今日は福島空港から朝一のANAで伊丹まで出ますと・・・
宝塚市にある宝塚大劇場まで宝塚歌劇雪組公演『ファントム』を観に行きました。
11時公演。
チケット難極まる公演なのは皆さんご承知だと存じますが、
今回は「非正規的手段」を用いてチケットを確保しました。
なお、今回の遠征を決めたのは夏頃でして、この時はまだ手術も入院も想定外でしたねぇ
私的には『ファントム』はこれで3回目。
初演宙組と蘭寿とむさん蘭乃はなさんコンビの花組再々演は観た記憶があります。
最初宙組公演の時は基礎知識全くない状態での観劇でして、
和央ようかファントムと樹里咲穂キャリエールの例の銀橋シーンで、
劇場中がザワザワとハンカチ片手に号泣される方多数で、非常に驚いた思い出が鮮明です。
やっぱしキャリエールが「美味しい役」となったのは、樹里さんの功績も大きいですねぇ
まぁ以前の観劇した時の詳細な記憶はほとんどないのですが・・・
今回観劇した所感を以下に示します。
先ず第一感は・・・歌えるトップコンビだとストレスを全く感じることなく観劇できるなぁ・・・ってこと。
望海風斗・真彩希帆ですが、この２人がトップコンビとして組んだのは奇跡的に感じちゃったもん。
トップコンビが揃って超絶歌ウマってホント～～～～に奇跡的です。
だいきほデュエット場面では聞いていて鳥肌立っちゃったからなぁ
まさにと言いますか、久しぶりに「歌劇を観た
」ってな心地よさに酔いました。
まだ始まったばかりですが、この2人の素晴らしさを是非とも皆さんにも実感して欲しいなぁ
私の筆力がなくてもどかしいのですが、劇場で感動してしまいました。
何度でも何度でもリピートしたいのですが・・・チケットないもんなぁ
（今回の月組『エリザベート』はまだ未見ですが）大劇場で立ち見まで完売御礼は久しぶりに見ました。
演出的には・・・結構変えていますよねぇ
電飾や映像を多用してよりモダンになっとる感じか
初演の初っ端場面はタキさんカルロッタに脅かされて
地下に探索に出かけた衣装係が
ファントムに殺害される場面からだったと記憶していますが・・・
今回はだいもんファントムとヒラメちゃんが踊ったり、
オペラ座前で彩凪翔シャンドン伯爵がクリスティーヌをスカウトしたり・・・
プロローグの電飾場面も含みよりきらびやかな造り。
初演はオドロオドロしい怪奇譚ってな感じだとしたら、
今回はより人間らしいファントムの「本当の愛を知る」ラブストーリーかなぁ
中村一徳先生もちゃんとあて書きして演出しなおしているんですねぇ
主人公ファントムはトップスターだいもん
押し出しの強い歌を劇場中に響き渡らせる。
凄いとしか言いようがないです。
そうですね・・・より人間らしいファントムに感じました。
ファントムはマザコンなんですねぇ
初めて「人を愛すること」に目覚めたときの希望と熱情。
それを失った時の絶望と自暴自棄。
歌える人だからこその演技ですね、こりゃ。
ヒロインクリスティーヌは真彩希帆
痺れるほどの心地よい歌声を思う存分歌い上げる・・・まさに適材適所としか言いようがない。
最初の歌声とファントムからレッスンを受けた後の歌声を変えているんですねぇ
演出家のリクエストかな
圧倒的な歌唱力、まさに天使の娘役ですわ。
可愛くてこれほど歌える人だったとはなぁ
キャリエールは２番手彩風咲奈
今回の『ファントム』のキーパーソンだと思っていましたが・・・予想以上によくやってたなぁ
歌も申し分ない感じ。
だいきほ相手によく頑張ってたなぁ
とは言えねぇ・・・彩凪シャンドン伯爵と逆の配役でも良かったような・・・
と感じてしまったのも事実です。
シャンドン伯爵は彩凪翔
活舌良くて独特のせりふ回しでの演技する人。
快活なシャンドンを（若くてモテるパトロン役を）分かりやすく演技していたと感じました。
彩凪は今の雪組には欠かせない人ですねぇ
キャリエール役も観たかったなぁ
そう言えば、初演のシャンドンは安蘭けいさんだったような・・・
星組から特出だったっけ
アラン・ショレは朝美絢
太ってアゴヒゲのコミカルキャラのショレをあーさは楽しげ演じていました。
こういうキャラはバリバリ路線にはなかなか巡ってこないし、御本人さんも勉強になるのでは
印象に残る役作りですなぁ
カルロッタは舞咲りん
ヒメちゃんにとっては本公演では一世一代の大役かもしんねぇなぁ
私的には少々やり過ぎに感じました。
バランスが難しいか
ベラドーヴァは朝月希和
歌唱力的には・・・う～ん
雪組路線娘役ってトップ娘役以外に「歌える人」はいないんかい
若き日のキャリエールは永久輝せあ
なんだか貴公子然とした端正過ぎて面白みのない役が巡ってくるようになったなぁ・・・ひとこは。
あーさに「面白みのある役」が巡ってくるのと対照的になってきてる感じ。
月組ありと同じく、少々足踏みかね
煌羽レオの方がひとこよりも目立って（頑張って）いたような・・・
シャンドン伯爵の恋人ソレリは彩みちる。
まぁ可愛らしい（宝塚の路線娘役らしい）令嬢役ですね。
それだけ・・・
『ファントム』って路線娘役に割り振る役はないんだね。
綺麗な令嬢陣では、彩・ひらめ・妃華ゆきの・星南のぞみ・野々花ひまり・潤花の6人が目立つ扱い。
フィナーレでも銀橋に出ていたし。
ゆきのちゃんが活躍している姿を見るのは嬉しいものです。
その他では優美せりなちゃんも可愛らしいなぁ
ファントム従者は6人と少数精鋭でしたが、娘役もあゆみさんとひーこが混じって大活躍。
この2人のダンスは娘役陣では別格ですからねぇ
フィナーレ構成は・・・1本物ミュージカルでお馴染みの「イケコ様式」とはちょっと違いますね。
少々長めのフィナーレで見応えありました。
トップ娘役（真彩）にも１曲歌わせるとは、娘役にも優しいのか
ミト組長とたっちーも銀橋でちょっと歌ってたような・・・
これも異動や退団の「配慮」なんすかね
フィナーレ銀橋並びは、下手側から多分・・・
千風－早花－副長－永久輝－朝美－彩風－望海－真彩－彩凪－組長－舞咲－沙月－透真
雪組って路線娘役は揃ってきた感があるけど、これぞ
という2番手娘役格は不在ですなぁ
あ～・・・それから、11時公演は花組の柚香光・水美舞斗・真鳳つぐみちゃんの95期トリオが御観劇
拍手が起こってました
上手側通路近くの私のすぐ側を通りましたが、マイティーって意外と華奢なボディで意外でした。
舞台上で見るマイティーは筋骨隆々ってなイメージでしたからね
所感が長くなったのでとりあえず六段目。
今回のアルコールドリンク８００円
苦みのある薬草っぽい味わいのシロップの入ったカクテル
味は正直、う～～ん
大阪モノレールって阪急カラーの外に京急カラーもあるんだね
なかなかやるじゃん、GJ
P.S.
皆様のブログを拝観致しましたら・・・・
星組前トップスターの北翔海莉さんが御結婚ですか。
おめでとうございます
トップスターだと誰以来よ
正直驚きました