ある意味、宝塚初心者向けとも感じましたが、50年以上昔の古典をこれだけ

現代風にアレンジしたんだから、凄いことなんでしょうねぇ

 

それから、ラストのカールの歌はどうしても音痴に聞こえるんだよなぁ

難しい曲なのかなガーン

 

もうちょっと語りたいこともあるのですが、

次は東宝劇場で観劇予定なので、追々と・・・

 

 

ショーの『エストレージャス』は中村A先生の作品。

NHKBSで予習しましたが、やっぱしTVと実際の舞台観劇は違いますね。

 

舞台は力業でたたみかけてきますから、TVほどアラは感じないのです。

トップコンビ以下、よくやってるなぁ・・・と心地良さを感じるのです。

 

まぁポップソング多用の分かりやすいショーですからね。

これを全国ツァーに持ってくるわけだな。

客席降りが2回あって盛り上がったなぁ音譜

私の横には紫りらちゃんが来ましたが・・・舞台ではコロコロした印象ですが、間近でみると華奢ですな。

 

長くなったのでいずれまたノシ・・・ですが、

紅ゆずるってどうしても体形がモッサリした感じでスッキリ感がないのです。

この辺りはどうなのかなぁ叫び

あまり女性のスタイルについて言うのは相応しくないのでこれ以上は言えませんが。

まぁ北翔海莉さんもこんな感じでいたが、男役とはいえ女性だからなぁ

 

あーちゃんは雰囲気重視のショースターですなラブラブ

可愛らしい、とにかく可愛い。

隣で踊るだけで、男役が恰好良く見えるクラッカー

これは天性のスキルかも・・・と思ってしまいます。

デュエットダンスも「雰囲気重視」ですが、これはこれで良いのですグッド!

 

デュエットダンスの影コーラスですが、1人は華鳥礼良っちゃんぽいのですが、

もう1人は誰だろうはてなマーク

上手いなぁ音譜

 

礼真琴っちゃんは孤軍奮闘で「歌のショー」を引っ張ってる感じ。

可愛らしい路線男役さんです。

 

七海かいちゃんは退団ご祝儀ってこともあるんだろうけど、大活躍で目立っていた。

彼女はやっぱりショースターですなぁパー

 

好きな場面はフィナーレ前の娘役群舞の場面。

あーちゃん以下、スリットが深く入ったセクシーなロングドレスで踊る姿は色っぽいドキドキ

こんな場面が増えると良いんだけどね。

ホントだったら、娘役さんのダルマ姿が見たいところではありますがにひひ

 

娘役陣ではトップ娘役あーちゃん以下、2番手くらっちと別格はるこちゃんが立場を分け合っている感じ。

はるこちゃんは美人なんだけど、冷たい感じがするんだよなぁ

もうちょっとニコニコ踊ればいいのになぁ得意げ

くらっちはいつでもニコニコ踊るからな。

 

若手娘役陣では小桜ほのか・桜庭舞・星蘭ひとみ・水乃ゆりが目立っていた感じ。

でも今の星組娘役では白妙なつっちゃん、夢妃杏瑠ちゃんの上級生陣が頑張ってるからなぁべーっだ!

 

 

フィナーレ銀橋並びは下手側から

夢妃-音波-有沙-副長-瀬央-礼-紅-綺咲-七海-柚長-天寿-如月-白妙   

かなはてなマーク

(多少、曖昧ですが)

 

驚いたのは、くらっちが管理職間から外れたこと。

宙組の伶美うららさんが退団されてからくらっちが宝塚5組で唯一の正規2番手娘役で、

フィナーレ銀橋並びでは管理職の内側に入っていました。

 

それがねぇ・・・路線娘役の地位の不安定さを感じます。

くらっちは正直なところ、トップ娘役候補から外れつつあるのかもしれないなガーン

 

 

 

今回のアルコールドリンクですが・・・何やらデカいサーバーがあって何事よ!?

 

 

何だかビールっぽいカクテル800円

氷が入ってないし、飲みごたえあり。

 

ビールよりもアルコール分が濃い感じで酔っぱらっちゃったDASH!

「霧深き~」のビア祭に引っ掛けたアルコールドリンクなんだろうけど、

夏に飲みたいねぇえっ

 

P.S.

 

 

阪急宝塚線の得体の知れないラッピング車両。

 

 

阪急、遂に気が狂ったか叫び