NHKBSでドラマ「獄門島」を見る・・・の巻 | 乾パンのブログ

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お正月の2日にNHKBSでいわゆる金田一耕助モノの探偵物ドラマ「獄門島」をやっていたので

HDDに保存して見ております目

2016年11月に放送されたモノの再放送。

 

しかしながら金田一モノって定期的にTVドラマ化されますね。

恐らく明智小五郎モノよりも頻度は高いと察します。

 

 

この「獄門島」の金田一耕助は・・・長谷川博己さんグッド!

これが凄く良いのですよ・・・惚れちゃいましたラブラブ

 

私的に金田一と言えば・・・角川映画版の石坂浩二さんやTVドラマの古谷一行さんです。

身なりは構わず知的で飄々とした人の良い好人物・・・というイメージ。

 

 

しかしながら・・・長谷川金田一は・・・狂気の金田一耕助でした。

南方戦線で生死の境を彷徨い、PTSD(戦争神経症)を患い日本に帰還した金田一・・・

 

そうそう、石坂浩二版「獄門島」は南方からの復員船で鬼頭千万太の死を看取ったのは

金田一の友人の雨宮という人物。

それが雨宮が病気のためにその代理として獄門島に行ったのが金田一という粗筋でした。

要するに金田一はこの事件に関して、完全に第三者であり部外者だったんですビックリマーク

 

それがこのドラマでは(原作通りに)実際に千万太の無念の死を看取ったのは金田一耕助。

と言うわけで、金田一自身がこのドラマの当事者の1人なんですねぇ

 

 

度重なる連続殺人の末に金田一は気がつきます。

獄門島の人たちは皆キチガイだと・・・

 

でも金田一自身がキチガイなわけで、キチガイがキチガイだと判断した場合、

ホントにキチガイはキチガイなのか叫び

まさに不条理に私は感じてしまいました。

 

 

で・・・クライマックスは金田一が了然和尚を追い詰め死に至らしめる場面。

 

 

常軌を逸している金田一・・・

 

 

無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ無意味ぃ・・・

 

やっぱり金田一耕助ってイメージが固まっているから、

どうしても新たに描こうとすると二番煎じになっちまいます。

 

でもこの長谷川金田一は斬新で良いね。

と言いますか良い悪いは別として、一本スジが通った脚本演出の意思を感じるのが素晴らしいのです。

再演って新たな冒険をしないと前進する可能性はないですからね。

 

この金田一は賛否両論のようですが私は好きです恋の矢

 

 

でだ・・・ヒロインの鬼頭早苗は仲里依紗さん。

石坂浩二金田一では早苗は大原麗子さんでしたからねぇ

大原さんはゴージャスな美人さんでしたラブラブ

 

この仲さんの早苗は貧相なお顔立ちと肢体、眉間に皺を寄せて苛立たしげに言葉を吐き捨てる。

情緒不安定な早苗さん・・・

彼女もまた狂気に捕らわれている1人なんだろうなぁってことが分かるキャラだと私は感じました。

 

素晴らしい音譜

 

このドラマの撮影は佐渡島で撮ったそうですが・・・

 

 

このシーンではジェットスキーに乗っている人がバッチリ写っています。

偶々映り込んでしまったんだなぁニコニコ