仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(ネタバレ)

仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)

三角絞めでつかまえて-オーズ&W

2010/日本 上映時間100分
監督:田崎竜太
脚本:三条陸、井上敏樹
出演:桐山漣、菅田将暉、山本ひかる、吉川晃司、木ノ本嶺浩、山本太郎、渡部秀、三浦涼介、高田里穂、大口兼悟
(あらすじ)
戦いに巻き込まれた翔太郎(桐山漣)、フィリップ(菅田将暉)、亜樹子(山本ひかる)は、鳴海荘吉(吉川晃司)が仮面ライダースカルになった謎を知ることとなる(『仮面ライダーダブル feat.スカル』)。織田信長のミイラから生まれ変わった人造人間ノブナガ(大口兼悟)を、映司(渡辺秀)が世話することになり……(『仮面ライダーオーズ ノブナガの野望』)。歴代仮面ライダーの記憶を利用した仮面ライダーコアの力を制止するため、ダブルライダーが地球の核へと向かう(『MOVIE大戦CORE』)。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




48点


ちくしょう、期待しすぎました。日曜日に新宿バルト9で観てきたんですけどね…。


入場者特典のガンバライドカード。使い途はないんですが、ちょっとうれしい。
三角絞めでつかまえて-ガンバライドカード


夏のWの映画超良かったじゃないですか。だからね、期待値が上がっちゃってたんですよね…。なんかスゲー去年の冬のライダー映画っぽいと思ってたら、手掛けたのが同じ田崎竜太監督ということだからなのかは分かりませんが、「のパートはまぁまぁ面白いけど、オーズのパートと最後のMOVIE大戦は…」って感じもソックリでした。ただ、去年のMOVIE大戦の時は電波人間タックルのこともあって激怒しましたけど、腹立つ要素はそんなになかったです。

まず、最初は東映の三角マークから「仮面ライダースカル メッセージforダブル」が始まって、仮面ライダースカルの誕生譚が描かれて、その次にまた東映の三角マークから「仮面ライダーオーズ ノブナガの欲望」という微妙な感じの話が展開されて、最後はまたまた東映の三角マークから「MOVIE大戦CORE」が始まってました。正直、この演出自体、昨年で飽きたので非常にどうでも良い感じだったんですが…。って、さっきから愚痴っぽくて申し訳ありませんが、各パートごとに<好きなところ><イヤなところ>を個条書きしてみますね。


「仮面ライダースカル メッセージforダブル」

<好きなところ>
鳴海荘吉を演じた吉川晃司さんはアクションも含めてイイ感じ。相変わらずカッコ良いよぅ(;´Д`)ハァハァ
翔太郎と幼なじみの津村真里奈が出てきたのは好きな演出(あの場所にいる意味は不明だけど
鳴海荘吉とシュラウドが幼馴染という設定、無理を感じなくもないけど、イイネ!
スパイダー・ドーパントとバット・ドーパントという1号オマージュ的なチョイスも、まぁ、良し
マツ(山本太郎)が人物相関図を作ったシーン、どうでも良い感じはあるけど、嫌いじゃない
「マツがスパイダー・ドーパントだった!」って展開は予想できたけど、悪くないと思う
スパイダー・ドーパントの非情さ&能力は結構好き。あの大量爆殺にはビックリ!
「お前は超えてはいけない一線を越えた」という台詞に燃え&萌え
「オレは自分の罪を数えたぜ…」→「お前の罪を数えろ」→キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
“愛する者を爆殺してしまう能力”が残ってしまった→自分の娘に触れられない→・°・(ノД`)・°・

<イヤなところ>
メリッサ(山本ひかるさんが二役)のステージのチープさ(仕方ないとも思うけど…)
バット・ドーパントの機械を操る能力って、コウモリと関係なさすぎじゃね?
ショベルカーに押し潰されそうになっている時に娘と長電話するのはさすがに変
最後のスカルの必殺技、嫌いじゃないけど、もっと肉弾的な感じが良かったなぁ
スパイダー・ドーパントが死んでもその能力だけ残るのは、の世界観的に不自然な気がしなくもない



基本的に文句は少ないんですけど、「ビギンズナイト」が翔太郎の話で、「AtoZ」がフィリップの話だったから、今回の映画が鳴海親子の話になるのは全然良いんですけど、自身の出番がメチャメチャ少なくて、そこはかなり残念だったかなぁ。あと、これはライダー映画の宿命というか、仕方ないんですけど、ドラマの展開がやっぱり駆け足な感じというか。僕的には「仮面ライダースカル メッセージforダブル」だけをオリジナルビデオとかでジックリ描いてほしかったと強く思いました。では、次はオーズのパートを書きますね↓


「仮面ライダーオーズ ノブナガの欲望」

<好きなところ>
ストーリー自体はよく考えてみるとそんなに悪くないと思う
泉比奈役の高田里穂さんのウェディングドレス姿が可愛かったよぅ(;´Д`)ハァハァ
オーズ変身時の串田アキラさんの発声と歌
仮面ライダーバース、結構好きなデザインでした



仮面ライダーバース。ガチャガチャ風のギミックも好き。
三角絞めでつかまえて-仮面ライダーバース


<イヤなところ>
鴻上ファウンデーション、自分たちが作った人造人間が逃げちゃったんだから放置すんな
比奈のバイト代を勝手に奪って、お金に困ってる人たちに配るって全然良いことじゃないと思う
「ノブナガ」って名前を聞いて「まさかね…」って反応はないだろ(まぁ、本人のクローンなんですが)
映司とノブナガの友情描写が少なすぎ
バレリーナ、文句を言うならオーディションに来んな
ノブナガの「自分を殺した武将の末裔たちの殺害」と「欲望の追求」という目的がイマイチ伝わりにくい
どう考えてもアンクの本体が出なさすぎ!(スケジュールが合わなかったの?)
ノブナガが仮面ライダーバースに変身する必要、あった?
クライマックスの戦闘中にバレリーナの映像を被せるのは良くない演出だと思いました。
で、結局、鴻上ファウンデーションは何がしたかったの?


いや、まだテレビでやってたら目をつむれる感じではあるんですけど、ちょっと酷いと思いました。全体的に適当というか。例えば、「車に体を挟まれた人→救助されるとダッシュで逃げる」って描写の後に「バレリーナが壁の破片に足を挟まれる→大ケガ」っていう展開になっても別に良いけどさ、もう少し丁寧に考えてほしいじゃないですか。あのお揃いのパンツも何かの伏線になるかと思ってたのに、まるでそんなことなかったし…。アンクも全然出てこないし(大事な相棒なのに…)、テレビのオーズ自体は嫌いじゃないだけに、本当にガッカリしましたね。で、最後の個条書きですが↓


「MOVIE大戦CORE」

<好きなところ>
仮面ライダーアクセルの活躍が久しぶりに見られた
そして、転んだ時に山本ひかるさんのパンツも見られた (・∀・)
のサイクロンジョーカーゴールドエクストリーム(CJGX)も久しぶりに見られた
タカ+クジャク+コンドルのタジャドルコンボも結構好きな感じでした



CJGXって超カッコイイよね! これもほしかったなぁ…。
三角絞めでつかまえて-サイクロンジョーカー

タジャドルの画像があまりなかったので、これを。映画では派手で良い感じでしたよ。
三角絞めでつかまえて-タジャドル


<イヤなところ>
仮面ライダーコアって結局なんだったんだよ!
「過去のライダーの記憶」って、話の流れを考えるとその記憶はスカルだけしかないんじゃないの?
プテラノドンヤミーを作った新キャラ・ギルは、少しでも良いから画面に出すべきだったと思う
そもそもギルの目的は何だったの?
つーか、“メモリーのガイアメモリ”って誰がどういう目的で作った&撒いたの?
CJGXは好きだけど、安売りすんな
結局、後藤(君嶋麻耶)が仮面ライダーバースに変身するなら、最初からそうすれば良かったのに…



「お祭りだから、いんだよ細けえ事は」ってことなんでしょうけど、それにしても今回起きた事件の黒幕とか目的とか最後の敵とかがボンヤリしすぎてて、全然、心に火が点かなくて…。いや、僕だって仮面ライダーたちのバトルっぷりを観ているだけで満足するところもあるし、そもそもライダー映画ってそんなに出来が良いものでもなかったから、あまり叩くのも大人げないんですけど…。やっぱり夏の映画が良すぎたから期待しちゃったんだよなぁ…。

正直、「“MOVIE大戦”という形式じゃなくて独立した作品の2本立てだったら、もっと良くなったかも」とか思ったりするんですが、スポンサーの意向とかもあるし、いろいろ詰め込まなくちゃいけなかったみたいだから、仕方ない。仕方ないんです! ただ、エンドロール後、「春に電王をメインとした仮面ライダー生誕40周年記念映画をやる」というCMが流れてましたけど…なんか気分が萎えてたので、あまり観に行く気持ちにはなれませんでした。

そんなワケで、ライダーが好きな人なら楽しめなくはないんですけど、積極的にオススメできる感じでもないというか。もし観に行くんだったら、夏の映画のことは脳から消去してから観た方が良いと思いますよ~。




田崎竜太監督作。のパートだけ分けてくれれば買うのになぁ…。僕の感想はこんな感じ。
三角絞めでつかまえて-ムービー大戦2010
仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイドMOVIE大戦2010 ディレクターズカット版[DVD]


ライダー映画史上、最も燃えた作品かも。僕の感想はこんな感じ。
三角絞めでつかまえて-ATOZ
仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ コレクターズパック【DVD】